古墳の話(小林行雄著)

2014-12-25 00:00:53 | 書評
kofun古墳時代と呼ばれる時代については、今もって謎がいっぱいだ。弥生時代の終末が邪馬台国の卑弥呼のあたりで、その後、統一王朝が完成するまでの、もっとも重要な期間が、ぼんやりとしかわからない。神話の世界のようで、一方、朝鮮半島と日本との関係は、ある程度記録が残っている。

そして、日本に多数残っている古墳について、調べることにより、古墳時代についてわかっていくそうだ。前期のうちは、わりと簡単に古墳ができていたそうだ。しかし、徐々に大型化するようになり、また誰でも古墳を作っているわけじゃなくなる。天皇家専用へ。

そして、多くの古墳はその主がわからなくなっているのだが、古墳の主のことを毎年御まつりしていれば、わからなくなることはありえないのだから、つまり、途中で何らかの事情があったのだろう。

実は、現首相の家系である「安倍家」だが、山口の地元に古墳クラスの墳墓があるそうだ。