>反米人口は世界の2/3(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=115595 田野氏)
同感。私の実感もそんなところだ。
これまでアメリカは「民主主義を世界に普及させるため」、などと称して様々な国家に介入してきたが(http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Databank/interventions.htm)、その論理と実際の行動は完全に分離していた。
現実には、共産主義への防波堤として、あるいは資源や商売の利権を確保するため、中東・アジア・アフリカ・中南米の各地域において、極めて非民主的な独裁権力とも結びついてきたことは、今さら言うまでもない。
ベトナムでは腐敗しきった南のグエン・バン・ヒュー政権を支援し続けてベトコンと戦わせ、韓国においてはイ・スンマン(李承晩)政権、パク・チェンヒ(朴正熙)政権と軍事独裁政権を支援し続けてきた。他にも、フィリピンにおけるマルコス政権、インドネシアにおけるスハルト政権、イランのパーレヴィ政権、ニカラグアのコントラ支援…、という具合で枚挙に暇がない。
で、現在にいたってもこれ↓である。
「ソマリア:米が武装勢力支援か…」(ブログ:なんで屋@滋賀
http://blog.livedoor.jp/ieshimanaoki/archives/50489639.html)
「テロとの戦い!」なんて口では言いながら、テロリストを支援してるのだからあきれて物も言えない。
以下は、http://tanakanews.com/990405yugo.htm 田中宇「ユーゴ戦争:アメリカ色に染まる欧州軍」より引用。
>アメリカが冷戦後の世界支配の「原則」とした方針は、「人権」や「民主主義」が、国家主権よりも重視すべきものだ、という考え方だった。それまで国家主権は、他国がおかしてはならないものだったから、国内で行われている人権侵害や独裁政治に他国が文句を言うと、「内政干渉だ」と言い返された。
>だが、国家主権より人権が重要だということになると、もはや「内政干渉」という言葉自体が、廃語になってしまう。
>アメリカを敵視する国のほとんどは、アメリカから見ると「人権侵害」や「民主化運動への弾圧」が行われているから、この方針はアメリカに楯突く国を攻撃するためのもの、と考えることができる。
というわけで、アメリカは「自由と民主主義を世界に広めるため」と口では言っているが、それは他国への介入の単なる口実であって、そもそもその国の民衆に主権を認めたりする気など毛頭ないと思われる。
また、世界の多くの国で共通して言えることは、その国の政権の中枢部が親米である場合は、大多数の国民が反米であることが多く(「政権が親米なら国民は反米…の法則」と勝手に呼んでいる)、また逆に政権が反米を唱えている国では、国民は密かに親米(少なくとも、アメリカの自由で豊かな物質文明に憧れを抱いて、マクドナルドのハンバーガーやジーンズを買い求めたり、ハリウッド映画を楽しみにしていたりする)であることが多い(アメリカはそれを巧みに利用してそれらの国家に介入するのだが…)。
ところが、最近では、中米(ベネズエラやボリビアなどhttp://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/25fc9c3dadb3e79d9c72a243893c2509ペルーのウマラは実に惜しかった!http://www.janjan.jp/world/0602/0602018553/1.php)で、国民に支持された反米政権、という例外(?)が次々と生まている。おそらく、グローバル化によって米企業が進出した地域で、地元の資源や地元住民の労働力を搾取しまくっていることが原因であろう(例:パプア一揆http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000243-kyodo-int)。こういうケースが世界中で今後ますます増えていくのは確実と思われる。
というわけで、現在、反米感情を抱いている人々は世界人口のだいたい2/3くらいで、今後ますます世界中が反米に傾いていくのはほぼ確実であろう(途上国ばかりでなく先進国においてさえ、イラク戦争で国連を無視し傍若無人に振舞ったアメリカに対しフランスやドイツなど各国が反対、国内では反米デモが起こっている。韓国では駐留米軍の問題で大規模な反対運動が起きている。さらに、今や、米国内でさえ政府のやり方は支持されていない。もしかしたら反米比率は2/3をとうに超えているかもしれない)。
アメリカに右へ倣えの日本のマスコミからの情報だけを信じていると気付かないかもしれないが、世界に目を転じて、それらの国の人々に同化すれば、世界の過半数の人間がアメリカという国を疎ましく思っていることはすぐに分かる話だと思う。この状況に対応して外交をシフトしていかないと、日本は確実に世界から孤立していくだろう。それどころか、形を変えた帝国主義的侵略の片棒を担いでいる、と世界中から敵視される存在になる可能性すらある。
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同感。私の実感もそんなところだ。
これまでアメリカは「民主主義を世界に普及させるため」、などと称して様々な国家に介入してきたが(http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Databank/interventions.htm)、その論理と実際の行動は完全に分離していた。
現実には、共産主義への防波堤として、あるいは資源や商売の利権を確保するため、中東・アジア・アフリカ・中南米の各地域において、極めて非民主的な独裁権力とも結びついてきたことは、今さら言うまでもない。
ベトナムでは腐敗しきった南のグエン・バン・ヒュー政権を支援し続けてベトコンと戦わせ、韓国においてはイ・スンマン(李承晩)政権、パク・チェンヒ(朴正熙)政権と軍事独裁政権を支援し続けてきた。他にも、フィリピンにおけるマルコス政権、インドネシアにおけるスハルト政権、イランのパーレヴィ政権、ニカラグアのコントラ支援…、という具合で枚挙に暇がない。
で、現在にいたってもこれ↓である。
「ソマリア:米が武装勢力支援か…」(ブログ:なんで屋@滋賀
http://blog.livedoor.jp/ieshimanaoki/archives/50489639.html)
「テロとの戦い!」なんて口では言いながら、テロリストを支援してるのだからあきれて物も言えない。
以下は、http://tanakanews.com/990405yugo.htm 田中宇「ユーゴ戦争:アメリカ色に染まる欧州軍」より引用。
>アメリカが冷戦後の世界支配の「原則」とした方針は、「人権」や「民主主義」が、国家主権よりも重視すべきものだ、という考え方だった。それまで国家主権は、他国がおかしてはならないものだったから、国内で行われている人権侵害や独裁政治に他国が文句を言うと、「内政干渉だ」と言い返された。
>だが、国家主権より人権が重要だということになると、もはや「内政干渉」という言葉自体が、廃語になってしまう。
>アメリカを敵視する国のほとんどは、アメリカから見ると「人権侵害」や「民主化運動への弾圧」が行われているから、この方針はアメリカに楯突く国を攻撃するためのもの、と考えることができる。
というわけで、アメリカは「自由と民主主義を世界に広めるため」と口では言っているが、それは他国への介入の単なる口実であって、そもそもその国の民衆に主権を認めたりする気など毛頭ないと思われる。
また、世界の多くの国で共通して言えることは、その国の政権の中枢部が親米である場合は、大多数の国民が反米であることが多く(「政権が親米なら国民は反米…の法則」と勝手に呼んでいる)、また逆に政権が反米を唱えている国では、国民は密かに親米(少なくとも、アメリカの自由で豊かな物質文明に憧れを抱いて、マクドナルドのハンバーガーやジーンズを買い求めたり、ハリウッド映画を楽しみにしていたりする)であることが多い(アメリカはそれを巧みに利用してそれらの国家に介入するのだが…)。
ところが、最近では、中米(ベネズエラやボリビアなどhttp://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/25fc9c3dadb3e79d9c72a243893c2509ペルーのウマラは実に惜しかった!http://www.janjan.jp/world/0602/0602018553/1.php)で、国民に支持された反米政権、という例外(?)が次々と生まている。おそらく、グローバル化によって米企業が進出した地域で、地元の資源や地元住民の労働力を搾取しまくっていることが原因であろう(例:パプア一揆http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000243-kyodo-int)。こういうケースが世界中で今後ますます増えていくのは確実と思われる。
というわけで、現在、反米感情を抱いている人々は世界人口のだいたい2/3くらいで、今後ますます世界中が反米に傾いていくのはほぼ確実であろう(途上国ばかりでなく先進国においてさえ、イラク戦争で国連を無視し傍若無人に振舞ったアメリカに対しフランスやドイツなど各国が反対、国内では反米デモが起こっている。韓国では駐留米軍の問題で大規模な反対運動が起きている。さらに、今や、米国内でさえ政府のやり方は支持されていない。もしかしたら反米比率は2/3をとうに超えているかもしれない)。
アメリカに右へ倣えの日本のマスコミからの情報だけを信じていると気付かないかもしれないが、世界に目を転じて、それらの国の人々に同化すれば、世界の過半数の人間がアメリカという国を疎ましく思っていることはすぐに分かる話だと思う。この状況に対応して外交をシフトしていかないと、日本は確実に世界から孤立していくだろう。それどころか、形を変えた帝国主義的侵略の片棒を担いでいる、と世界中から敵視される存在になる可能性すらある。
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ただし、いざ事が起こればアメリカに亡命を申請してきたのが私達でもありました。
アメリカの帝国主義を批判し、自由の国アメリカに亡命する。メキシコからは不法移民が押し寄せる。
人間とは、かくも矛盾した生き物です。
中国やロシアが世界を牛耳るようになっても、国際社会はそれはそれで必死な抵抗を試みるでしょう。
人間とは、振れ過ぎた振り子を嫌う生き物です。