「どうする 子どもの貧困シンポジウム」へのご参加ありがとうございました

1月30日(土) 「どうする子どもの貧困シンポジウム」へのご参加ありがとうございました

 今日は午後から、市民活動サポートセンターが主催してどうする子どもの貧困シンポジウム」を総合市民交流センター(クロスパル)で開催しました。

 私はパネルディスカッションのコーディネーターということで1時前に会場入りして、パネリストのみなさんと最終打ち合わせ。午後1時半からシンポジウムが開会されました。

 会場の5F視聴覚室は机席がぎっしり埋まって開会前から椅子を追加するほどの盛況。90名を超えるみなさんが参加いただきました。

 前半は、「子どもたちとつくる貧困とひとりぼっちにないまち」をテーマにNPO法人山科醍醐こどものひろば理事長の村井琢哉さんが調講演

  引き続き、高槻市子ども育成課から「高槻市の子どもの貧困の状況」の報告。「経済的困難な理由で就学援助を受けている児童が小学生では6人に1人、中学生では5人に1人」「高槻市の子どもたちの学力がこの6年間の比較で全体的には向上しているものの、学力に課題のある学校間の学力格差がさらに広がっている」ことが数字として示されました。

 後半は、こうした現状を受けて「貧困の連鎖をなくしていくために私たちが出来ること」をテーマにパネルディスカッション

 NPO法人あっとすくーる理事長の渡剛さんからは「一人親家庭をはじめとした子どもたちへの学習支援」、タウンスペースWAKWAKの学習支援教室に参加している中学生のSさんからは「学習支援教室への参加を通しての私の思い」についてそれぞれ語っていただきました。

 Sさんは自らの家庭のしんどさの中で学習支援教室わんぴーすが唯一自分にとって勉強できる場であるとして、もっとこのような場所を創ってほしいと訴えました。

 様々な課題を背負って懸命に生きているSさんですが、「自分のしんどさを言っていかなければ、理解してもらえないし変わらない」と大勢の参加者を前に堂々と発言。

 コーディネーター役の私も途中で何度か涙をこらえるの必死でした。

 子どもたちが深く傷つき、自らの努力ではいかんともしがたい壁の前で人生をあきらめざるをえない社会であってはなりません。

 今は経済的困難から高校進学しか見いだせていない彼女ですが、何とか大学へ進学できる道筋を見いだせるようにサポートしていけたらと願っています。

 また、今日のシンポジウムには学習支援教室わんぴーすに関わる大学生講師のみなさん、支援いただいている地元校区の中学校・小学校、主任児童委員さん、地域関係団体、そして市議会関係者のみなさんにも多数ご参加いただきました。

 重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

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