2017.7.28(木)
7月26日午前2時45分ごろ、神奈川県相模原市の知的障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせるという凶悪な事件が発生した。
犯人は現場近くに住むその施設の元職員植松聖(さとし)容疑者(26歳)で、午前3時過ぎに津久井警察署に出頭したところを逮捕したという。
津久井やまゆり園は1964年2月、神奈川県が直営施設として開設し、2005年4月から社会福祉法人かながわ共同会が指定管理者となって運営している。定員は160人で、長期入所施設のほか短期入所や日中の生活介護、グループホームやディサービスも有している。職員数は164人と大規模であり、当日は警備員一人と8人の夜勤職員がいた。
報道によると死亡者は19歳から70歳で男性9人、女性10人。重傷者のうち4人は意識不明の重体という。
犠牲者19人は、平成以降の殺人事件では最多の死者数で、戦後としても最悪の被害とみられる。殺害方法もナイフで頸動脈を切るなど残虐な方法で行っており、短時間で大勢の入所者を切り付けた。
容疑者は2012年12月に採用され、今年2月に自己都合で退職した。その頃彼は大島理森衆院議長を訪れ、入所者の殺害を示唆する記名入りの手紙を渡そうとしていたことも明らかになった。そこには要旨次のようなことを書いている。
○私は障がい者総数470人を抹殺できる。私の目標は障がい者が保護者の同意を得て安楽死できる世界だ。
○職員の少ない夜勤に決行する。障がい者が多く在籍している園を標的とする。
○職員は傷つけず速やかに作戦を実行し、抹殺した後は自首する。
そして取り調べの中でも、障がい者は「生きている値打ちのない人間だ」などの趣旨の供述をしているという。
恐ろしいというか、信じられないというか、狂っているというか、常人ではありえない発想である。今日の報道では、こうした考えは在職中から周りに語っていたというから驚きだ。
それにしても障がい者の人たちへ与える衝撃は計り知れない。事件が連鎖しないことを祈るばかりである。社会はすべての人が平等であり対等であり、弱い人は守られなければならないことでつながっていることの共通認識が改めて求められなければならない。
7月26日午前2時45分ごろ、神奈川県相模原市の知的障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせるという凶悪な事件が発生した。
犯人は現場近くに住むその施設の元職員植松聖(さとし)容疑者(26歳)で、午前3時過ぎに津久井警察署に出頭したところを逮捕したという。
津久井やまゆり園は1964年2月、神奈川県が直営施設として開設し、2005年4月から社会福祉法人かながわ共同会が指定管理者となって運営している。定員は160人で、長期入所施設のほか短期入所や日中の生活介護、グループホームやディサービスも有している。職員数は164人と大規模であり、当日は警備員一人と8人の夜勤職員がいた。
報道によると死亡者は19歳から70歳で男性9人、女性10人。重傷者のうち4人は意識不明の重体という。
犠牲者19人は、平成以降の殺人事件では最多の死者数で、戦後としても最悪の被害とみられる。殺害方法もナイフで頸動脈を切るなど残虐な方法で行っており、短時間で大勢の入所者を切り付けた。
容疑者は2012年12月に採用され、今年2月に自己都合で退職した。その頃彼は大島理森衆院議長を訪れ、入所者の殺害を示唆する記名入りの手紙を渡そうとしていたことも明らかになった。そこには要旨次のようなことを書いている。
○私は障がい者総数470人を抹殺できる。私の目標は障がい者が保護者の同意を得て安楽死できる世界だ。
○職員の少ない夜勤に決行する。障がい者が多く在籍している園を標的とする。
○職員は傷つけず速やかに作戦を実行し、抹殺した後は自首する。
そして取り調べの中でも、障がい者は「生きている値打ちのない人間だ」などの趣旨の供述をしているという。
恐ろしいというか、信じられないというか、狂っているというか、常人ではありえない発想である。今日の報道では、こうした考えは在職中から周りに語っていたというから驚きだ。
それにしても障がい者の人たちへ与える衝撃は計り知れない。事件が連鎖しないことを祈るばかりである。社会はすべての人が平等であり対等であり、弱い人は守られなければならないことでつながっていることの共通認識が改めて求められなければならない。