「近代日本漫画百選」は,岩波文庫,清水勲編の1997年2月刊行。題名の通り,100の漫画の解説で構成され,見開きの右ページに漫画,その左ページに解説がある。
どこから読んでも面白いのだが,歴史をたどれば,図1の葛飾北斎の「くそ別所」からだろう。清水は,全編を諷刺画という側面から列挙する。
最後の図99が長谷川町子のサザエさん
100が手塚治虫だ。
江戸,明治,大正,昭和と時代は移り変わっても,漫画は社会に向き合い,メッセージを発し続けている。しかし,これほどの作品を集め,その時代背景,漫画に込められた意図をきちんと整理する能力と努力に脱帽だ。巻末に諷刺画の系譜,年表も。
どこから読んでも面白いのだが,歴史をたどれば,図1の葛飾北斎の「くそ別所」からだろう。清水は,全編を諷刺画という側面から列挙する。
最後の図99が長谷川町子のサザエさん
100が手塚治虫だ。
江戸,明治,大正,昭和と時代は移り変わっても,漫画は社会に向き合い,メッセージを発し続けている。しかし,これほどの作品を集め,その時代背景,漫画に込められた意図をきちんと整理する能力と努力に脱帽だ。巻末に諷刺画の系譜,年表も。