田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(The Hunger Games: Mockingjay - Part 1)

2015年07月06日 06時40分20秒 | 日記

 

ジェニファー・ローレンス主演でスーザン・コリンズによるベストセラー小説を映画化した「ハンガー・ゲーム」シリーズの3作目で、完結編「ハンガー・ゲーム FINAL」2部作の前編。記念大会として特別に開催された第75回「ハンガー・ゲーム」の闘技場から危機一髪で救出されたカットニスは、滅亡したとされていた第13地区の地下にある、反乱軍の秘密基地に収容される。そこでコイン首相率いる反乱軍は、スノー大統領が絶対的な権力を握る独裁国家パネム打倒に向けた準備を進めていた。カットニスも革命のシンボルとして反乱軍とともに戦うことを決意するが、スノー大統領はピータを人質にし、反乱の芽を摘み取ろうとする。反乱軍はピータ救出作戦を決行するが……。前作に続き「コンスタンティン」「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンスがメガホンをとった。(映画.comより)

 

 

 見てしまった・・・。もう間に合わないと諦めてたし、ティーンエィジャー・ムービーだしまぁええか、くらいに思っていたのに、最後の「朝1回上映」にピタッとあてはまってしまった(笑)。話題作「アリスのままで」ときれいにつながったんですもの。(注:一応過去作は鑑賞してある)

でも、楽しめました。冒頭は過去作のポイントを一気に流して説明してくれる親切さ。復習してなくてもきちんと理解できます。そして今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンが現れた時はちょっとした感動が。本当に名優だったのに・・・と今さらながらに残念に思います。本人が「もういいわ」と満足して逝ったのなら、それでいいのですが。

ジェニファー・ローレンス演じるカットニスが目覚めると、そこはまるで要塞のような建物。滅びたはずの13地区の地下に作られた反乱軍の根城だったのです。人間ってしたたかですね。スノー大統領があれだけの圧政を強いているのに、これだけの装備と人材を備えて潜っているのですから。この反乱軍の総帥はジュリアン・ムーア演じるコイン首相。そして彼らはカットニスを革命のシンボルにし、人々を奮い立たせようと彼女を用いたコマーシャルを作ります。「みんな、立ちあがろう!」と言う風に。

妙な違和感ですね。それは意図されたものなのでしょうが、見栄えのする若い女性を使った煽動策、煽られる人々、コイン首相のスピーチに雄たけびをあげる群衆・・・独裁国家パネムとなにか違うでしょうか。政府を打倒したところで、行き着くところは同じだと、またそうしないと国家など治められないと、そういうことの暗示でしょうか。

スノー大統領に人質に取られた盟友ピータ。ピータはそのやつれた姿をテレビにさらしながら「戦いからは何も生まれない。もう争うのはやめて話し合おう」と訴えます。「裏切り者!」と叫ぶ反乱軍の人々。「強要されてるのよ」とかばうカットニス。反乱軍のアイコンとなるカットニスは「まずピータや人質の救出を」と願い、実際そのためにリアム・ヘムズワースを含む何人かの兵士はパネムに送りこまれます。

こちらの作戦はみな、スノー大統領に行き行きにバレていたというのに、なぜか無事に帰れる兵士たちと人質たち。おかしい。おかしい、と疑い始めたところでピータの目つきが変わります。「前篇」はここまでです。

政府軍と反乱軍と言うと、つい皆過激になりがちですが、ピータの言うことももっともですね。争ってばかりでは永遠に終息しません。理想論かもしれませんが、どこかでオチを見つけないと。

それにしても、ファンの方には叱られるかもしれませんが、こんなよくあるというか、先の読める話がアメリカで前例のない大ヒット、というのも不思議な気がしますね。俳優達の人気という面もあるのでしょうけど。

ここまで見たのだから、「後編」も見るかなぁ。

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