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GL変更の可能性も、J-DOIT3厳格介入の成果で【糖尿病学会2019】

2019年08月31日 21時58分41秒 | 医療情報
GL変更の可能性も、J-DOIT3厳格介入の成果で【糖尿病学会2019】
国立国際医療研究センター・植木浩二郎氏の報告
MMJ2019年8月30日 (金)配信 一般内科疾患内分泌・代謝疾患

 第62回日本糖尿病学会年次学術集会(会長・山田祐一郎秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学講座教授)が5月23~25日、仙台市内で開かれ、24日にはシンポジウム13「J-DOIT3の成果を実臨床に活かす」があった。国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センターの植木浩二郎センター長は「J-DOIT3 介入研究の成果と課題」をテーマに発表し、現在のガイドラインよりも厳格な介入で脳血管障害、腎症、網膜症を減少させたことから、将来のガイドラインの変更につながる可能性があるとした。(MMJ編集長・吉川学)
低血糖増加も重篤例は極めて少ない
 植木センター長はまず、最近の抗糖尿病薬大規模試験結果では、良好な血糖コントロールを長期間続けることで心血管イベントが抑制されていると説明。約8年にわたる多因子介入試験Steno-2では、早期からの統合的介入が寿命の延長につながることを示したが、解析対象が80人前後で不十分だと指摘。そこで、日本糖尿病学会推奨の基準を達成した場合と、さらに強化した場合を比較する大規模な糖尿病予防のための戦略研究J-DOIT3に取り組んだと話した。
 対象は、全国81施設の高血圧か脂質異常症がある45歳から69歳までの2型糖尿病患者2542人。強化療法群(HbA1c<6.2%、血圧<120/75mmHg、LDLコレステロール<80mg/dL)1271人と、従来治療群(HbA1c<6.9%、血圧<130/80mmHg、LDLコレステロール<120mg/dL)1271人にランダムに割り付け、2006年6月から2016年3月まで平均で8.5年間介入した。主要評価項目は死亡、心筋梗塞、脳卒中、冠動脈・脳動脈血行再建術の複合エンドポイント、副次評価項目は腎症、下肢病変、網膜症の発症・増悪などとした。
 HbA1c、血圧、LDLコレステロールのコントロール状況は、強化群で6.8%、123/71mm/Hg、85mg/dL、従来群で7.2%、129/74mm/Hg、104mg/dLとなり、従来群でもコントロールは良好だったとした。強化群の主要評価項目は19%減少したが有意ではなく、あらかじめ規定していたベースライン因子で補正すると24%の有意な減少となった。強化群では虚血性脳梗塞など脳血管イベントが58%と大幅に減少し、腎症で32%、網膜症で14%とそれぞれ有意に減少した。
 脳卒中(60件)の危険因子の分析では、54件が脳梗塞でアテローム血栓症とラクナ梗塞が21件ずつだった。強化群で少なく、年齢、大血管症の既往、喫煙、登録時血圧、LDLコレステロールと正に相関した。低HDLコレステロール血症は強い危険因子であると分析した。1996年にスタートした日本人2型糖尿病患者の大規模臨床研究JDCSと比較すると、血圧に差はないが、HbA1cが改善されたとした。目標が厳しいため有害事象が心配されたが、低血糖は増えたものの重篤な低血糖は極めて少なかったと話した。
約8割の患者で追跡研究を実施中
 これらから植木センター長は、現在のガイドラインよりも厳格な介入で脳血管障害、腎症、網膜症を減少させたことから、将来のガイドラインの変更につながる可能性があるとした。一方、糖尿病専門医による集学的治療が施されたうえでの結果であり、非専門医でもこのような多因子介入が実行できるのか検討が必要なうえ、70歳以上の高齢者は含まれておらず、後期高齢者においては厳格な介入が有効で安全かは明らかではないとまとめた。また、現在、8割程度の患者の同意を得て、追跡研究を行っており、厳格多因子介入の血管合併症に対するlegacy effectの有無や、今回差がなかった死亡や認知症、骨折、発癌などに対する効果を検証していると話した。
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【8月23日放送】先どり きょうの健康 「糖尿病 一人一人の対策 まさか 私も糖尿病に?」

2019年08月31日 21時38分19秒 | テレビ映画
【8月23日放送】先どり きょうの健康 「糖尿病 一人一人の対策 まさか 私も糖尿病に?」
テレビ 2019年8月26日 (月)配信Live on TV

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8月23日(金) 10時40分~10時55分/1ch NHK総合
「糖尿病 1人1人の対策 まさか 私も糖尿病に?」
 糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気で、放置すると目・腎臓・神経の障害、心筋梗塞、脳梗塞になりやすくなる。糖尿病の患者は約1,000万人、予備軍も1,000万人いる。糖尿病は誰が発症してもおかしくない病気で、定期的に検査をする事が重要。国立国際医療研究センターなどが開発した糖尿病リスク予測ツールを使用すれば、3年以内に糖尿病を発症する予測を出してくれる。糖尿病には1型と2型があるが、ツールが予測するのは、約9割を占める2型で、利用出来るのは30~59歳まで。
 糖尿病は肥満が重要な原因になるが、脂肪が血糖値を下げるインスリンの効きを悪くしてしまう。内臓脂肪型肥満は、高血圧、脂質異常症等も発症しやすくなり、これらが重なるとメタボリックシンドロームに繋がる。また喫煙は糖尿病のリスクを38%上昇させると言われる。Aさんの場合は、食べ過ぎで運動不足が肥満のリスクを上げている。Bさんの場合、肥満はないが、父親が長く糖尿病を患い、網膜症になり、心筋梗塞で死亡。また姉が最近糖尿病と診断された。両親か兄弟姉妹に1人でも糖尿病の人がいる場合、男性は2.0倍、女性は2.7倍、糖尿病を発症しやすいと言われている。
 2型糖尿病の発症には環境要因と遺伝要因が密接に繋がっている。遺伝する体質で重要なのが、血糖値の差が得るインスリンの分泌不足である。糖尿病になりやすい体質であると自覚して、肥満にならないような食事や運動療法を心がける事。糖尿病は血液検査で早期発見出来る。空腹時の血糖値、随時血糖値、HbA1cの検査がよく行われる。家族が糖尿病を患っていたり、本人が肥満の場合は、糖尿病の診断基準より低い値をみて、ブドウ糖質負荷試験を受ける事がおすすめ。
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丸山知事、子どもの医療費無料化断念 人口減対策全体の財源考慮

2019年08月31日 10時00分24秒 | 地域
丸山知事、子どもの医療費無料化断念 人口減対策全体の財源考慮
2019年8月30日 (金)配信山陰中央新報

 子どもの医療費助成を巡り、島根県の丸山達也知事が28日の定例会見で、県の助成対象を小学6年まで拡大する方針を示した上で、知事選公約で掲げた県主導での無料化を現時点で断念したことを「大変申し訳ない」と述べた。人口減少対策を総合的に進める中、医療費助成に多額の財源を投入するのは難しいことを判断理由に挙げた。
 丸山知事は、現行で未就学児までの県の医療費助成の対象を引き上げる理由を「市町村間の対象年齢をならす観点から決めた」と強調。自己負担を継続することに関しては、小学6年までの無料化を実現するには新たに5億7千万円が必要になるとした上で「地方創生の全体の配分の中で、公約を実現する一点のためだけに6億円近い財源を投入するのは難しいと判断した」と説明した。
 また、県議会の一部で公約違反との指摘があることは「政治家として約束したことが実現できないことについては批判を受けなければならない」と述べた。
 今後、無料化を目指すかどうかは「政策の選択肢として排除しているわけではないが、最優先だとも思っていない」と話し、県全体の人口減少対策の中で、医療費助成を含む財源の振り分け方を県民や県議会と議論を深めたい考えを示した。
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ケーキを食べる

2019年08月31日 09時53分14秒 | 
良いことがあった記念に
500円のケーキを食べる。
見て想像を。
次もまた、いいことあった時、食べに行こうかな
おいしかったよ






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【8月21日放送】グッド!モーニング 風邪でない「咳」重症化の恐れも

2019年08月31日 09時52分04秒 | テレビ映画
【8月21日放送】グッド!モーニング 風邪でない「咳」重症化の恐れも
2019年8月22日 (木)配信Live on TV

8月21日(水) 4時55分~8時00分/5ch テレビ朝日
風邪でない「咳」重症化の恐れも
 百日咳が流行するなど、風邪ではない「咳」は重症化する恐れがあるという。医師によると夏場の咳はエアコン内部にホコリや「アスペルギルス・フミガタス」などのカビが繁殖し、風によってこれらが部屋に拡散すると、高齢者や肺疾患のある人は呼吸困難で命を落とす恐れもある肺アスペルギルス症にかかる可能性がある。対処法として細めなホコリ除去や、冷房使用後に30分の送風運転を行いエアコンの水滴をとることが大切だという。エアコンだけでなく、風呂場やシンクには「トリコスポロン」という菌が繁殖してしまう可能性がある。アレルギー反応から夏型過敏性肺炎を引き起こすものとなっていて、咳や微熱などから風邪と見分けがつきにくくなっている。しかし、これを放置していると症状が慢性化して肺機能が低下してこれも呼吸困難などに繋がる。
 風邪が1週間程度で治まるのに対してカビの咳は2週間以上続く、特定の場所で咳が出るなどの症状があり、カビの除去が大切となる。夏風邪で喉が炎症し、エアコンの冷気で喉が刺激されることで「咳喘息」を患う可能性がある。これは肺が悪くなる前のことを指し、ちょっとした刺激で激しい咳が出るようになり、気管支喘息、呼吸困難を患う可能性がある。ラーメンなどの湯気や線香の煙、香水なども原因になると言い、こちらも2週間以上の咳が疑わしくなる。それぞれ専用の薬が必要で医療機関での受診が勧められる。
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茶のしずくの小麦アレルギー、「なりやすい」遺伝子発見

2019年08月30日 23時07分49秒 | 大学
茶のしずくの小麦アレルギー、「なりやすい」遺伝子発見
2019年8月22日 (木)配信朝日新聞

 福岡県の化粧品会社が販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧商品で起きた小麦アレルギー問題に関連し、皮膚を通じて作用する小麦アレルギーのなりやすさに関わる遺伝子を見つけたと、藤田医大や筑波大などのチームが発表した。このアレルギーが発症する仕組みの解明や、治療法の開発を進めたいとしている。
 この商品を巡っては、2011年に使用者にアレルギーの症状が出たとして自主回収を開始。チームによると、14年10月時点で2111人の患者が確認された。多くは20~60代の女性だった。経過が把握できた1千人余りのうち、9割超の状況は良いという。
 チームは、525人の患者の遺伝子型情報と、一般的な日本人の3244人の情報を比べた。その結果、アレルギーの発症との関連を示す二つの領域が明らかになった。それらの領域にある遺伝子が、アレルギーのなりやすさ、なりにくさに関係しているという。
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【8月21日放送】ソレダメ! ~病気チェック~

2019年08月30日 23時05分26秒 | テレビ映画
【8月21日放送】ソレダメ! ~病気チェック~
2019年8月22日 (木)配信Live on TV

8月21日(水) 18時55分~22時00分/7ch テレビ東京
心筋梗塞・脳卒中を引き起こす! 高コレステロール血症
 高コレステロール血症は血中のコレステロール値が上昇し心筋梗塞などを引き起こす。女性は50歳を超えると2倍以上コレステロール値が上昇。成人女性の5人に1人が高コレステロール血症という。そもそもコレステロールには善玉と悪玉がある。コレステロールは細胞膜の修復を行うなど必要不可欠。しかし血管内に溜まり血流を悪化させるのが悪玉。これから高コレステロール血症のセルフチェックを行う。
高コレステロール血症チェック ?の幅を測る!
 高コレステロール血症のセルフチェック方法。使うものは定規など長さが測れるもの。くるぶしのアキレス腱を指でぐっと掴んで指の間を測る。幅が1.5センチ以上ある方は高コレステロール血症の疑いがあるという。高畑淳子さんは1.7センチだった。常に全身の体重がかかるアキレス腱には組織の修復を行うためコレステロールが活発に移動する。悪玉コレステロールが溜まるとアキレス腱が太くなるという。1.5センチ以上だと悪玉コレステロールが溜まりすぎとなる。
高コレステロール改善法 ?が効果的!
 悪玉コレステロールを減らすのが善玉コレステロール。余分な悪玉コレステロールを肝臓に戻すという。実は高カカオのチョコレートに含まれるカカオポリフェノールが善玉の働きを活性化させ悪玉コレステロールを減少させるという。
心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす 動脈硬化チェック
 本来バランスが良ければ善玉により余分な悪玉は肝臓に戻される。しかしその数が多過ぎると血管の内部にどんどん溜まっていって毒性を持ってしまう。免疫細胞は毒性の悪玉コレステロールを食べて減らすことが出来る。しかし悪玉コレステロールを食べた免疫細胞は血管の壁の中で死んでしまうという。その死骸や悪玉コレステロールが蓄積して出来るのがプラーク。プラークが血流で悪化してしまうのが動脈硬化。
 動脈硬化のセルフチェックは、耳たぶを見ることで分かり、今日の出演者の中にはいなかったが耳たぶに縦じわが入る。耳たぶは血流が悪くなり栄養がいかないとシワになるそう。
心筋梗塞・脳梗塞!動脈硬化の改善法
 動脈硬化の改善方法として一般的に言われているのが食事の量を抑えたり、適度な運動をするといったもの。α-リノレン酸が悪玉コレステロールの上昇を抑えてくれるという。血中の悪玉コレステロールを減少させる働きがある。オススメなのがクルミで1日7粒程度、毎日の食事に取り入れることから始めてみては。
指にピントが合うのが?cm以上は 老眼の可能性が!
 20代などの若者にスマホ老眼が深刻化しているという。老眼のセルフチェック方法はまず人差し指の腹を目の前にかざし指紋にピッタリ合う場所を見付ける。その距離が30センチ以上だと老眼の可能性がある。
脳を鍛えて老眼改善 千円札の透かしを見る!
 老眼の改善方法について平松類医師は「千円札の透かしを見ること、脳と眼の関連を良くしてはっきりと見やすくする訓練になる」と話した。これはガボールパッチの簡易版となる。まず千円札を上にかざし透かしを見る。続いて腰の当たりまでゆっくり下ろしていくと透かしが見えなくなってくる。そこで見えなくなる手前で止め、その状態で10秒間見つめる。10回を1セットで1日2回行う。
視力低下・失明原因!白内障チェック
 加齢などで水晶体が濁り視力が低下する白内障のチェック。40代から徐々に増え80歳以上でほぼ100%とも言われ、ひどくなると失明の可能性もある。早期の発見や治療が大切となる。黒い画面にある文字を見て、3文字しか見えなければ白内障の疑いがあるという。スタジオでは増田貴久さんが3文字しか見えなかった。その後、春日俊彰さんや小籔千豊さんが挑戦し5文字読めていた。赤と青の文字で白内障のチェックが出来るのは、普通は透明である水晶体が濁り、フィルターのようになり青の文字が黒っぽく見えるためという。白内障の疑いがある人にとっておきのものがある。水晶体の劣化を防げるのがアスタキサンチンで紅鮭がオススメという。
肩こりのソレマル新常識 実は超危険な肩こり! 最悪の場合?の原因に!
 多くの人を悩ませる肩こり。国内で約2,400万人が悩んでいると言われている。肩こりは適切な対策をすると100%改善する。肩こりを解消する最新スクープを大公開。
 肩こりは放っておくと頭痛、めまい、鬱を引き起こす可能性がある。最悪な場合は、がんや心臓病の原因になる。肩こりに気付かない人は、隠れ肩こりの可能性がある。
 肩こり度チェックを紹介。顔をまっすぐにして体の前で腕を揃える。肘を付けたまま腕を上に上げる。このとき肘が鼻の高さまで上がらない人は重度の肩こりの可能性大。スタジオの7人中5人が重度の肩こりだった。肩こりの1番の予防策は毎日姿勢を正すこと。スマートホンを操作する時、目線が下がる人が大半。肩に負担をかけないために片手で操作するのがいい。1番良い姿勢は持っていない方の手を体の間に挟むと肩こり予防になる。カバンは取っ手を前に押し出すと肩の重みが軽減される。洗い物は踏み台を置くことで流し台と距離が空き背筋が張りうつむきが軽くなる。
肩こりの原因の新常識 カチカチ筋肉! そのメカニズムは?
 肩こりの人の原因となるのは大きく分けて2つある。カチカチ筋肉と血管の異常。肩の筋肉が硬くなって痛みを感じる人も多いがそのメカニズムとは。筋膜に覆われている筋肉だが肩に負担がかかると血管が拡張し血液が増加。すると膜で密封された筋肉が血液の増加でパンパンに張ってしまうという。これがカチカチ筋肉で解消方法を解説する。特に痛みを感じやすいのが僧帽筋で一番負担がかかっている。
 肩こりで効果的なのは◯か?か。「肩を叩く」、「肩を揉む」、「肩を回す」、肩を叩くのは筋肉にダメージが加わり血管を膨張させてしまうため?。肩を揉むのは強く揉むと強い刺激が加わり今までの痛みを感じなくなる。そのため数時間は楽になった気がするが強く揉むとダメージあるということで?。肩を回すのは肩甲骨も動きやすくなり僧帽筋もほぐれるということで◯。
 肩こり解消の肩回し方法を伝授。まず手を肩に置いて肘で円を描くように大きく回す。これを5~10回内回りと外回り1回ずつ行う。肩に手を置くことで肩甲骨がより動き僧帽筋がほぐれるそう。
最新!肩こり対策 ?をほぐす
 肩こり解消には鎖骨の下をほぐすと良い。鎖骨の下にある肋骨の動きが悪くなり、肩こりを悪化させている。前かがみの状態になると肋骨が動かなくなり、僧帽筋に強い負担がかかり、ほぐすと負担が減るという。そのほぐし方は鎖骨の下の肋骨を円を描くように内側から外側にほぐすと良い。肩こりの原因は血管の異常もあり、長引く痛みの血管はモヤモヤ血管にあった。正常な血管に肩に負担や衝撃がかかると、血管が破損し、酸素や栄養が運ばれなくなる。そこに毛細血管が増加し、それが出来ると神経も一緒に増えて痛みとなって現れてしまう。それが肩の痛みに繋がる。奥野祐次医師はそのモヤモヤ血管治療を実証したすごい人だった。肩こりの長引く痛みの約9割はモヤモヤ血管が原因で40歳以上の人に出来やすく、四十肩などの要因になる。さらにモヤモヤ血管がある人の特徴としては動いていないのに痛みがある人やケガがきかっけで痛みが出来た人、押すと痛い場所があるとモヤモヤ血管があるという。奥野医師は「お風呂の中でのマッサージがモヤモヤ血管の出来る要因になっている」と話した。お風呂に入ると血流が上がり、異常な血管の血流も上がる。揉んでしまうと痛みの原因の血管が増えてしまい、痛みが悪化した人もいるという。
四十肩・五十肩の原因 モヤモヤ血管の最新治療 1時間で肩こり改善!
 モヤモヤ血管の最新治療法があり、1時間ほどで日帰り治療が可能。モヤモヤ血管の治療をする患者さんは「肩に鉄板があるように固い」と答えた。その治療法には腕の血管からカテーテルを入れ、悪い血管に薬液を注入。薬液が回ると毛細血管が消滅する。手術後と後の血管を比べるとモヤモヤ血管の数が少なくなり、患者の様態も良好。ほとんどの人の痛みが解消されるという。モヤモヤ血管は自宅でも改善出来るという。肩こり改善のお値段は片方の肩で295,000円。両肩で365,000円。まだ新しい治療で保険の認可が下りていないという。さらに自宅でも肩こりを改善出来る方法がある。それは10秒間指圧する。血流を一時的に停めてモヤモヤ血管を減少させることが出来る。届かない場所は傘の取っ手でも最適。
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民間投資でアフリカ支援 首相、開発会議で表明へ

2019年08月30日 22時59分53秒 | 行政
民間投資でアフリカ支援 首相、開発会議で表明へ
2019年8月22日 (木)配信共同通信社

 日本政府が主導し、国連などと共催する第7回アフリカ開発会議(TICAD)が28~30日に横浜市で開催される。安倍晋三首相は28日午後の開会式で演説。アフリカでのインフラ整備や人材育成を後押しして、日本企業の投資を拡大し、アフリカの成長につなげる姿勢を打ち出す。討議を踏まえ、30日には首脳宣言と行動計画を採択する見通しだ。外務省が21日、議事日程を発表した。
 会議では(1)経済(2)社会(3)平和と安定―の三つのテーマに沿って全体会合を複数回行う。貿易や投資先としてアフリカの重要性が増しているため、29日には日本企業も参加する官民ビジネス対話を開く。アフリカ各国の経済構造転換を促し、ビジネス環境の改善を図る狙いだ。
 中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じたインフラ整備で資金を貸し込み、一部の国が債務超過に陥っている問題も議論する。日本は相手国の返済能力を考慮した「質の高いインフラ」整備の重要性を強調する。
 全ての人が適切に医療を受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」の推進や、平和構築に向けた行政機能の強化など幅広いテーマで意見交換。首相は参加国首脳と個別会談も実施する。
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糖質カット 外食で広がる…健康意識 ジム監修も

2019年08月30日 22時57分50秒 | 
糖質カット 外食で広がる…健康意識 ジム監修も
2019年8月22日 (木)配信読売新聞

 健康意識の高まりを受け、外食チェーンが糖質の多いご飯やパンなどを使わないメニューを相次いで出している。中年男性などから人気を集めているが、糖質を減らす際にはその分、たんぱく質を取るようにするなど、注意すべき点もある。(渡辺達也)
 牛丼チェーン「吉野家 恵比寿駅前店」(東京都渋谷区)で、50代後半の男性会社員が「ライザップ牛サラダ」(税込み540円)を注文していた。牛丼のご飯をサラダに替えた新メニューだ。
 サラダはゆでたブロッコリーや豆、キャベツ、レタスなど。牛肉のほかに蒸した鶏もも肉も入り、低糖質で高たんぱくになっている。男性は「健康のことを考え、糖質を取りすぎないようにしている。ボリュームがあり、満足感が得られるので最近、注文するようになった」と話す。
 吉野家は、消費者に糖質を抑えた食事を求める傾向が強まっているため、トレーニングジムのライザップの監修を受け、メニューを開発。5月に提供を始めた。すでに100万食を超えたという。
 「カレーハウスCoCo壱番屋」は6月、「低糖質カレー」(税込み600円)を発売。ご飯の代わりに刻んだカリフラワーにカレーをかける。糖質量は通常のカレーライスの5分の1だ。
 米や麺類、菓子類などに含まれる糖質の取りすぎは、肥満や生活習慣病につながるとされる。このため、糖質を気にしながら食事をする人は少なくない。外食ではこれまで、客が定食でご飯を少なめに注文するなどして対応してきたが、最近は、店舗側が糖質を抑えたメニューを開発して提供するようになり、好評だ。
 回転ずしチェーン「無添くら寿司」は、シャリを酢漬けダイコンに替えた「シャリ野菜 とび子サーモン」(税抜き100円)を提供。ハンバーガーチェーンの「ファーストキッチン」では、バンズを肉に替えた「ワイルド☆ロック」(税込み500円)が人気を集める。同社の担当者は、「糖質を抑えても、肉好きな人は十分に満足できる」と話す。
たんぱく質や脂質 補おう
 低糖質の食事に詳しい「なごみクリニック」(熊本市)の院長、亀川寛大さんは「糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、急降下しやすい。昼食の後に眠くなる人は糖質を取りすぎている可能性がある」と指摘。糖質が多い食材か、少ない食材かを意識しながら、食事するよう勧める。「外食では食事そのものだけでなく、飲み物も意識した方がいい。ドリンクバーではジュース類を避け、お茶や水にしましょう」と助言する。
 注意すべき点もある。糖質を減らすと、エネルギー源が減るため、その分をたんぱく質や脂質を取って補う必要がある。亀川さんは「米などを制限すると便秘になりやすいので、野菜も多く取るようにしましょう」と話す。
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熱中症の危険性、浮き彫り 競技時間見直し論も 東京五輪暑さ対策

2019年08月30日 22時54分36秒 | 運動スポーツ
熱中症の危険性、浮き彫り 競技時間見直し論も 東京五輪暑さ対策
2019年8月22日 (木)配信共同通信社

 2020年東京五輪は今夏のテスト大会で猛暑による熱中症の危険性が浮き彫りになっている。選手や国際競技連盟から競技時間の見直しを求める声も出ており、大会組織委員会などは一層の対策を迫られそうだ。
 ▽選手ぐったり
 東京都内臨海部が最高気温34度を超えた11日。海の森水上競技場でのボートでは、照りつける日差しとじっとりとした湿気で、熱中症のような症状になる選手が相次いだ。英国の男子選手はぐったりとした様子で、担架で運ばれ、表彰式中にふらつく選手も。医療担当者は「いろいろな大会に関わったが、熱中症の規模としては大きい」と危機感をあらわにした。
 同日、お台場海浜公園での水泳のオープンウオーターは開始2時間前の水温が29・9度。レース実施上限の31度を下回ったとはいえ、選手から「通常の23、24度に比べると息苦しい部分はあるし、脱水の心配がある」などと懸念する声が続出した。4日後、同じ会場のトライアスロン女子ではランを通常の半分の5キロにして実施したが、フランス選手が熱中症の疑いで、救急車で運ばれた。
 ▽早朝開始は問題も
 国際水泳連盟はこうした事態に、男女とも午前7時としたスタート時刻の1時間の繰り上げを組織委に提案。国際トライアスロン連合もスタート時刻前倒しを検討する可能性を示唆している。
 馬術の総合馬術・耐久(野外騎乗)は午前8時半開始だが、テスト大会に出た選手から「8時半では遅い」「時間を早めてなるべく多くの人馬にとって楽な環境にすべきだ」との意見が出た。
 ただ、早朝スタートは観客や競技数時間前から準備に当たるスタッフの移動などの問題が生じる。既にチケットの販売も始まっている。組織委関係者は「一つの側面だけで決定できない」と慎重で、9月以降に各競技一括で検証する方針だ。
 ▽IOCが手引
 一方、本番に向けた取り組みとして充実させるべきだとの意見が出たのは、氷入りで15~20度程度の水風呂「アイスバス」の設置。大量の氷の調達が課題となるが、競技を終えた選手がすぐに体を冷やすことができ、テスト大会では好評だった。トライアスロンはランで給水所を増やし、500メートルごとに医療スタッフを配置するなどの配慮がなされた。本番では各競技で、こうしたきめ細かな対応が求められることになりそうだ。
 国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど選手向けに「BEAT The HEAT(暑さに打ち勝て)」と題した暑さ対策の手引書を作成。暑さに慣れるため、大会の2週間前から蒸し暑い東京の夏と同じ条件で練習することを推奨し、40~42度での入浴やサウナも有効などと具体策を提示している。「アスリートファースト(選手第一)」の環境づくりは運営サイドに課せられた使命だが、選手やチームにも万全の備えが必要となりそうだ。
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女性2人がうつ病で労災認定 過剰ノルマやセクハラ受け

2019年08月30日 22時51分58秒 | 自殺・過重労働
女性2人がうつ病で労災認定 過剰ノルマやセクハラ受け
2019年8月22日 (木)配信朝日新聞

 塗装会社ユーコーコミュニティー(神奈川県厚木市)の新入社員だった女性2人が、過剰なノルマによる長時間労働やセクハラなどでうつ病を患ったとして、相次いで労災認定された。代理人の弁護士らが21日、記者会見して明らかにした。
 同社は住宅の外壁などの塗装を手がけ、ウェブサイトでは同社の女性職人の活躍ぶりがマスコミで報道されたことをアピールしている。弁護士によると、2人は2017年4月に入社。1日200軒の住宅への飛び込み営業などのノルマがあって長時間労働が続いたうえに、上司から体を触られるセクハラを受けるなどしたという。
 2人とも同年11月ごろにうつ病になり、出社できなくなって18年春に解雇された。同年6月、それぞれ労働基準監督署に労災を申請。今年に入り、1人は平塚労基署に1月11日付で、もう1人は厚木労基署に7月3日付で労災認定されたという。平塚労基署は、月85時間29分の時間外労働や、同僚のいる前で会長から「お前のことを嫌いになるよ」などと責められるといった嫌がらせを受けたことを認定したという。
 会見には2人も同席し、「女性が活躍する会社と信じて入ったのに、上層部が女性蔑視の価値観だった。セクハラを会長に相談したら、『神様が与えた試練だ』と対処されなかった」「ノルマがとてもこなせる金額や量ではなかった。愚痴は処罰の対象になるといわれ、同期との飲み会は禁止され、上司にも相談できなかった」などと訴えた。
 同社は「元従業員の方が精神疾患に罹患(りかん)されたことにつきましては、大変遺憾に存じます。労災認定につきましては、労基署の調査結果などの内容を確認できておりませんので、コメントを差し控えさせていただきます」としている。(内藤尚志)
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再発の乳がん細胞に「弱点」 増殖促す分子をたたけ

2019年08月29日 11時04分30秒 | ガン
再発の乳がん細胞に「弱点」 増殖促す分子をたたけ
2019年8月23日 (金)配信朝日新聞

 公益財団法人がん研究会や理化学研究所、熊本大などの研究チームは22日、ホルモン療法が効かなくなって再発した乳がん細胞に、「弱点」となる分子の仕組みを見つけたと発表した。研究チームは「新たな治療法の開発につながる可能性がある」としている。
 乳がんは、女性がかかるがんの中で最も多い。うち約7割は、女性ホルモンのエストロゲンが、がん細胞の増殖に関わるとされる。エストロゲンの働きを抑えるホルモン療法が取られてきたが、途中で効果が薄れ、再発することが課題になっていた。
 研究チームは、再発したがん細胞を人工的に培養し、増殖などに関わる遺伝子を詳しく解析した。その結果、「エレノア」と呼ばれるリボ核酸(RNA)分子が、死滅しようとしているがん細胞に働きかけ、増殖に関わる遺伝子を活性化させていることを突き止めた。核酸医薬を使うとエレノアは消失し、がん細胞は死滅したという。
 研究チームの斉藤典子・がん研究会がん生物部長は「エレノアを標的にした次世代の抗がん剤を開発できれば、副作用の少ない治療法の開発につながる可能性がある」と話している。
 研究結果をまとめた論文は、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。(小川裕介)
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着床前診断の審査見直しへ 申請5百件、病気も多様化 学会、個別チェックに限界

2019年08月29日 10時53分39秒 | 介護福祉高齢者
着床前診断の審査見直しへ 申請5百件、病気も多様化 学会、個別チェックに限界
2019年8月23日 (金)配信共同通信社

 重い遺伝性疾患などがあるかどうかを受精卵の段階で調べ、異常のないものだけを子宮に戻す「着床前診断」について、日本産科婦人科学会が、審査方法の見直しを検討することが22日分かった。医療機関からの申請が累計で500件を超え、調べる病気の種類も多様化しており、学会が時間をかけて医療機関の申請を1件ずつチェックする現行の仕組みに限界があると判断した。
 具体的な方法は学会外部からも広く意見を集めて検討する。患者と接する医療機関の倫理委員会に審査を任せるなどの意見が出ており、対象となる病気の種類や実施件数がさらに増える可能性もある。
 着床前診断は、体外受精させた受精卵に特定の病気に関わる遺伝子や染色体の異常がないか調べる検査。「命の選別」につながる懸念もあることから、重篤な遺伝性疾患と流産を繰り返す習慣流産のみ実施を容認している。
 1999年度から1例ごとに審査を行い、遺伝性疾患については138件の申請のうち、デュシェンヌ型筋ジストロフィーや重い代謝異常など125件を認めてきた。成人までに死亡することが多い病気ばかりだ。習慣流産は411件の申請のうち359件を承認している。
 このうち最新のデータである2015年度の申請は遺伝性疾患と習慣流産を合わせると96件と急増しており、学会で審査をする負担が重くなっている。
 昨年、大阪市のクリニックから申請が出た「網膜芽細胞腫」という目のがんの審査を巡って学会の対応が混乱したことも、見直しを検討する理由となった。
 この病気は失明する恐れがあるが、生命に関わることは少ない。「目のがんを認めると、遺伝性の他のがんも認めなければならず、対象に歯止めがかからなくなる」と慎重な意見も根強く、結論が出せない状況になっている。
 ※着床前診断
 体外受精によってできた受精卵から一部の細胞を取り出し、染色体や遺伝子を調べる検査。異常がない受精卵を子宮に戻して出産につなげる。日本産科婦人科学会はデュシェンヌ型筋ジストロフィーなどの重い遺伝病や習慣流産に限って対象としており、医療機関からの申請を受けて1例ずつ実施の可否を審査している。妊娠後に検査する出生前診断と異なり中絶する必要がなく女性の負担が少ない一方、特定の病気の子供が生まれないよう最初に決めてしまう倫理的な問題が指摘されている。
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議事中に赤ちゃんあやす NZ議長

2019年08月29日 10時40分11秒 | 行政
議事中に赤ちゃんあやす NZ議長
2019年8月23日 (金)配信共同通信社

 【バンコク共同】ニュージーランド議会で21日、マラード議長が、与党の男性議員が連れてきた生後6週間の赤ちゃんをあやし、ミルクを与えながら議事を進行する一幕があった。ロイター通信が伝えた。
 ロイターによると、マラード氏は2017年に議会規則を見直し、議場に幼児を連れてこられるようにした。赤ちゃんは、遺伝的には議員の同性パートナーの息子。代理母が出産したという。
 ニュージーランドでは、アーダン首相が18年6月に長女を出産し、産休を取った。同9月に米ニューヨークの国連本部で行われた会合に、長女を連れて出席し話題になった。
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親の精神障害 悩み共有…自助グループ 福岡で発足準備

2019年08月29日 10時30分13秒 | 
親の精神障害 悩み共有…自助グループ 福岡で発足準備
その他 2019年8月23日 (金)配信読売新聞

 精神障害者の親を持つ子供同士で悩みを語り、心の傷を癒やすことを目的とした自助グループの発足準備が福岡市で進んでいる。親から十分な養育を受けられず、大人になっても生きづらさを抱える子供は多い。東京や大阪では自助グループが学習会を開くなど支援が進んでおり、関係者は「九州でも孤立しがちな子供を救いたい」と話す。
「打ち明けて 心軽く」
 「誰にも話せないのがとてもつらかった」。7月14日、福岡市博多区で行われたセミナーで、精神障害者の親を持つ子供でつくる自助グループ「こどもぴあ」(東京)副代表の小林鮎奈さん(28)は、約40人を前に打ち明けた。セミナーは福岡でのグループ発足への理解を促す目的で開いた。
 小学2年の頃、母が統合失調症や双極性障害と診断された。母が暴れる時は父が体を押さえ、小林さんは息をひそめて過ごした。母は小林さんの友達の悪口をつぶやくようになり、調子が悪いと、家事や育児もできなくなった。周囲に「ゴミ屋敷」と言われ、「友達の親と比べて『なぜ』と思い、悲しかった」。
 誰にも相談できず、心を閉ざしたが、高校時代に母の病気を知り、症状を理解。その後、看護師になって母と向き合うようになると症状は改善したという。小林さんは「心の病気への偏見は根強い。似た境遇の者同士でつながる場が大事だ」と訴えた。
 セミナーに参加した福岡県内の30歳代女性は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)でヒステリーを起こす母親を持ち、幼い頃から料理や洗濯を強いられてきた。この日は当事者同士で話す機会も設けられた。女性は「長い間、『周囲に話してはいけない』と思っていた。打ち明けたことで心が軽くなった」と語った。
 昨年1月に東京で発足した「こどもぴあ」は、子供が体験を語り合う学習会を定期的に開いている。幼少期や高校時代など年代ごとに、どんな体験をし、その時に親の病気をどう受け止めたのかなど過去を見つめる。似た境遇を持つ人同士でつながり、置かれた状況を専門的に学ぶことで、心の癒やしにつなげるという。
 大阪市や札幌市でも、自助グループが同様の学習会を行っている。福岡では、今回のセミナーの参加者らが中心になり、自助グループ発足を視野に近く定期的な学習会を始める方針。現在、運営メンバーの人選などを進めている。
 学習会のプログラム作りに携わるなど支援に取り組む埼玉県立大の横山恵子教授(精神看護学)は「誰にも相談できず、孤立していた子供は、大人になっても周りを頼るのが苦手だ。各地に支援の輪を広げ、積極的に手を差し伸べる必要がある」と語る。
精神障害者の親を持つ子供の主な悩み
(横山教授への取材による)
▽自身への養育不十分(ネグレクトなど)
▽家族のだんらんが少ない
▽子ども自身も精神疾患のリスクが高い
▽大人になっても生きづらさが続く
▽貧困、孤立

 精神障害者の家族でつくる「福岡こどもとパートナーの会」(福岡市)は2017年から、家族同士が情報交換し、悩みや不安を話す交流会を開いている。3か月に1度のペースで「配偶者」「子ども」など立場ごとに行っている。今後、こどもぴあと連携する予定で、問い合わせは、同会のメール(fukuoka_childs_partner@yahoo.co.jp)へ。
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