パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

さすらいの仏教語

2014-08-13 | book
お盆を迎えます。何気ない普段の言葉に秘められた真実。その変遷を仏教の教えと今の使い方,そして,最後に著者のコメントで占める88の言葉。
「さすらいの仏教語」は1956年昭和31年生まれの芥川賞作家,玄侑宗久が新書版で,今年の2014年1月に出した。

仏教の言葉は,インドで生まれ,中国・韓国,日本と伝えられ,日本でその歴史を重ねてきた。そのへだたりに驚いた著者が,見開き2ページごとに綴る。

獅子身中の虫,莫迦,ホラ吹き,魔羅,どっこいしょ,皮肉,貧者の一燈,観念,娑婆,退屈,
大丈夫,分別,餓鬼,素性,阿弥陀クジ,油断,うろうろ,ないしょ,工夫,がたぴし,めっぽう,ふしだら,
ご開帳,祇園,三千大千世界,女郎,お陀仏,砂糖,台無し,つっけんどん,爪弾き,あまのじゃく,けげん,
おっくう,説教,袈裟,利益,藪と野暮,ゴタゴタ,ご馳走,出世,自由,一大事,老婆心,おぼん,彼岸,玄関,
玄関,後生と一蓮托生,えたい,微塵,金輪際,有頂天,奈落,功徳,冥利,愚痴,閻魔,般若,微妙,
檀那と坊主,言語道断と自業自得,上品,実際,権化,極微,念仏,挨拶,講堂,伽藍,邪見,徹底,
啖呵,中有,瓦,閼伽,補陀落,南無,七難,荼毘,聖,道場,塔婆,無念,露地,愛嬌,方丈,菩提

これらはすべて,もとの意味と異なる使われ方をしているという事。摩訶不思議。

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