名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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中日本高速の社員逮捕は脱税容疑なのか?

2011-10-28 12:53:57 | Weblog
2011.10.28(金)
 建設中の新東名高速(第二東名)の用地交渉を巡り、交渉相手の砕石会社から受け取った資金を所得として申告せず、約9020万円を脱税したとして名古屋地検特捜部は、中日本高速の社員山田真己容疑者(42)を所得税法違反容疑で逮捕したとメディアが一斉に報じている。
 地検の発表によると、山田容疑者は2009年までの2年間に、豊川市の砕石会社「音羽開発」から提供された約2億4670万円の所得を隠し、9020万円を脱税したという。
 報道によると、中日本高速は2005年12月、新東名高速の建設用地として、音羽開発が所有する豊川市内の採石場などの土地約14万平方メートルの所有権や砕石権などを約70億円で購入した。音羽開発は新たな採石場を希望していたので、同社との交渉担当だった山田容疑者から「採石場を移転するためには、移転先の測量費が必要だ」と持ちかけられ、06年2月頃から山田容疑者が指定した豊橋市内の測量会社の口座に、測量費などの名目で毎月1000万円前後を振り込むようになったという。
 振込みの指示は昨年11月頃まで続き、音羽開発は計約4億2000万円を振り込み、このうち、3億数千万円が山田容疑者に渡っていたという。山田容疑者はその多くを競艇につぎ込んでいたとされる。
 これが報道されている脱税容疑の概要だが、果たして脱税事件と言えるのでものあろうか。
山田容疑者が音羽開発から得た金は山田容疑者の所得だとされているが、これが分からない。どう考えても高額な用地売却費を得るための音羽開発の賄賂であり、山田容疑者はそれを受け取った収賄容疑である。 
 この経過からして山田容疑者がこれほど高額な所得を得る理由はどこにもない。測量費などといっているが、仮に測量が必要で実際に測量が行われ、支払われるべき測量会社への所要額を山田容疑者がネコババしたというのなら、それは詐欺罪ではないか。
 捜査の途中として検察がまだ隠しているところがあれば別だが、こんな理由での脱税容疑は不可解である。 

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