昭和27年1952年生まれの俳人、正木ゆう子の「猫のためいき 鵜の寝言 十七音の内と外」を読んだ。平成30年2018年10月刊行。生まれ故郷の熊本を始め、九州を拠点に発行されている西日本新聞に平成30年5月から7月まで平日の週5回の10週連載された、計50のエッセイだ。
毎回、正木の俳句がある。たった一度すれ違った人、一羽の鳥、過ぎ去った思い。わずかなそれらを俳句とともに書き留めてみたいという。普通なら素通りするような何でもないことを言葉にするのが俳句ならば、短いエッセイでも、誰にも起こっている普通のことを掬いあげて書くのだと。
故郷熊本や住まいの埼玉の大宮、そして、出かけた各地での出来事、そして、それにまつわる思いを読み進める。そして最後に詠まれる50の俳句。その背景を楽しみながら、また、読み返す。
毎回、正木の俳句がある。たった一度すれ違った人、一羽の鳥、過ぎ去った思い。わずかなそれらを俳句とともに書き留めてみたいという。普通なら素通りするような何でもないことを言葉にするのが俳句ならば、短いエッセイでも、誰にも起こっている普通のことを掬いあげて書くのだと。
故郷熊本や住まいの埼玉の大宮、そして、出かけた各地での出来事、そして、それにまつわる思いを読み進める。そして最後に詠まれる50の俳句。その背景を楽しみながら、また、読み返す。