田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

バトルフロント(Homefront)

2015年06月21日 17時44分53秒 | 日記

 アクション俳優のイメージが強いが、本来脚本・監督もこなす根っからの映画人であるスタローンが、珍しく出演なしの製作・脚本のみを手がけた犯罪アクション。「トランスポーター」シリーズなどの人気アクション俳優ステイサムを主演に据え、ヒューマンドラマの要素を強く織り込みながら、観客の期待に応えるアクションもふんだんに見せるサービスぶりを発揮する。共演はJ・フランコ、K・ボスワース、W・ライダーなど実力派がそろう。監督は「ニューオーリンズ・トライアル」のG・フレダー。

麻薬潜入捜査官のフィルは、ある事件をきっかけに現役引退を決意し、亡き妻の愛した故郷でひとり娘のマディとともに新生活を始めることになった。だがそんな矢先、マディが学校でいじめっ子とけんか騒ぎを起こしてしまう。この騒動が原因となり、フィル親子はいじめっ子の叔父で、町でも悪名高いゲイターに目を付けられることになった。裏で麻薬密売に手を染めるゲイターは、やがてフィルの経歴を知り、ますます敵意を燃やし……。(wowow ウェブサイトより)

 

 

 今頃すみません。スタローンが自分のために書いた脚本をステイサムに譲った、とか、当時かなり話題になってたのに、実は見逃してました。当時、ステイサム氏が「初めての父親役」とか言われてて、でもマイミクさんが「そんなことない。案外やってるのにねぇ」とか反論していたのがうっすらと記憶に残っています。

ともかく!やっと見たわけです。まず、俳優陣の豪華さに驚きました。こんなに出てたのね。冒頭のJスン潜入捜査官のくだりも、な~んか悪の親玉とか、見た顔。でも、名前や作品が思い出せない。

で、ここで捜査としては成功したものの、ボスの息子を無用に殺す同僚などに失望したJスンは、すっぱりと仕事を辞め、次のシーンでは亡き妻の故郷で娘マディと二人、静かな生活を送っています。

しかし、どんな田舎へ来ても、どうしようもない奴はいるもので、見るからに頭の悪そうなデブガキに喧嘩を売られたマディは、2度警告した後そいつをやっつけてしまいます。でも、彼女は護身術ができただけなのです。決してデブガキを叩きのめしたわけではありません。でも、やられた方の「この親にしてこの子あり」の典型なバカ親は、学校に喰ってかかる、マディをビッチ呼ばわりする、Jスンに謝罪を強要する、やりたい放題です。この母親がなんとケイト・ボズワース!びっくり。ケイト・ボズワースといえば、童顔ばりばりのかわい子ちゃんで、一時はオーリーともつきあっていた・・・そんなイメージがあったので、ちょっと驚きました。もちろん、「スーパーマン・リターンズ」では目を見張るようなアクションをこなしてましたし、一時の激やせ疑惑をモノともせずがんばってるんだなぁ、とは思ってましたけど、今回は本当に超スキニーな体でヤク中のモンスターペアレンツ(夫もいるからペアレンツね)を演じてて、街の娼婦を演じてたウィノナ・ライダーと見分けがつかないほどでした。

で、後先見ずにJスンにかかっていった夫はのされるし、怒り心頭なこの夫婦は仕返しを試みます。ここで登場するのがケイト・ボズワースの兄、ジェームズ・フランコ。彼はハンサムなのに、本当にいろんな役をこなしますねぇ。ジェームズはこの辺ではちょっとした「シマ」を持っていて、「小悪党」くらいの地位にいます。こんな奴が絡んで来ると、ろくなことはありません。とりあえず謝罪して街に溶け込もうとしていたJスンですが、次から次へと変な奴が現れて襲われ続けます。

でもね、Jスンも不覚でした。自分が過去どれだけの人物だったかなんて資料、そんな安易な場所に保管してはいけません。物置なんかにふらっと置いとくから、ジェームズ・フランコに簡単に探られるのです。

ともかく、ここまで話が広がって娘まで狙われるに至っては、Jスンも立ちあがるしかありません。強すぎるJスンパワー炸裂!かかって来んかい!

とまぁ、言ってみればよくある話なんですが、終わってみるとすごくよくできてることに気づかされます。まず、刑務所内にいるボスが放った悪党は殺されてしまいますが、街の人は誰も死んでません。いろんな奴が入り乱れる割には、ちゃんと助かってるんですね。

モンスターペアレンツの二人も、Jスンが低姿勢に徹しているとちゃんと受け入れたり、最終兄が子供にまで手をかけようとすると「何するの」と、止めたり。アホそうに見えたデブガキも、実は母親がヤク中なのを理解していて悩んでいたり。ウィノナも実はかわいそうだったり。本当の悪人がほとんど出て来ないんですね。

なにげに味のある映画でした。あ、そうそう。最近Jスンにも興味があるらしい娘と見ていたのですが、娘を守るため立ちあがるJスンを見て「強いダディばっかりやなぁ」などと話した私たちでした(笑)。

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