名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

今年のサラリーマン川柳入選作発表

2021-01-29 17:07:32 | Weblog
2021.1.28(木)
 第一生命保険会社は恒例のサラリーマン川柳の入選作100句を発表した。応募があった62,542句から選出したが、これからインターネットなどで人気投票を実施し、5月下旬にベストテンを発表する。発表された100句のうちの10句は次のとおり(1月28日中日聞朝刊から)。
〇コロナ禍が 程よく上司を ディスタンス
〇会社へは 来るなと上司 行けと妻
〇はんこレス 上司の仕事 吹き飛んだ
〇激論も パジャマ姿の 下半身
〇リモートで ミュート忘れて 愚痴バレる
〇自粛中 見えた夫の 定年後
〇テレワーク いつもと違う 父を知る
〇いつだろう 同期の素顔 見れるのは
〇出勤が 運動だったと 気付く腹
〇我が部署は 次世代おらず 5次爺(ファイブジィ)

“withコロナ時代”に「テレワーク」が加速。新型コロナウイルスの世界的流行をきっかけに、感染拡大防止の観点からテレワークを導入する企業が増加した。サラ川優秀100句にも「テレワーク」をテーマに詠んだ作品が多数入選。突然の働き方の変化に戸惑いつつも、奮闘するサラリーマンの想いを巧みに表現した作品が数多く寄せられた。また、厚生労働省のテレワーク実施率の調査によると、2020年4月の緊急事態宣言発令後はテレワークを導入する企業が倍以上に増加しているという(第一生命評)。

 なお応募があった62,542句から入選した100句について、インターネットなどで人気投票を実施し、5月下旬にベストテンを発表する段取りである。

米バイデン大統領就任

2021-01-22 13:22:32 | Weblog
2021.1.22(金)
 米大統領選で勝利した民主党のジョー・バイデン氏(78)が20日正午(日本時間21日午前2時)、ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓し、第四十六代大統領に就任した。バイデン氏はオバマ政権下で8年間副大統領を務めたベテランで、米史上最高齢の大統領となった。
 カマラ・ハリス氏(56)も就任宣誓し、女性、黒人、アジア系として米史上初の副大統領となった。
バイデン氏は、
 1)トランプ前大統領は民主主義を軽んじことから「民主主義が貴重で壊れやすいことを
学んだが、民主主義は今、勝利した。」 
 2)分断は深刻な事態。しかし私たちは尊厳と敬意をもって互いに接することができる。
 3)白人至上主義や過激主事に立ち向かわなければならない。怒りや恨み、憎しみと闘うために結束しよう。
 4)新型コロナウィルス危機の克服に尽力する。
 5)外交・安全保障に関し、「同盟を修復し、世界に再び関与する」とし、トランプ氏の米国第一主義から国際協調主義に転換する。
 6)指導者は真実を守らなければならない。
 7)党派争いに終止符を打つ。
 8)温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に復帰。世界保健機関(WHO)からの脱退を撤回。
 等々、トランプ前政権の政策の巻き戻しを急ぐ姿勢を示した。

   なおバイデン氏の就任式には、大統領選で敗北したトランプ氏は欠席した。民主党の
クリントン、オバマ元大統領のほか共和党のブッシュ元大統領(子)も出席した。

 4年前のトランプ政権の出現によって米国は完全に左右に分断したことが明らかに
なった。強大な二大政党制に支えられた政治体制は平和裏に進んできたが、4年前から
事態は急変した。特にトランプ政権を支える民衆は徒党と化し、常に不穏な動きをもた
らした。世界をリードするおおらかな大国は、「米国第一主義」を掲げて世界を振り回し
た。
 こうした時期、バイデン氏は「米国を一つにまとめ、国民を結束させることに全霊を
ささげる」と表明し、国際協調主義への回帰を宣言した。

 我々はこの言葉に共鳴し、「真の大国アメリカ」の復活を期待したい。

核兵器禁止条約発効

2021-01-22 11:57:48 | Weblog
2021.1.22(金)
 核兵器を非人道的で違法とする核兵器禁止条約が今日1月22日発効した。効力は昨年10月までに批准した50ヵ国・地域で、現地時間午前零時に発生した。核兵器の開発から使用迄を全面的に禁じる初の国際規範が稼働する。なお現在の批准数は51ヵ国。
 ただ、同条約の批准国・地域は、核非保有の中南米やアジア、太平洋の島国などの中小国が中心で、核抑止力による安全保障を重視する米英仏中ロの核保有五大国は段階的な軍縮が現実的だとして反対した。
 唯一の被爆国である日本のほか韓国や北大西洋条約機構(NATO)諸国など、米国の核の傘に守られている国々も参加していない。ただ世界最大級の核戦力を持つ米国は、核を重視したトランプ前大統領から核軍縮に前向きとされるバイデン大統領へと政権が交代し、「核なき世界」への気運が高まることが期待される。
 今年8月には、五大国をはじめ多くの国々が参加する原則5年に一度の核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれる見通しでもある。NPTは核軍縮への「誠実な交渉」を義務付けており、核禁条約の発行が議論を後押しできるかが注目されている。
 以上のとおり核禁条約が発効することは喜ばしいことであるが、唯一の被爆国である我が日本が参加していないことが大問題である。歴代自民党政権は米国との同盟関係を重視し、軍事的一体化路線にしがみついている。
 日本政府は、軍拡や海洋進出を強める中国に対しては日米同盟で対抗することが外交・安全保障の基本となっており、米国製兵器の大量購入に走ったり、インド・オーストラリアとの軍事協力を進めることに余念がない。米軍普天間飛行場の名護市辺野古での新基地建設も、沖縄県・民挙げての強い反対にもかかわらず強行している。
 しかし自民党政権の支持率が減少気味とはいえ、野党勢力を大きく引き離している現状から見ればどうにもなるものではないとの諦めとため息ばかりである。核禁条約の発効をタダ喜んでばかりはおれない。

友人 戸崎賢二さんの死

2021-01-14 18:00:28 | Weblog
2021.1.14(木)
 大学同期の友人戸崎賢二さんが亡くなったとの知らせが入った。
つい先日、NHKディレクターとして、もろもろの番組を制作してきた体験から、ジャーナリズムの在り方、さまざまな出会い、半生を熱く、鋭く穏やかに見つめ、綴った珠玉のエッセイ集「魂に蒔かれた種子は」(著書の帯)を送ってきてくれたばかりであった。
新聞に何度もNHKの危うさを訴える文章を寄稿する一方、平和を訴える番組には積極的に評価するなど活躍していた。
彼とは昭和33年入学の大学の同期であり、もう一人の盟友金原氏ともども三人一緒の思い出は山ほどつくった。
その後、歩む道は違ったが、卒業後も付き合いが途絶えることはなかった。戦争と平和の資料館ピースあいちの設立には、名古屋放送局駐在でもあり尽力してくれたことも遠い昔のこととなった。
彼の著書「魂に蒔かれた種子は」、NHKを退職した頃から大学の同窓生三人で始めた「風船」という同人誌に書いた10編の文章を収録したものという。
悲しいかな、彼はその書を置き土産として天国へ旅立ってしまった。さようなら。

韓国地裁、慰安婦問題で日本政府に賠償命令

2021-01-11 10:21:36 | Weblog
2021.1.11(8月)
韓国の元慰安婦と遺族ら12人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟の一審判決が8日あった。ソウル中央地裁は原告の要求通り一人当たり一億ウオン(約950万円)の支払いを認めた。
しかし日本政府は、国家が他国の裁判権に服さないという国際法上の「主権免除」の原則に基づき裁判に参加してこなかった。
一方、ソウル地裁は日本政府の資産差し押さえの仮執行を認めており、強制執行などが実際に行われれば、日韓関係が危機的な状況に陥るのは必至となる。
(注)「主権免除の原則」→ 国家は他国の裁判権に服さないとする国際法上の原則
韓国地裁は、判決理由で「組織的で広範囲に行われた反人道的な行為で、主権免除は適用されない」とし、裁判官は「1965年の日韓請求権協定や2015年の日韓慰安婦合意で、今回の原告の請求権が消滅したとみることはできない」と述べた。
この判決に原告は「戦時中、拉致や監禁などにより、一日数十人の軍人の性的対象となり、性病や望まない妊娠など精神的、肉体的苦痛を負った」などと主張してきた。
また原告代理人は「裁判所の判断に感無量だ。慰安婦のおばあさんたちの苦労に報いる初の判決だ」と語ったという。

こうした韓国中央地裁の判決に日本政府は8日、「国際法上の主権免除の原則を否定し、原告の訴えを認める判決を出したことは極めて遺憾であり、断じて受け入れられない」と強く反発している。

韓国との間には被害を象徴する少女像の設置が相次いでいるほか、元徴用工訴訟問題も泥沼化しており、改善の見通しが立っていない。韓国との関係悪化が一層進むことに危惧を禁じ得ない。