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米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

エイプマン第3回~人類の脳の発達はかなり後~

2010年12月24日 | 雅無乱日記

引き続き、前回のBBC番組「エイプマン」の第3回のレポートをしたい。

内容はおもしろいのだけど、途中に入る大げさな音楽と想像映像はやめてほしいな…。

もっと淡々と事実を繫ぐだけにして欲しい(ドラマ性アップのためかもしれないが、映像イメージで変な固定観念を増幅させようという意図が感じられてよろしくない)。

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ではここから<第3回>「変わり始めた身体」

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インドネシアのジャワ島はユンガワン河のほとりで、1891年、ユージン・デュボアによって人類の祖先の化石が発見された。

身体は人、頭は類人猿に近かった。彼は、「この化石こそがミッシングリンクを埋めるものだ」という仮説を発表した。

しかし当時のほとんどの科学者は彼の説を無視した。

「人類の祖先は頭が大きいはずだ」と学者たちは期待していたので、頭が小さかったその化石は「人類の祖先のはずがない」と考えられたのである。

それが、150万年前に生きていた人類の祖先=原人 ピテカントロプス・エレクトゥスの化石だ。

この化石は、おそらくアフリカで暮らしていたホモ・エレクトゥスの子孫で、獲物を追ってアジアまで移動したのだろうと考えられている。つまり、アフリカを出てジャワ島まで広がっていった初めての人類の祖先ということだ。

 

次に、人類学者として著名なリチャード・リーキー博士が登場。

彼は、化石ハンターのK.キメウ(ルイス・リーキーの元助手)を中心として発掘チームを結成。アフリカはケニアのツルカナ湖において発掘調査が始まった。しかし、1ヶ月の調査でも何も見つからず。

トゥルカナ湖に流れ込む干上がったナリオコトメ川でやっと150万年前の人類の祖先の化石が発見される。

ホモ・エレクトゥスの若い男性のものと推測された。頭蓋骨だけでなく全身骨格が出土し、この化石は「ナリオコトメボーイ」と名づけられる。

化石の特徴:額の部分が狭くて、目の上はすぐ頭頂部に繋がっている。
        歯 12歳ほどの少年。歯から全身に菌が広がった?敗血症?
        左目のすぐ上の部分=ブローカー領(言語機能を担う領域)の頭蓋骨にくぼみ。
        もしかしたら言葉を話すことができたかもしれない?
        脊柱側湾の症状。類人猿はこの病気にはかからない。
        骨が丈夫(スポーツ選手でもここまではいかない)。
        彼は死んだ時まだ成長途中で、もし成人するまで生きていたら、
        身長180センチを超えていただろう。今の人類より大きく力が強い。

リーキー博士の発掘調査隊の一員だったウォーカー博士の談話。

>脊椎骨の中心の穴が非常に細いのはなぜ?と疑問に思った。

人類の脊椎の穴は神経が多いので太い。しかし、発掘された脊椎骨の穴は極めて小さかった。

サリーローハンプトン大学アンナ・マクラーノン博士は…
>呼吸のコントロールをする神経組織が通るには脊椎骨の穴が小さく、言葉を話すために十分な神経が通っていたとは考えにくい。
>おそらく、チンパンジー程度のコミュニケーションしかできなかったのであろう。

ウォーカー博士は、当時は、ブローカー領域の発達を根拠に「言語をしゃべれたのではないか?」と考えたが、それは否定され、ツルカナボーイは言葉はおそらく話すことができなかったと推測された。

身体の大きさから考えて脳の大きさが著しく小さい(一般動物の基準値くらいしかない)。
言わば、脳容積を基準とすると「1歳の赤ん坊の脳を持った大人」という感じ。
150万年前の人類の祖先の脳は、まだそれほど発達していなかったということが推測された。

>もし仮にその生物(ツルカナボーイ)に出くわしたとしても、獣に出会ったような感覚を覚えるだろう。意思の疎通はほとんどできないと考えられる。(ウォーカー博士)

人類の祖先は、420万年前からずっと二足歩行していたのにもかかわらず、150万年前まで脳は未発達のままだった。

ダーウィンの「二足歩行によって手で道具が使えるようになったので脳が進化した」という仮説は成立しないことが分かった。

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第3回のレポートは、以上。

第4回レポートに続く…



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