身体論を研究している伊藤亜紗の「どもる体」を読んだ。2018年6月発刊。
「しゃべる」と言う動作を普段何気なく行っている。しかし、この言葉がしっくりと出ない人がいる。吃音、どもる状態を筆者は「体のコントロールが外れた状態」であるとした。吃音には2つのパターンがあり、連続して出る、バグル状態と、言葉が出ない状態、フリーズする状態の2つだと。これらは自分の思い通りにならない状態だ。これは困る。自分のものであって自分のものではないのだから。
吃音の持ち主は意外と多い。田中角栄、マリリン。モンローを始め、文学者にも多い。統計的には吃音は100人に1人の障害と言われている。しかし、工夫によってどもりを回避しているひともいると思われ、実数は多いのでは。幼少期は20人に一人がどもりを抱えているが3年たつと7割がどもらなくなる。日本は吃音治療大国だった。
吃音障害は、症状の個人差が非常に大きい。治療方法も原因がわからない。過去には発語・呼吸器、利き手矯正、心理的原因説あり。
内容は、どもる体を分析、連発と難発を当事者にも聞きながら分析、難発回避の言い換え、コントロール手法のノると乗っとられる
どもるということは、発声器官のモーフィング(形を変えていくこと)に関係している。
一語だとどもらない。言葉を一語ずつ切るとどもらない。言いにくいパターンは変動する。
連発は、タガが外れた状態。難発は、言おうとしても言えない、緊張して体が受け付けなくなる。
独りごとだとどもらない。
吃音は予兆がある。来る来るっていう感じ。言い換えは、左へ右へ避けられる。そこで余裕が持てる。
歌うときはどもらないのはリズムの力。人前で話すのにどもらないのは演技の力。しかし、ノリ続けることはできない。
えーっと、うーんで波づくり。手や上体の動きの随伴運動もあり。
私の体を私でないものに奪われる苦痛と不安がある。そこで、原稿を読むのではなく、話の枠組み、話の流れだけを作り、考えながら話す。余地を残すことの大切さ。
連発を現象として眺め、コントロールしようという意識から脱し、乗っ取られている状態から決別する人もいる。
吃音と付き合うことは、体が異質なものを自分の一部にしていくプロセスだ。吃音という謎と共にいきるということ。体のおもしろさがある。
吃音という症状や付き合い方は人それぞれ。これといったタイプはない。多くの吃音者へのインタビューを通し、吃音は謎だと断じ、吃音と体がどう付き合うかを身体論を基軸に解説した一冊。
「しゃべる」と言う動作を普段何気なく行っている。しかし、この言葉がしっくりと出ない人がいる。吃音、どもる状態を筆者は「体のコントロールが外れた状態」であるとした。吃音には2つのパターンがあり、連続して出る、バグル状態と、言葉が出ない状態、フリーズする状態の2つだと。これらは自分の思い通りにならない状態だ。これは困る。自分のものであって自分のものではないのだから。
吃音の持ち主は意外と多い。田中角栄、マリリン。モンローを始め、文学者にも多い。統計的には吃音は100人に1人の障害と言われている。しかし、工夫によってどもりを回避しているひともいると思われ、実数は多いのでは。幼少期は20人に一人がどもりを抱えているが3年たつと7割がどもらなくなる。日本は吃音治療大国だった。
吃音障害は、症状の個人差が非常に大きい。治療方法も原因がわからない。過去には発語・呼吸器、利き手矯正、心理的原因説あり。
内容は、どもる体を分析、連発と難発を当事者にも聞きながら分析、難発回避の言い換え、コントロール手法のノると乗っとられる
どもるということは、発声器官のモーフィング(形を変えていくこと)に関係している。
一語だとどもらない。言葉を一語ずつ切るとどもらない。言いにくいパターンは変動する。
連発は、タガが外れた状態。難発は、言おうとしても言えない、緊張して体が受け付けなくなる。
独りごとだとどもらない。
吃音は予兆がある。来る来るっていう感じ。言い換えは、左へ右へ避けられる。そこで余裕が持てる。
歌うときはどもらないのはリズムの力。人前で話すのにどもらないのは演技の力。しかし、ノリ続けることはできない。
えーっと、うーんで波づくり。手や上体の動きの随伴運動もあり。
私の体を私でないものに奪われる苦痛と不安がある。そこで、原稿を読むのではなく、話の枠組み、話の流れだけを作り、考えながら話す。余地を残すことの大切さ。
連発を現象として眺め、コントロールしようという意識から脱し、乗っ取られている状態から決別する人もいる。
吃音と付き合うことは、体が異質なものを自分の一部にしていくプロセスだ。吃音という謎と共にいきるということ。体のおもしろさがある。
吃音という症状や付き合い方は人それぞれ。これといったタイプはない。多くの吃音者へのインタビューを通し、吃音は謎だと断じ、吃音と体がどう付き合うかを身体論を基軸に解説した一冊。