加里峰洞(カリボンドン)掃討作戦から4年後、強力班はベトナムに逃走した容疑者連れて来いとのミッションを受ける。
怪物刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)とチョン・イルマン(チェ・グィファ)班長は容疑者から怪しさを感じて、彼の後ろに無慈悲な悪行を行うカン・ヘサン(ソン・ソック)がいることを知ることに。
マ・ソクトと強力班は韓国とベトナムを行き来し、歴代級犯罪を目論むカン・ヘサンを本格的に追い始めるのだが…。(WoW!Korea ウェブサイトより)
<2022年11月3日 劇場鑑賞>
この映画が2作目だとは知らなかったです。「犯罪都市1」見てないです。普通に公開されたのかな。全然知らなかったです。ドンソク兄貴は好きなので、わりとチェックしていたつもりなんですが・・・。しかしながら、前作を全然知らなくても楽しめました。いや、知らない部分で共通箇所があったのかもしれませんが、それでも充分におもしろかったです。
お話は単純。丸太のような腕、怪力が自慢の荒くれ刑事と、サイコな犯罪者との攻防。韓国の映画ですから、例によって例のごとく、サイコな犯罪者はとことんサイコで、力もあって本当に強いのだろうけれど、個人的に、月並みですが「あんなになるまでには、きっと幼少期からのなんらか、もちろん生まれつきの性格もあるだろうけれど、よほどにシビアな環境で育ったのかな」と思ってしまいました。私の勝手な想像ですけど。もちろん、悪は悪。人を簡単に殺してはいけませんし、強ければ何をしてもいいということはありません。それでも、母親目線でなんだかかわいそう、と思ったりもしたのでした。すみません。
我らがマブリーは、強いことこの上ない。ベトナムへ、犯罪者の送還目的で渡ったのですが、現地で韓国人が殺されている事件を目の当たりにし、穏便に済まそうとする現地大使館員(?)を尻目に「韓国人が犠牲になっているのに、放置するのか!」と一喝、捜査に乗り出します。
サイコな犯人の異常さは本当に怖かったけれど、マブリーが暴れる場面では、必ず「ドンドコドンドン」と鼓舞する音楽が鳴り響き、その音に乗って悪人たちを張り飛ばすマブリーをこれ以上ないほど爽快に描いていて、笑ってしまうと同時に、やっぱり爽快なのでした(笑)。
もちろん、今いる奴を一掃したからと言って問題は解決しないだろうし、いくらでも後継者(?)も出て来るだろうけれど、映画としては一級品でした。楽しかった。噂によると「3」もあるとか。近くで公開されることを願います。