徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

東京オリンピック開会式から50年

2014-10-10 10:58:59 | スポーツ一般
 50年前の今日、東京オリンピックの開会式が行われた。つまり、本来は今日が「体育の日」。“ハッピーマンデー法”とか言って、記念日を何のゆかりもない日に変えるという政治の愚策の見本のような日である。
 それはさておき、毎年10月10日がやってくると1964年の今日のことを想い出す。この年から僕は大学に進学して上京した。春先に上京した時から、とにかく10月10日が待ち遠しくてしかたがなかった。僕の大学の水泳部員も多くが大会運営の補助役員として裏方を務めたのだが、僕の当番は大会後半、この日は寮のテレビで開会式を見た。ブルーインパルスが五輪の輪を描く場面になると、みんな一斉に窓を開けて空を見上げた。抜けるような青空に白い五つの輪を描いて飛び去るブルーインパルス。この日ばかりまさに奇跡的な快晴で、前日と翌日は雨だった。大会期間中、補助役員当番の日は、水球競技の会場となった千駄ヶ谷の東京体育館プールや代々木のオリンピックプールへ通った。夢のような15日間だった。
 6年後の2020年には再び東京オリンピックがやってくる。それまで元気でいられるかどうかわからないが、1964年のように興奮することはもうないだろう。
(2012.10.10の記事を再編集したものです)


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