みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ウィーンのジャッカル

2023-01-30 | その他


ジャッカルと言えばイヌ科の野生動物で、都会とは無縁・・・だったのは過去の話。
な、なんと、ウィーンで野生のキンイロジャッカルが確認されたのです


キンイロジャッカルさん(ウィーンで発見された個体ではありません)





ジャッカルはアフリカとか、どこか遠くの大自然を徘徊する野生動物と思っていましたが、もともとバルカン半島南部にも生息していたのですね。
そして地球温暖化に伴い北上、今やノルウェーでも目撃報告があるそうです。
ウィーン市北部で発見されたのは、交通事故の犠牲となった若いオスでした



ジャッカルの棲息地域を示す地図





ジャッカルさんは、キツネとオオカミの中間の大きさで、キツネよりはオオカミやイヌに、より近縁だそうです。
従って、オオカミあるいはイヌとの「ハーフ」も可能で、その子供たちも生まれます。
つまり、より自然な交配ですね(キツネとのハーフはできないそうです)。

ライガーレオポンは子孫を残せません。
つまりDNA情報が変化し過ぎているということでしょうか。

多くの生物が地球温暖化に伴って北上しつつあります。
熱帯だけに生息したはずのネッタイシマカも北上しています。
ここら辺では、まだ一度も見たことのないゴキブリとかシロアリまで北上してくるのではないかと心配です

北上してくるよそ者によって生息地を奪われる、あるいは追われる在来種も増え、温暖化によって生息地がなくなる場合もあるでしょう。
ホッキョクグマは典型的な温暖化に伴う絶滅危惧種ですね

これ以上、絶滅種が増えませんように


キンイロジャッカル確認の記事






汀のマリア再び

2023-01-27 | 旧市街


以前に紹介した汀のマリア。私のお気に入りの教会です
ドイツ語ではMaria am Gestade(マリア・アム・ゲシュターデ)。
最近、独語Wikiでユニークなアングルの画像を発見したので再度登場してもらいます
どっちみち腕もカメラもプロ級以上でないと撮れない場所にあります



シュテファン寺院の塔から見たマリア・アム・ゲシュターデ教会の尖塔と屋根




後方にはフンデルトヴァッサー設計のゴミ焼却施設の塔、更に後方はウィーンの森の丘陵が見えます。



狭い路地にひっそり立っている汀のマリア





当時の記事には「そのうち写真を撮る」とか書いたものの、すっかり忘れていたというか、早々と諦めたというか・・・
基本的な情報は既に当時の記事にあるので、上のリンクから古記事をご覧ください


マリア・アム・ゲシュターデ教会の写真を撮るのは忘れて(諦めて)いましたが・・・
ウクライナが勝利して平和が訪れるまで、忘れず応援を続けましょう  




で目おく目

2023-01-24 | おきにいり

出目と奥目の愛らしい方々です  



出目代表




日本語名はスナガニあるいはツノメガニ。この方々は視力に優れ、全方向見渡せるそうですが、どんな風に見えるのか・・・
先端のトンガリは「飾り」で、その下が本物の目だそうです。この「とがり目」をクルクル回して全方向見るのでしょうか
Wikiの各国語では、自国の単語が無い場合、学名を使うのが一般的で、このカニさんも他の言語では学名です。
日本語と同じ意味の単語は中国語だけで「沙蟹」と表記。



奥目代表




日本語名ソデボラで、ドイツ語名は Flügelschnecke(フリューゲルシュネッケ)つまり「翼のあるカタツムリ」です。
ソデボラさんも、他言語の多くは学名表記ですが、中国語だけは「鳳凰螺」という美しい名前です。
上のカニさん同様、中国語名の発音は知らん





自然の美久々

2023-01-21 | おきにいり


ザルツカンマーグートの友達から美しい絵葉書が届きました。
日本では見られない野鳥です。それでググってみました。


盛装のジェントルマン





保護色的に控え目だけど愛らしいレディー





日本語名はズアオアトリ
詳しくは英語Wikiをご覧ください


世界中で多くの野生動物が絶滅し、今も絶滅しつつあります。
この愛らしい鳥さんも、これからも元気で暮らせますように
さしあたりズアオアトリは絶滅危惧種ではありませんが、全ての野生動物は、人間による自然破壊・汚染の危険にさらされています。


日本野鳥の会HP:絶滅危惧種




雪猫

2023-01-18 | ことば


雪猫「Snowcat=スノーキャット」とは・・・


このお方だーーーーッ






日本語では雪上車と言いますね。
英語ではSnowcatなのです。
つまり「スノー&キャタピラー」が寸詰まってSnowcat
キャタピラーは本来イモムシであるので・・・ドイツ語名はピステンラウペPistenraupe
ピステPisteは雪上コース、ラウペRaupeがイモムシなので「雪上コース芋虫」ですね。間に入るNは、ドイツ語で2つの単語をつなげる「接着剤」です。

蛇足ながらフランス語はAutoneigeオートネージュで雪自動車。イタリア語は何と!Gatto delle neviガット・デレ・ネーヴィで文字通り「雪の猫」。多分、英語をそのまま直訳したのだろうと思います。
以下略・・・



本当の雪猫さん




雪の日、猫さんは「こたつで丸くなる」ということですが、雪を面白がる少数派の猫さんもいるようです





国会議事堂

2023-01-15 | その他


5年間の改修工事を経て漸く国会議事堂が再オープンしました。


以前のボログ記事で、ウィーンの国会議事堂がチラっと登場するもの(抜粋)

霧の日
イベントの前
蛇なし宮殿
長蛇の列


民主主義発祥の地たる古代ギリシャの神殿様式で建てられています(歴史主義時代の「ネオ」を冠した真似っこ)。
そこで、古代ギリシャの哲人・学者の彫像が色々あります。
そのうち4体・・・その他省略


トゥキュディデス





クセノポン





ヘロドトス





タキトゥス





改修工事中には、火事で危うく全焼を免れたレドゥーテンザールが臨時の議事堂として使われました。


改修完了の議事堂内外






単純に複雑

2023-01-12 | その他


昨年暮れのことです。ドイツの友達からの手紙に、日めくりカレンダーの10月26日が同封されていました。
それを読んで私はガハハハッと大笑いしてしまいました
蛇足ながら10月26日はオーストリアの「ナショナルデー(国民の祝日)」という祝日です。これは1955年10月26日、オーストリアの永世中立が国会で決議され、第二次世界大戦後にオーストリアを分割統治していた連合国軍(米・英・仏・ソ連)が完全に撤収した日です。



Wenn Unfreundlichkeit gesund wäre, dann wär die Herzinfarktquote in Wien auf null.

「不親切が健康的とすれば、ウィーンでの心臓発作発生率はゼロた」

これを文字通りに受け取れば、ウィーンはよっぽど不親切な街だということになりますね。でも実際には親切な人は沢山います。
しかし、そうなのです。ウィーン市民自身が「ウィーン市民がいなければ、ウィーンはもっと美しいだろう」などと言います。
「悪ぶる」というのでもなく「自虐趣味」でもなく・・・「ひねくれた自慢」ですかね
某猫学文献著者が指摘している「猫飼いの自慢」(「邪魔されて困るんですよ」「爪を立てて痛いんですよ」などと自慢)に似ている・・・ようで、やっぱり違います

 蛇足ながら、上の言葉の「張本人」はオーストリアのカバレッティストあるいはヴォードヴィリアンのヨーゼフ・ハーダーです。
この英語Wiki記事では「コメディアン」という言葉を使っています。
まあ、そんなようなものです
ウィーンとオーストリアの問題はひねくれているので、そのうち又続くかも、かも


連合軍による分割統治の時代についてはジープの4人をご覧ください。


  更に蛇足ながら・・・多くの国には独立記念日とか革命記念日があります。いつから国があるのかはっきりしないが、ずーっと一つの国である日本では、神話に遡ったわけですね。





ニャンワンチュッ

2023-01-09 | かりいぬ


仔猫ちゃんが仔犬ちゃんにチュッ






定期的にカンパしているTierquartier Wien(ティアクバルティア・ウィーン)のカード。
これはウィーン市が運営しているワンニャンを中心とする小動物のためのホームです。

ドイツ語ですが・・・TierquartierのHP


写真は仔猫ちゃんと仔犬ちゃんですが、常に猫さん優勢につき、カテゴリーは「かりいぬ」です





野菜の肖像

2023-01-06 | その他


ユニークな絵画を数多く制作したことで知られるアルチンボルド
ウィーンの美術史博物館にもあり、皇帝ルドルフ2世のお気に入りの画家だったこともあり、なじみ深い存在です。



彼の作品のひとつ、野菜を描いた奇妙な静物画は・・・





・・・逆さにすると、人の顔になります(「野菜作りGemüsegärtnerゲミューゼゲルトナー」というタイトル)。





こういう奇想天外ユニーク独創的な絵画は国芳も沢山遺していますね


  


ルドルフ2世は、ウィーンではなくプラハに宮廷を置き、政治よりも学問・芸術の奨励に情熱を注ぎました。
当時は、オスマントルコによる第一次ウィーン包囲に続く極めて複雑・困難な時代であり、よほど政治・軍事の才能に優れた強力な意志のある人物でなければ、乗り切ることは不可能だったと思います。ウィーンから少し東へ行けばハンガリーを占領したオスマントルコ領で、繰り返し軍事衝突が続いていましたから、ルドルフ2世がウィーンよりはプラハを好んだのも無理ありません。他にも難題が山積み・・・
最後には弟によって君主の座を追われます。
ちょっと同情しちゃいます






バリアフリー

2023-01-03 | その他


ウィーンは市電網の充実した街ですが、古い車両は階段を3段ほど上がって車内に入る設計でした。
しかし、身障者に配慮したバリアフリー志向が広がるに伴い、昇降不要の低床車両が普及、昨年ついに一部に運行していた旧車両も引退、段付き車両が完全に姿を消しました。

引退した旧車両がどうなるかと言いますと・・・


金属は再利用できるわけですから、車体はつぶされます。





でも内装は希望者に販売されます。

下の写真、中央左に3段の階段がある昇降口が見えます。





内装の中で特に購入希望が多いのは、このシンプルですっきりした椅子だそうです。





他国で「再就職」する車両もあるそうです。






     


Covid-19パンデミックは2020年から始まり、2021年と2022年はパンデミックの中での新年となりました
ところが今年は、パンデミックに加え、ウクライナに対するロシアの侵略戦争の中での年明けです

今年は、パンデミックが終息し、ウクライナ復興が始まる年となりますように

こんなボログですが、今年もどうぞ宜しく