にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

アフリカの内戦は、欧米支配の強化のために捏造された民族対立が元で起こっている

2015年12月27日 | 雅無乱日記

先日、ある中学生から、「コンゴとベルギーの関係って?」という鋭い質問が飛んできた。

関連して思い浮かんだのは、ルワンダの虐殺。

これについては映画「ホテル・ルワンダ」にも描かれているが、極めて不十分。もっと本質を見ていく必要があるように感じている。

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ルワンダ虐殺について、中日新聞2007年6月5日夕刊に載っていた、板垣真理子氏の記事を紹介したい。

アフリカ映画としては前代未聞の話題をよんだ「ホテル・ルワンダ」に続いて、この4月に「シネマアフリカ」と銘打った、8本のルワンダ映画が東京・渋谷で公開された。ルワンダ人のつくったルワンダ映画として、2週間をかけて上映された作品はどれも現地から発信される説得力に満ちていた。


「ホテル・ルワンダ」はかなりの期待を持って観たが、私にとっては正直言って失望だった(映画≒エンターテイメントとしてはよくできているのかもしれないが)。

基本ストーリーは、妻の属するツチ族(の一部)を守ろうと奮闘するフツ族のホテル支配人の英雄伝であり、所詮は、ヨーロッパ人監督の視点から描かれた映画だったように思う。

歴史的背景が省略されているがゆえに、フツ族の民兵グループがまるで単なる悪魔の如く描かれていた(100万人も虐殺したのだから仕方ないといえば仕方ないが…)。

アフリカの黒人達がいくら死のうが関係ない、というヨーロッパ世界が、国連の平和維持軍を2500人から270人に減らしことについては、批判的ニュアンスを醸し出していたが、それだけ。

それまで、ヨーロッパの威を借りて国を支配していた主人公を含む人々がヨーロッパ各地へ亡命してめでたしめでたし、というラストもどうも釈然としなかった。

しかし、ルワンダ人自身が作ったルワンダ映画は、もっと現実に踏み込んでいるようだ。

 
再び、中日新聞2007年6月5日夕刊文化面より

「民族紛争」と呼ばれているものが、実は植民者であるヨーロッパ人が支配を強めるために作り出した「分裂」であったこと。それを信じ込ませる教育という名の洗脳。「殺らなければ、殺られるぞ」という恐怖心を煽り立てる扇動。そのどれもが、ルワンダやアフリカだけではなく、他の全ての地域で非常に似通った構図でなされていることに気づかされたはずだ。


帝国主義的侵略を続けてきたヨーロッパ人たちが、いかにエゲつないことを繰り返してきたか。

そして欧米人の内部分裂工作が朝鮮やベトナムのように同胞同士の殺し合いを導き、現在はアフガンやイラクやアフリカ各国で新たなる民族分裂と殺戮を生み出し続けている。

そのような現実は、「ホテル・ルワンダ」という映画からはほとんど伝わってはこなかった。

公式サイトのこの部分を読んで初めて、僅かながら理解できる。
http://www.hotelrwanda.jp/history/index.html



第1次世界大戦後、国際連盟はルワンダを戦利品としてベルギーに与えた。国家としてまとまっていたルワンダを分裂させるためにベルギーが利用したのはフツ族とツチ族の容姿の差。黒い肌に平らな鼻と厚い唇、そして四角い顎をもつフツ族に対し、薄めの肌に細い鼻、薄い唇に尖った顎と、よりヨーロッパ人に近い容姿のツチ族をベルギーは経済的にも教育的にも優遇。1933~34年にはすべてのルワンダ人をフツ族、ツチ族、そしてトゥワ族に分類し、人種が記されたIDカードまで発行する。ほとんどのフツ族とツチ族はそれでもまだ良好な関係を保っていたが、小学生にまで人種差別の思想がたたきこまれていくうちに、かつて統一されていた国家は急激に崩壊していった。


ヨーロッパ人は、植民地を間接統治する地元の有力者には「私は本国の人間であっておまえらとは格が違う。それは大前提だ。だが、地元の奴隷達をよくまとめて働かせることができたら、特例として人間の権利を一部与えてやろう」とささやきかける。

そんな中で、現地人たちの憎しみは、本国の人間よりむしろ、間接統治している傀儡たちの方に向けられ、独立戦争でなはなく同胞同士の内輪揉めが起こる(それを起こすべく裏でさまざまな事を画策するのが欧米の諜報機関の役割だった)

このような、非道な欧米人たちの残していった負の遺産と、加えてグローバリズムという別の形での新たな支配と略奪が、分裂と内戦をアフリカやラテンアメリカ(そして世界各地)で生み出しているのである。

再々、中日新聞6月5日夕刊文化面

一連の映画を見つつ、あの時代になにもできなかった自分自身への口惜しさ、無念さが強く残った。いまこの瞬間に、殺戮(さつりく)の起きている地域も数多くある。ソマリア、スーダン。今起きていることを現在進行形で正確に把握することの難しさ。しかしだからこそ「もっとよく知ること」から始めたい、そんな意志をふつふつと湧き上がらせてくれた2週間であった。


板垣真理子氏はこのように記事の中で語っている。

「遠いアフリカの話だ」と思うかもしれないが、日本はある意味、アメリカによる徹底した洗脳が成功したがゆえに内部対立が起こっていないだけで、リアルタイムに彼らに支配され搾取されている、という構造自体は同じである。

近年、多くのブログがアメリカの洗脳に気づいて発信し始めている。

日本から事実認識のうねりを起こすことで、洗脳されて同胞を殺戮させられているアフリカをはじめ世界中の人々を、汚い手を使って支配を続けようとする連中から開放していかなくてはならない。真実に気づいて力強く発信するブログやサイトに負けずに、私も微力ながら発信し続けることにしよう。


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※さらに、ぜひともこのサイトを読んで欲しい。

隣人による殺戮の悲劇

―94年にルワンダで起こった大量虐殺を読み直す



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>欧米人のせいにしては解決しない (KY)
2019-02-10 05:07:46
 まさにその通り。
 シロケダモノが仕掛け人なのは間違いないとしても、奴らから独立してどれだけ経っているのか。「死の商人」に対して率先して武器を買いあさるクロケダモノにプライドと言う概念は存在しないのでしょうかね。
Unknown (Unknown)
2010-05-28 22:43:45
欧米人は黒人がいくら死んでも構わないなんて思ってない
Unknown (executor)
2009-05-30 11:07:47
>>欧米人のせいにしては解決しない

解決するしないはともかく、
欧米人がいろいろ悪さをしているのは事実。
欧米人のせいにしては解決しない (taka)
2008-08-06 14:09:23
欧米人が分割統治・間接統治の技術を用いてアフリカ人同士をいがみ合わせるようにしたのは確かだろう。でも、それに乗せられたアフリカ人が、単純で善良で無垢だったかというと、そんなわけじゃない。
欧米人を利用して近隣部族を制圧しようと積極的に欧米人を利用した部族もいる。自らの役に立たないと思えば、別の欧米人との関係に切り替える。アフリカ人を主体に物事を捉えなおせば、アフリカでは部族対立こそが永遠の真実で、欧米人こそそれに巻き込まれ、利用されてるだけかもしれない。(まあそれは言い過ぎとしても)
アフリカの部族紛争が凄惨になるのは、彼らの人権感覚の欠如が根底にあり、それは欧米人が植えつけたものではない。5000年前からそうだっただけのこと。
ブログ「晴耕雨読」さん (雅無乱)
2007-06-30 19:41:36
早雲さん、こちらこそありがとうございます。

ブログ:「晴耕雨読」は注目すべきコンテンツがいっぱいで、時々見ています。

ブログ:「晴耕雨読」
http://sun.ap.teacup.com/souun/

みなさんにもお勧めです!

これからもよろしくお願いします。
TBありがとうございます。 (早雲)
2007-06-29 15:41:51
こちらからのTBが通りませんでした。
こちらで失礼します。

抜け出す第一歩は「隷属の認識」
http://sun.ap.teacup.com/souun/178.html
あしからず。
こちらこそよろしく! (雅無乱)
2007-06-29 01:50:52
春風さん、うれしいコメントありがとう。

アフリカの内戦は、彼らが勝手に内輪もめしてる、と一般には思われていますが、大国による資源利権争奪戦の代理戦争だと考えた方がいいと思います。

彼らの悲惨な状況を一日も早く終わらせるためには、欧米の情報操作を打ち破る必要があると思います。

これからもがんばっていきます!
Unknown (春風)
2007-06-11 17:06:46
日本では簡単にしか報道されないアフリカの内戦。
それは欧米による支配構造ゆえだったんですね。

とても分かりやすいかつ示唆に富む記事をありがとうございます。
これからも注目していきます☆

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