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在宅での赤血球輸血ガイド案を公開

2017年03月20日 22時29分22秒 | 医療情報
在宅での赤血球輸血ガイド案を公開
9項目で解説、パブコメ募集
日本輸血・細胞治療学会2017年3月17日 (金)配信 一般内科疾患血液疾患その他

 日本輸血・細胞治療学会は2017年3月14日、「在宅における赤血球輸血ガイド(案)」を学会ホームページで公開した。同ガイドは、中規模・大規模医療機関を対象とした既存の指針では在宅医療を含む小規模医療機関での対応が困難であることから、同学会の「小規模医療機関(在宅も含む)における輸血実施に関するガイドライン策定タスクフォース」が作成を進めているもの。対象となる疾患から輸血の条件、インフォームド・コンセントなど9項目について解説している。2017年4月8日締め切りで、同タスクフォースが電子メールで意見を募集している。
 日本輸血・細胞治療学会によると、輸血療法に関しては厚生労働省が示した「血液製剤の使用指針」と「輸血療法の実施に関する指針」の2指針があるが、この指針を規範とすると小規模医療機関における輸血管理体制・実施体制は不備と言わざるを得ず、対応困難な状況にあることが分かっていたという。そこで同学会では、小規模医療機関における輸血管理体制・実施体制の整備に向けた事業を始動。同ガイドはその一環で、在宅医療従事者が診療において適切な輸血療法を行うための支援となることで、在宅医療における赤血球製剤の適正使用を推進し、輸血医療の向上を図ることを目的としている。
 同ガイドでは、対象疾患、条件、インフォームド・コンセント、実施すべき検査といった輸血前の準備から輸血後の対応まで、9項目を立てて説明。さらに7つのQ&Aを設けて具体的に解説している。

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