僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

“遠隔操作” にぶったまげた

2011年09月25日 | 日常のいろいろなこと


いや~、これには正直言って、ぶったまげた。
初めて経験したパソコンの「遠隔操作」という機能なんですけど。
パソコンの知識に乏しい僕は、天地がひっくり返るほど驚いたのだ。

数日前、楽天ブロードバンドの代理店というところから電話がかかってきた。
若い女性の声で、今の僕のパソコンのプロバイダー「TOPPA」から、
「楽天ブロードバンド」の方に変更されませんか?という勧誘の電話だった。

いつもなら、結構ですと電話を切るところだが、このTOPPAという
インターネット接続サービスは、2年前に「フレッツ・光」を入れた際、
自動的についていただけのプロバイダーで、
別にこれでなければいけない…ということは全然なかったし、
楽天ならプロ野球で好きな球団でもあるので、なじみ深い。
おまけに、今のTOPPAより毎月の料金が安くなる…
ということなので、電話を切らずに話を聞いてみることにした。

工事をしたり、パソコンの難しい操作をしたりすることはない、という。
「パソコンでの変更作業はすべてこちらでさせていただきます」

「あ、そうなんですか?」 意味があまりよくわからなかった。

まあ、こちらで難しいことは何もしなくてよい、ということだったので、
「では、楽天ブロードバンドに変えてみましょう」と、返事をした。

相手は「ありがとうございます」と礼を言い、僕の住所、生年月日、
電話番号などを確認し、折り返し電話します、と電話を切った。
その時その女性は、
「20分後にこちらからもう一度お電話をさせていただきますので、
 その時は、恐れ入りますがパソコンをお開きになって、
 ヤフーの画面を出しておいていただけますか」と言った。

そこで僕は、自分のノートパソコンを電話の近くへ運び、起動して待った。
すると、きっちり20分後にまた電話がかかってきた。

「パソコン画面は大丈夫でしょうか?」と相手の女性が念を押す。
「大丈夫です。いま、ヤフーのホームページを開けてます」
「では、検索のところに、『えんかくそうさ』と打ち込んでください」
「はい、えんかくそうさ、ですね」と、僕はパタパタとキーを打つ。
画面が変わる。
「いちばん上に、TeamViewer なんとかというのが出ていますよね」
「はい、出ていますけど」
「そこをクリックしてください」
「はい」と僕はクリックする。

そのあと、指示されるままにクリックし、インストールがどうのとか、
何がどうのとか、僕には理解できない画面が出ていたが、途中から、
カーソルが勝手に動き始めたのだ。これにはホントにぶったまげた。

僕は何もしていないのに、目の前のパソコンの画面は、
カーソルが動き、次々といろんな画面を出しては消し、出しては消す。
まるでここに透明人間がいて、マウスを操っているかのごとくである。
なんだか気持ちが悪い。

あっけにとられているうちに、
「はい。いま、作業が終わりました。遠隔操作を切ります」
という女性の声が受話器に響いた。

僕は言うべき言葉が思いつかず、ただただ「へえ~~」と感心し、
相手の女性に、
「そちらから、こちらのパソコンを操作できるんですか…? すご~い」
と、ため息混じりにつぶやくしかなかった。
相手の女性は
「はい。この遠隔操作でお客様のサポートなどをいたしておりますので」

つまり、パソコンにトラブルがあった場合、電話で尋ね、教えてもらっても、
こちらに何の知識もないものだから、言われた言葉の意味さえわからず、
なかなか解決につながらない、ということが往々にしてある。
それならいっそ、サポートする人が自分でマウスを操作するのが一番だ。
しかし、遠く離れているからそれもできないしなぁ、と思っていたのに…。

遠隔操作ができる…とはねぇ…

その数日後、楽天ブロードバンドから書類が届いた。
それが届けば代理店に電話するように言われていたので、また電話した。
電話の横には、前回と同様、パソコンを置いて起動させている。

電話口に出た人は今度は男性だったが、その人から、
「じゃぁ、アカウントのお知らせ というのを出していただけますか」
と言われ、書類の中からそれを見つけて、はい、出しましたと返事する。

「そこに書かれているパスワードを教えてください」、
アルファベットの大文字と小文字が混在するパスワードを告げる。

「じゃぁ、これから遠隔操作に入ります。
 デスクトップにTeamViewer のアイコンがありますよね」

先日の遠隔操作で、見慣れぬアイコンがわがパソコンに入っていた。
それをクリックした。
「これから遠隔操作をしますので、パソコンには触らないでくださいね」
そう言われて、僕はまた何もせず、チラチラと動くカーソルと、
パッパッと切り替わっていく画面を不思議な思いで眺めるだけであった。

そして遠隔操作が終了し、プロバイダーの変更は完了した。

あとは、楽天ブロードバンド支払い方法申込書に記入して送ることと、
TOPPAに電話して解約書類を送ってもらうこと、だという。

そこでTOPPAに電話してみたが、何度掛けてもつながらない。
通話中か、あるいは呼び出し音のまま誰も出ない状態が続く。
仕方なく、また楽天の代理店に電話したら、
「そうですか。それでしたらこちらからお宅に送ります」
この代理店は、TOPPAの解約書類も持っているのだった。

いや~。それにしても…
パソコンに詳しい人なら遠隔操作なんてとっくの昔から知っていたのだろうけど、
そんなことを何も知らない僕にとっては、まるで魔法を見せられているようだった。

遠く見知らぬところから、自分のパソコンが操作されるのである。

便利といえば便利だけれど、怖いといえば、これほど怖いものはない。

 

 

 

 

 

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラストマネー 愛の値段 | トップ | 石巻から »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
へ~~~~ (のこたん)
2011-09-26 08:16:22
 怖いですね~~~。
 
 そのような事を出来るなんて知りませんでした。

 のんさん疑わなかったんですか??
 楽天を名乗ったおかしな会社だったらとか・・・。

 便利といえば便利ですけれど・・・。

 のんさん、AKB48ならば夫が詳しいですよ~~。
 昨年、ず~~っとテレビの番をしていましたからね~~。
 本人も自慢してますもん(笑)
返信する
僕も自慢した~い (のこたんさんへ)
2011-09-26 20:19:26
その会社を疑わなかったかどうか…? ですよねぇ。
そうですね~。何となく、信頼できそうな雰囲気でした(どんな雰囲気やねん)。
電話がかかってきたとき、代理店の会社名と所在地、そして電話を掛けているご本人の名前をはっきり言われましたので、大丈夫かな…と。

もともと僕は無防備な人間ですので、もう少し注意しなければなりませんが、
今回は、どうやら、変な会社ではなかったようで、いちおう手続きは済ませました。

それにしても遠隔操作とは…、人間同士でもそんなことができたら面白いでしょうね。

AKB48はご主人の得意種目だったのですか? すご~い。
自慢して当然ですよん。今をときめくアイドルですからね。

僕は何度見ても、一人として覚えられません。とほほ。
返信する
それからも大丈夫ですか? (うさぎ)
2012-06-07 17:02:44
今年2月に同じ感じで楽天にしたのですが、何かへんなのですよね。こちらの意図としない操作がおきてしまいます。何か信用できなくて。遠隔操作されているような…。パソコンがのっとられたみたいにかんじています。その後あなたは大丈夫だったのでしょうか・
返信する
それが… (うさぎさんへ)
2012-06-09 06:45:19
うさぎさん、はじめまして。
コメントありがとうございました。

楽天にして2ヵ月後に、フレッツ光からジェイコムに変えました。
その際、プロバイダーが自動的についてくるので、
楽天を解約せざるを得なくなりました。
解約料は当初から言われていたので、支払いましたが、
そんなことで、楽天はわずか2カ月でしたのでよくわかりません。
でも、2カ月間、別に不都合はなかったです。

その時のことは、このブログに書いています。

http://blog.goo.ne.jp/non-ap/d/20111126
返信する

コメントを投稿

日常のいろいろなこと」カテゴリの最新記事