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梅毒感染 最多60人 3年前の6倍 20代女性の増加顕著

2017年12月12日 19時13分18秒 | 地域
梅毒感染 最多60人 3年前の6倍 20代女性の増加顕著
2017年12月1日 (金)配信上毛新聞

 性行為などで感染する梅毒の群馬県内の患者数が60人に達し、現行の集計方式となった1999年以降で最多となったことが30日までに、県のまとめで分かった。過去最多だった昨年の33人から倍増した。全国でもすでに昨年の患者数を上回っており、県は感染の予防や早めの検査を呼び掛けている。
 県衛生環境研究所によると、11月26日(第47週)までの患者数は計60人。県内の患者数は2014年以降右肩上がりで、今年は3年前の約6倍に急増した。男性の占める割合が6割超、世代別では20代が4割と最も多く、特に20代女性の増加が顕著という。
 県内の保健所では、性感染症の相談と検査を無料、匿名で行っている。県は「症状が現れた場合は早めに医療機関を受診し、検査と治療をしてほしい」としている。
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結核21人感染、1人死亡 京都市の病院

2017年12月08日 22時30分20秒 | 地域
結核21人感染、1人死亡 京都市の病院
2017年12月8日 (金)配信共同通信社

 京都市右京区の宮崎神経科嵯峨病院は7日、入院患者と職員の計21人が結核に集団感染し、うち70代の男性患者が死亡したと発表した。
 病院によると、男性は10月24日に結核と診断され、専門の医療機関に転院したが、11月11日に亡くなった。他に40~80代の男性8人が発症し、12人に感染が確認されたが、命に別条はない。
 男性専用の閉鎖病棟内で感染が広がったとみて、状況を調べている。市は院内外への感染拡大の恐れは少ないとしている。
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医師派遣、病床融通で効果 大田で導入病院が利点説く

2017年11月16日 22時56分01秒 | 地域

医師派遣、病床融通で効果 大田で導入病院が利点説く

2017年11月14日 (火)配信山陰中央新報
 
  複数の医療機関でグループをつくり、医師の再配置や病床再編などを行えるようになる新制度「地域医療連携推進法人」をテーマにした県主催のセミナーがこのほど、大田市大田町のサンレディー大田であった。先駆的に同法人を導入した病院長らが制度の内容や利点を説明し、行政・医療関係者約120人が聞き入った。

 同法人は、人口減や医師不足が進む中、効率的な医療の提供を目的に、4月の改正医療法施行を受け、都道府県知事の認可で設立が可能になった。

 セミナーでは、野村ホールディングス傘下のコンサルティング会社、野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー(東京都)の中村大正社長が、同法人の導入で医師や看護師の相互派遣、若手医師の共同研修、病床の融通など効率的な医療サービスが提供できると強調した。

 医療圏や県境、民間病院と公立病院との垣根を越えて連携することも可能と説き、「若い医師の受け皿、後継者がいない医療機関のセーフティーネットにもなり得る」と説いた。

 広島県北部の3医療機関で4月に中国地方初の同法人認定を受けた「備北メディカルネットワーク」の中西敏夫代表理事=市立三次中央病院院長=は、医師の派遣元となる広島大などとの協議で、各病院が個別に臨むよりも交渉力が増す利点があると指摘。医師不足が深刻化する中山間地域では「地域として医療従事者を確保し、地域の中でうまく配置調整することが求められる」と述べた。

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タイ事故犠牲者、京都の医師と妻か 病院にも動揺広がる

2017年11月11日 23時17分54秒 | 地域

タイ事故犠牲者、京都の医師と妻か 病院にも動揺広がる

 2017年11月10日 (金)配信京都新聞
 
 タイ中部アユタヤで日本人4人が死亡した交通事故で、亡くなった日本人が参加したツアーを企画した日本旅行は、4人は大阪府在住の親子と京都府在住の夫婦だと発表した。関係者によると、4人は成本勝彦さん(65)=本籍福岡県、成本陽香さん(30)=同、米今久美子さん(59)=本籍京都府、米今義夫さん(68)=同。

 米今義夫さんが勤務していたとみられる京都市下京区の京都武田病院では、職員らが事実確認や報道対応に追われた。浦田直樹事務長(59)によると、9日午前の段階で正式な確認は取れていないが、同病院の米今義夫医師の可能性が高いという。

 米今医師は左京区在住で、2006年4月から常勤の内科医として週5日勤務。7~10日に妻の久美子さんとタイ旅行に行くとして休暇を取っていたという。浦田事務長は「米今医師は病院内の産業医として職員の健康を守る存在でもあった。事実確認がまだだが、スタッフも動揺している」と話している。

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時間外労働:勤務医、年2200時間残業 3病院67人、月80時間超え 香川

2017年11月08日 20時58分45秒 | 地域

時間外労働:勤務医、年2200時間残業 3病院67人、月80時間超え 香川

地域 2017年11月7日 (火)配信毎日新聞社
 
 香川県立病院で2016年度の1年間に計2258時間の時間外労働をした勤務医がいたことが6日、毎日新聞の情報公開請求で分かった。3病院の医師計207人のうち67人の残業時間が「過労死ライン」とされる月80時間を超えていた。

 情報公開されたのは▽県立中央(高松市)▽白鳥(香川県東かがわ市)▽丸亀(同県丸亀市)――の県立全病院に16年度に在籍した正規・嘱託の医師の勤務状況。

 法定労働時間は1日8時間、週40時間だが、労使協定(36協定)を結んで労働基準監督署に届け出れば、上限を超えて労働させることができる。36協定で中央、白鳥両病院は「月100時間を6回を限度に、年800時間」、丸亀病院は「月70時間を3回を限度に、年480時間」まで延長可能としている。

 公開資料によると、3病院で月の残業時間が協定上限を超えたのは計38人、年間では計46人。「過労死ライン超」が常態化していたといえる年1000時間以上の時間外労働は計20人に上った。

 年2258時間の残業をしていたのは丸亀病院の精神科医で、単純計算で月平均188時間、6時間以上の残業を365日続けたことになる。同病院の医師は7人で、定員(9人)を割っており、この医師は宿直と日勤の連続勤務を週2、3回していた。下村健次・事務局次長は「厳しい勤務状況という認識はある。ただ、精神科は宿直中はほぼ寝ることができる」と述べた。

 各病院は長時間労働の背景に救急患者への対応や医師不足があると説明した。

 医療現場の長時間労働を巡っては新潟市民病院の女性研修医(当時37歳)がうつ病を発症して昨年1月に自殺。発症直前1カ月の残業時間が160時間を超えていたとし、労基署が労災認定した。【岩崎邦宏】

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抗がん剤ロボットが調製 松江市立病院導入

2017年11月08日 20時54分10秒 | 地域

抗がん剤ロボットが調製 松江市立病院導入

 2017年11月7日 (火)配信山陰中央新報
 
 松江市立病院(松江市乃白町)が、抗がん剤の混合調製ロボットを導入し、本格運用を始めた。薬剤師が手作業で行っていた調製をロボットに任せ、抗がん剤が健康に与える悪影響から薬剤師を守る。作業負担を軽減し、患者の服薬指導を充実させる。山陰両県の医療機関では先駆的な試みという。

 同病院によると、抗がん剤はがん細胞だけではなく、健康な細胞の成長・増殖にも影響を与える恐れがある化学物質を含む。このため、手作業で調製する場合、吸入や皮膚への付着などを防ぐ必要がある。

 欧米など海外では、作業に当たった薬剤師が不妊やがんになった事例の報告がある。対策として、数十年前から調製ロボットが導入されているが、日本では普及していない。

 同病院には17人の薬剤師がおり、入院・通院患者向けの調剤業務や抗がん剤治療計画の管理、服薬指導などを担当している。抗がん剤の調製は従来、仕切りのある狭い空間の中に手だけを入れて行えるなど、安全対策を施した専用室で実施。健康への影響は確認されていないが、ミス防止のため3~4人を配置する必要があり連日、半日がかりの作業になるなど、作業負担は大きい。

 対策として導入したロボットは国産の「ケモロ」。処方内容をバーコードで確認し、双腕で注射器や容器を操って薬液の注入や溶解を正確に行う。導入費は5千万円。同機の導入は中四国地方で初めて。導入により、調製に当たる薬剤師を1人減らせるという。

 松江市立病院は3月にがんセンターを開設。力を入れているがん治療を、さらに充実させる取り組みの一環として導入した。佐伯由美子薬剤師は「安全性が高まり、仕事の効率化にもつながる。患者指導などにさらに集中したい」と話した。

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<仙台医療センター>女性外科医4人が活躍 勤務体制や子育てへ

2017年11月07日 15時53分52秒 | 地域

<仙台医療センター>女性外科医4人が活躍 勤務体制や子育てへ

2017年10月25日 (水)配信河北新報
 
 国立病院機構仙台医療センター(仙台市宮城野区)の外科で、女性医師の活躍が目覚ましい。今や医学部生の3割を女性が占めるものの、体力的にきついとされる外科は敬遠されがち。ところが、センターでは外科医13人のうち4人が女性。勤務体制や子育てへの配慮など働きやすい環境が整っていることが理由で、これほど女性の割合が高い総合病院は全国でも珍しいという。

 仙台医療センターの外科は長らく女性医師が不在だったが、2005年に1人が着任。06年12月に院内保育所が24時間体制となった後の08年に1人、今年4月に2人が増え、計4人になった。

 手術の際、外科医3人と麻酔科医、看護師が全員女性という時もある。1990年に医師になった島村弘宗総合外科部長(53)は「自分が学生の頃は、外科に女性は要らないと公言する教員もいた。隔世の感がある」と語る。

 長時間の手術がある外科は、体力的にきついイメージが定着。手技を習得する時期に結婚、出産が重なることもネックとなっていた。14年の厚生労働省調査でも病院の女性外科医は6.7%と、全体の21.5%を大きく下回る。

 医療センターの女性外科医の一人で、2歳と5歳の子どもがいる大島有希子さん(35)は院内保育所を利用し、当直回数を減らしたり、長引く手術は別の医師に交代してもらったりして仕事をこなす。「カバーしてくれる同僚と家族のおかげで働き続けられ、感謝している」と話す。

 今年3月まで研修医だった川名友美さん(26)は「女性に外科は無理かとも思ったが、先輩がいたことで励みになった」と言う。

 患者からは「女性医師は回診の際に話し掛けやすく、不安が解消される」との声も上がる。米国では女性医師に診療してもらう方が、死亡率や再入院率が低くなるという研究もある。

 島村部長は「4人とも性差を感じさせない働きぶりで、ステップアップもできている。女性がいなければ外科が成り立たず、女子の医学部希望者や医学部生は外科をぜひ志してほしい」と呼び掛ける。

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虐待NO、アニメで学んで 滋賀発の無料サイト開設

2017年11月06日 00時41分41秒 | 地域

虐待NO、アニメで学んで 滋賀発の無料サイト開設

 2017年11月1日 (水)配信共同通信社
 
  「将来の児童虐待」を防ごうと、滋賀県の高校生を対象に虐待防止の出前授業を行っている県警と大津市のNPO法人が1日、授業の教材で使用している10話のアニメを無料で閲覧、ダウンロードできるインターネットサイト「おはなしオレンジリボン」を開設した。

 県警によると、警察主体の取り組みとしては全国的にも珍しいという。

 父が母に日常的に暴力を振るい心理的に傷つく子どもや、育児に疲れ、子どもに怒りをぶつける母など、アニメの物語は実際の事例を基に創作された。県警とNPO法人「子どもの虐待防止ネットワーク・しが(キャプネス)」が考案し、県内のコンテンツ制作会社が作製した。

 9月から始めた出前授業で紹介するのは10話のうち2~3話。生徒から「授業で使われた以外の話も見てみたい」と多くの声が上がったため、ネットでの公開を決めた。

 版権を持つキャプネスにメールで連絡すれば、イベントや講演の教材などとしても活用できる。県警少年課の担当者は「県内外問わず、子どもたちが児童虐待の問題を学ぶ手段になってほしい」と話している。

 URLはhttp://www.orangeribbons.net/

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弱視 見逃さないで 3歳児健診に手引書 群馬県が独自対策

2017年11月06日 00時38分01秒 | 地域

弱視 見逃さないで 3歳児健診に手引書 群馬県が独自対策

2017年11月1日 (水)配信毎日新聞社
 
 眼鏡で矯正しても十分な視力を得られない「弱視」を3歳児健診で見逃さないよう、群馬県は今年から、健診担当者向けの講習会開催や独自の手引作成などの取り組みを始めた。50人に1人いるとされる弱視は、低年齢で治療を始めれば視力の回復を期待できるが、3歳児健診での見逃しが多いとされ、厚生労働省が今年4月、対策を求める通知を地方自治体に出していた。都道府県レベルの取り組みは珍しく、モデル事例として注目される。【山本有紀】

 専門家によると、視力は3~5歳に急速に発達。発見・治療が遅れて6~8歳を迎えると、脳の視覚領域が正常に発達せず、一生、弱視となる恐れがある。

 視力に関する3歳児健診の1次検査は一般的に、保護者が各家庭で専用キットを使って行うが、片目が弱視の場合などは手で目を隠しても、正常な目ですき間からのぞくことで見逃す可能性がある。

 家庭で「問題がある」と判断した場合に行う2次検査でも、眼科医でない医師や保健師らがチェックする自治体が多く、見逃し例があるという。

 群馬県は今年3月、県眼科医会の要請に応じて、保健師や小児科医らを加えた検討会議を発足させ、保健師らに弱視検査の注意点などを伝える講習会を開催。各家庭で行う1次検査の方法を分かりやすく解説したイラスト付きの手引(暫定版)も作成し、今夏から県内の市町村に配布した。

 日本眼科医会の2012年度の全国調査では、2次検査で「要精密検査」と判断されたにもかかわらず眼科を受診していない児童が38%もおり、県は今後、保護者への啓発にも積極的に取り組む。

 一方、県は弱視の早期発見に有効とされる「屈折検査」の必要性を強調。機器が高額で全国的に導入が進んでいない中、35市町村中、16市町村が今年度からの導入を決めた(4市町村が導入済み)。

 ◇「屈折検査」が有効

 「屈折検査」は特殊な機器を使って目のピントが合う度数(屈折)を調べる検査で、静岡市が2015年に政令市で初めて導入した。

 家庭での検査で「異常なし」の児童に屈折検査を行ったところ、13年に0・39%だった「要治療」児の割合が15年は2・74%に増加した。

 調査したさくら眼科(静岡市)の松久充子医師は「弱視はほぼ100%見逃されていた」と指摘し、早期導入の必要性を訴える。

………………………………………………………………………………………………………

 ■ことば

 ◇3歳児健診

 障害の早期発見・指導を目的に、母子保健法で定められた。1997年に実施主体が、都道府県から市町村に移った。診査項目は身長・体重測定や内科診察などで、視力検査は91年に導入。家庭で保護者が視力をはかり、保健所などで実施する2次検査で保健師や看護師らがチェックする方法が多い。

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【長崎】医療と介護 きめ細かく連携 「諫早版入退院ルール案」策定

2017年11月05日 07時36分48秒 | 地域

【長崎】医療と介護 きめ細かく連携 「諫早版入退院ルール案」策定

 2017年11月2日 (木)配信長崎新聞
 
 医療と介護、福祉サービスを一体的に提供する諫早市の「地域包括ケアシステム」構築の一環で、市と県県央保健所は本年度、医療と介護を必要とする人に切れ目のない支援を行う「諫早市版入退院支援ルール案」を策定した。同様のルールを運用している県内の自治体は少なく、県は同市をモデル地区に位置付け、入退院時の医療機関と介護支援専門員(ケアマネジャー)の確実な情報共有を図る。

 市地域包括ケア協議会は2015年度から、在宅医療・介護連携などの3推進会議で各分野の課題を検討。その中で、医療機関から「入院した患者のケアマネジャー把握が難しい」などの意見があり、ケアマネジャー側も医療機関との連携に悩む現状が分かった。

 これを受けた同ルール案では、医療機関とケアマネジャーとの間で対象者の要介護認定や利用サービス、治療の状況などをまとめた情報提供書を活用し、現状把握や連携に役立てる。今月末までの試行を経て、改善点を検証した後、市が来年度導入する方向。

 市は来年度以降、在宅医療介護連携支援相談窓口の設置も検討するが、「専門知識を持つ人材確保が課題」という。同協議会の委員からは「負担が大きいケアマネジャーを支援し、医療と介護の連携を密にするためにも中核となる支援窓口の早期設置が必要」との声も上がっている。

 入退院支援ルール試行に関する問い合わせは県県央保健所地域保健課(電0957・26・3306)。

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「救急車が通ります」英中韓語でアナウンス  京都・嵐山で検証

2017年11月04日 18時05分40秒 | 地域

「救急車が通ります」英中韓語でアナウンス  京都・嵐山で検証

 2017年11月2日 (木)配信京都新聞
 
 外国人観光客が多い場所で救急車がスムーズに走るため、京都市の右京消防署が英語と中国語、韓国語のアナウンスを京都外国語大の協力で作った。珍しい取り組みといい、1日は嵐山で効果を検証した。

 観光客でにぎわう嵯峨・嵐山エリアを救急車が通る際、赤色灯やサイレン、日本語アナウンスを使っても歩行者に緊急性が十分伝わらず問題となっていた。安全で迅速な走行のために考案した。検証を続け、来年1月に結果を発表する。

 同大学4年の趙紫岐さん(22)と3年の李奈里さんが、「救急車が通ります。道を開けてください」「救急車が左折します。ご注意ください」の2パターンを3カ国語で吹き込んだ。この日は渡月橋から天龍寺に向かう道などで流した。アナウンスを聞いた外国人観光客からは「意味がはっきり分かった」、「もてなしの心を感じる」などと好評だった。

 同署警防課の山口了吾担当係長は「伝わりやすくなり、より安全に活動できる。市内で初めての取り組みで、今後も継続させたい」と話した。

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高知の介護支え、存在感 “縁の下の力持ち”家政婦さんを見た

2017年11月02日 15時20分20秒 | 地域

高知の介護支え、存在感 “縁の下の力持ち”家政婦さんを見た

 2017年11月1日 (水)配信高知新聞
 
 コスモスの花々の脇、おじいさんに話し掛けながら車いすを押すのは家政婦さん。近年は高齢者などの在宅介護を支える“縁の下の力持ち”として存在感を増している。
 厚生労働省によると、2015年度に民間事業者に家政婦として求職した人は延べ約10万8千人。5年前と比べると約25%増加した。関係者によると「お年寄りの介護者としての需要が多くなっている」という。
 高知市横浜にある家の様子を拝見した。雇われている家政婦さんは身体介護、掃除、調理にと、泊まり込みで奮闘。ほどよい距離の話し相手にもなる“家族の一員”だった。
家政婦を見た 介護の隙間埋める
 「あらいやだ」のセリフで知られるテレビドラマの家政婦さんはサスペンスの世界の人だが、こちらは本物の家政婦さん。お年寄りの介護に料理、掃除、話し相手と、まるで家族の一員のように何でもこなす。土佐の“市原悦子”は何をしている? 家政婦さんを、見た。
 午後5時半、家政婦さんを雇う家に到着した。立派な門を構える豪邸を想像していたが、庭は雑草が茂り、古い平屋の質素な外観。玄関を開けると「こんばんは」とエプロン姿の家政婦さんが迎えてくれた。
 小松谷展子さん(64)。整理整頓が行き届いた台所で、トントンと心地よい包丁の音を響かせた。高知市横浜の竹内修さん(97)の家で週に1回、午後5時半から翌朝8時半まで泊まりの勤務をしている。
 「この家での仕事は食事の準備、見守りながらのお掃除などです」。手は止めず、奥の寝室に目を向けながら話す。
 その寝室で、修さんが車いすに座り、戸棚の奥に手を伸ばした。お酒を出しては戻し、以前出版した本の原稿や昔撮った写真を引っ張り出しては眺めている。けがをしては大変。小松谷さんは台所から、チラチラ様子をうかがっている。
 小松谷さんを雇ったのは修さんの息子、聡介さん(69)。有料老人ホームに入所している修さんが帰宅した際の世話を小松谷さんに頼んでいる。
 「おやじも家にいたいんだ。好きなもん食べて好きなことできるし」。聡介さんも若くはない。家政婦さんは老々介護の現場の助っ人というわけだ。

 ■立ち上がった!

 夕食の準備が整った。この日のメニューはカツオのたたきにサラダ、コロッケだ。「聡介さんが食材の準備をしてくれるので、私は簡単に作るだけ」と小松谷さん。食事を始めた修さんは「これはうまい」と満足な様子だ。小松谷さんが目を細めている。

 小松谷さんが竹内家で仕事を始めたのは今年4月。以前は病院の看護助手をしていたが、家族の介護をしたことがきっかけでこの道に進み、今年で14年。現在はこの家を含めて4軒ほどの家庭に仕事に行く。

 「小松谷さんがいいんじゃ。おやじに優しい、気がつかんような細かいところまで掃除してくれる」と聡介さん。 

 夕食を終えた修さん。満足そうにほほ笑む。上機嫌で、「筋トレが重要なんじゃ」と健康のこつを話す。「うんうん」と聞く小松谷さん。ほどなく、車いすから立ち上がった。

 玄関に置いてあったゴルフクラブを手に取り、私たちに修さんが大好きなゴルフの練習を見せてくれる。「転んでけがをするんじゃないか」と慌てたのは小松谷さん。さっと支えに動いた。修さんは控えめにクラブを振ったあと、再び車いすに戻る。小松谷さんは緊張の糸が緩み、ほっとしたようだ。立ったときなどに見守る人がいると家族も心強いだろう。

 ■寝ずのお世話

 就寝は午後9~10時ごろ。小松谷さんは台所のソファで寝る。

 午後10時半、寝室から「おーい」と声がする。小松谷さんが駆け寄ると、修さんのパジャマが濡れている。小松谷さんは「せーの」と修さんの体を抱えてすぐに新しいパジャマに。声がかかってから5分ほどで作業が終了。小松谷さんも寝ぼけ眼だったが、すぐに後始末を終え、修さんに布団を掛けてあげた。

 パジャマは聡介さんが家の外の洗濯機に入れた。「すぐに洗わんとね」と言いながら洗剤を入れる。「大変で。でもこれが老々介護だと思うし、これが日常と思ったら、なんとかなるわ」と聡介さんはつぶやいた。

 この日は午前0時半、3時、5時にそれぞれトイレへ。寝室で修さんがゴソゴソ物音を立てると、小松谷さんはすぐに起きて駆け寄った。「横になったらすぐ眠るし、小さな音でもすぐに起きるの」と話す。

 ■専門家が見た

 県内には三つの家政婦紹介所があり、小松谷さんは高知市愛宕町1丁目の「満和(みつわ)介護家事紹介所」の所属。代表の小原明子さん(58)によると、現在30~80代の約90人が登録。調理師免許、ヘルパー2級を持つ人など、さまざまな特技を持つ人が在籍する。

 同市長浜の居宅介護支援事業所でケアマネジャーをする松沢佐和さん(54)は「ヘルパーさんは夜間巡回でお宅に行くことはあるけど、夜勤となると難しい」と話す。夜間も見守ってくれる家政婦さんは、現代の在宅介護の隙間を埋める“縁の下の力持ち”なのだ。

 家事労働者問題に詳しい高知県立大の根岸忠准教授によると、家政婦は法律上、家事使用人に該当する。女中さんに始まる歴史が元で、労働者ではありながら、労働基準法(労基法)の適用除外のまま現在に至る。各家庭で事故が起こった場合に保護する法整備は追いついておらず、家政婦さんは個別に保険を掛けている。

 「今でも家政婦さんは金持ちの家が雇っていると思われがち。でも今は介護の隙間を埋める存在となり、性質が変わっている。女中とは違いますから、家政婦さんを巡る法的環境などを、そろそろ見直してもいいと思います」と話す。

 ■再び竹内家

 修さんは知る人ぞ知る、高知市内の学習塾の創業者。聡介さんは2代目に当たり、今は3代目のお孫さんに任せている。

 修さんが老人ホームから帰ってきた日は、“父と息子”の時間。聡介さんは修さんの好物を作ったり、話しかけたりする。

 そんな2人が有意義に過ごせるよう、ほどよい距離でサポートするのが小松谷さんの仕事。時に2人の話し相手もしながら、手助けをしている。

 小松谷さんは、家政婦の仕事をする上で大切なことは、「自分は家族の一員であるような気持ちで勤めること」という。修さんの世話をしている時は「まるで自分の父を見ているようだ」と感じるそうだ。

 竹内家に1泊した小松谷さんは朝7時ごろ起床。台所に立ち、パンとみそ汁、サラダを作った。修さんが食べるのを見ながら、これから老人ホームに帰る修さんの持ち物などを整えた。

 「お父さん、薬を忘れずに飲んでくださいね」

 仕事は9時すぎに終了。「なかなか決まった時間には終わらないですね」と小松谷さん。小松谷さんに車いすを押されて外に出た修さんは、聡介さんの車に乗り込んだ。

 家の外にはコスモスの花がなびいている。朝風が爽快だ。秋空の下、車の助手席に乗った修さんをのぞき込む。「じゃ、また来週」。“スーパー家政婦”はごくさりげない感じで、あいさつを交わした。

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【島根】高齢者見守る医療チーム 三刀屋・鍋山地区 地元看護師ら結成

2017年11月02日 15時13分27秒 | 地域

【島根】高齢者見守る医療チーム 三刀屋・鍋山地区 地元看護師ら結成

 2017年11月1日 (水)配信山陰中央新報
 
 中山間地域の雲南市三刀屋町鍋山地区で、同地区在住の看護師らが、高齢者を見守る医療相談専門チーム「ちょんてご」を結成した。お年寄りに声を掛け、病気の予防や早期発見につなげる。高齢化が進む同地区は地域を挙げて集落維持に努めており、新たな支援により態勢強化を図る。28日に同町乙加宮の鍋山交流センターで住民に寸劇を披露し、活動を始める。
 「ちょんてご」は出雲弁で「少し手伝う」を意味する。メンバーは市内の看護師5人と地域医療に興味を持つ島根大医学部の学生1人の計6人。鍋山地区の同市上乙多田在住で、市内の病院に勤務する看護師・中村裕美子さん(40)が代表を務める。
 鍋山地区は2017年4月現在、410世帯、約1400人が暮らす。高齢化率は39・77%と市内平均(37・04%)を上回り、県中山間地域研究センターによると、25年には47%になると予想される。
 高齢化が進む中、同地区の地域自主組織は14年、毎月1回検針員に同行して高齢者と会話しながら健康状態を確認するなど、見守りと安否確認を始めた。昨秋には看護師1人を採用し、健康相談を行っている。
 「ちょんてご」は、メンバーが勤務が休みの日などを活用し、地区内の高齢者宅を訪ねて声を掛け、健康相談に応じ、病気の早期発見や認知症の確認に役立てる。
 市内の医療機関と連携して情報を共有し、入院や治療が必要な際は医療機関に連絡する。今後、地区内に住んでいる退職した看護師らにも参加を呼び掛ける考えだ。
 寸劇は約15分で、高齢化がさらに進んだ時に必要な医療や看護をテーマに演じる。中村さんは「細く長く地域を見守り、医療面で支えたい」と意欲を見せ、地域自主組織の秦美幸会長(75)は「医療機関と連携して、実効性を高めていきたい」と期待を込めて話した。
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公立鳥取環境大 新学長候補に江崎氏

2017年11月01日 16時59分01秒 | 地域

公立鳥取環境大 新学長候補に江崎氏

2017年10月30日 (月)配信山陰中央新報
 
 公立鳥取環境大(鳥取市若葉台北1丁目)は27日、3代目理事長兼学長候補者に江崎信芳放送大学京都学習センター長(68)を選んだと発表した。同日、設置者の鳥取県と鳥取市に対し、候補者決定を申し出た。県と市は今後、運営協議会を開き、新学長として決定する見通し
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18年度両県内定者 研修医島根最多61人 鳥取12人減39人

2017年10月28日 00時51分04秒 | 地域

18年度両県内定者 研修医島根最多61人 鳥取12人減39人

 2017年10月27日 (金)配信山陰中央新報
 
  山陰両県の16病院で2018年度から初期臨床研修(2年間)を受ける研修医の内定者が決まった。島根(8病院)は17年度に比べて3人多い61人、定員(83人)に対する充足率は73・5%とともに過去最高となり、大田市立病院で11年ぶりに内定者が出た。鳥取(8病院)は12人減の39人、定員(80人)の充足率も16・6ポイント減の48・8%に落ち込み、両県で明暗が分かれた。

 初期臨床研修の研修先は、研修医と医療機関の双方の希望を踏まえ、医師臨床研修マッチング協議会(東京都)が決める。

 同協議会によると、島根の18年度の定員は17年度比で13人減。過去2年の充足率が5割以下だった島根大医学部付属病院(出雲市)は14人減の33人に見直した。

 全県の内定者数は2年連続で増え、過去最多だった06年度と同数になった。同付属病院が3人増の22人になるなど、5病院が増加。定員充足率は13・1ポイント上昇し、過去最高だった06年度の66%を上回った。

 医師不足が深刻な県西部も堅調で、浜田医療センターは17年度比1人増の6人を確保し、2年連続で充足率100%を達成した。

 大田市立病院は07年度に研修医2人が着任。10年に常勤の外科医、整形外科医が不在になり、受け入れができなくなったが、常勤外科医を確保して15年度に募集を再開し、ようやく18年度の2人が内定した。

 島根県は研修医確保に向けて13年、しまね地域医療支援センター(出雲市)を開設。医学生を対象に各病院の研修内容説明会を県内外で開いたり、指導医の研修を重ねたりしてきた。県と連携してきた大田市立病院臨床研修推進室の本田聡室長は「取り組みが実を結びつつある。継続的な受け入れに努める」と話した。

 一方、鳥取の内定者は、鳥取大医学部付属病院(米子市)が9人減の18人。同学部を卒業する山陰両県出身者は研修医として同病院への着任が期待されるが、18年春卒業予定の両県出身者は17年春より15人以上少ない点が影響したという。

 鳥取県立中央病院(鳥取市)は4人減の6人。全県では3年ぶりに減少した。

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