みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

今さらの猫

2018-10-20 | かりねこ

今さら紹介する必要の全くないIwagoCats





最近、イタリアの友達に「ブルース・キャット」を送りました。

手持ちの岩合写真集の中で一番文章が少なく
しかも世界各国の猫さんが登場、イタリアの方々もいらっしゃいます。

彼女も猫好きで、毎日、猫さんの気持ち想像しながら、ひとりひとりの猫さんをじっと見つめているそうです


      


世界には「のら猫」さんのいる国といない国があります。まあ、大雑把に言えば大半の国々が「いる国」だろうと思います。

「いない国」というより「都市部で、ひとり歩きの猫さんを見かけない国」は、西ヨーロッパのゲルマン系言語諸国でしょう。
西ヨーロッパでもラテン系言語諸国では「のら猫」さんに出会う機会が多いと思います。
ヴェネチアでは猫さんに出会うのが普通で、まだテレビを持っていた頃「ヴェネチアの猫」というドキュメンタリーを見ました。
このドキュメンタリーの最後の「感謝の言葉」のところで「ヴェネチアの多くの猫さんたち」とあったのが印象的でした。

犬さんの場合は狂犬病予防のため「のら犬」対策が早くから行き届いていますが、猫さんの場合、古い時代には世界的に「猫は家を出入りするもの」として扱われていたと思います。
今でも「出入りするもの」「人間の周辺で暮らしているもの」という意識が一般的なところでは「外暮らし」の猫さんが多いでしょう。
人間のほうで「猫って、そういうもんだよ」と考え、ヒトと猫さんが「共存」しているところも多いように思います。
ギリシャの島々の猫さんは「共存猫」さんで、写真家のモデルとしても活躍しているようです。
こんな記事がありました

ゲルマン系言語諸国の都市で外歩きの猫さんを見かけることはありません。でも「のら猫」さんは例外的に存在するようで、保護団体が引き取って里親を見つけたり、アニマルホーム(「アニマルファーム」ではない!)で暮らしたり。
保護団体では、犬猫さんのほか、ペットとなる小動物も保護しています。

世界的に「のら猫の統計」などというものは存在しません。
外暮らしの猫さんたちに「自己申告を義務付ける」なんて不可能です

ウィーンの場合は市のHPに猫さんを飼う場合の心得が紹介されています。
その筆頭に挙げられているのが「外に出る猫は避妊・去勢手術をすること」で、その次が「転落事故を防ぐためバルコニーや窓に安全措置をすること」です。
多分、繁殖用でない室内猫さんも避妊・去勢手術する場合が一般的だと思います。

このHPでは猫さんを3カテゴリーに分けています。

家猫さん:完全に室内で暮らす猫さん
自由出入り猫さん:マイホームがあって外出もする猫さん(郊外や農村部に多い)
のら猫さん:マイホームのない猫さん

ウィーン市のHPによると、2018年から、全ての繁殖用の猫さんにマイクロチップをつけ、ペット・データバンクに登録することが義務付けられています。
繁殖用でない場合にも、マイクロチップ装着とデータバンクへの登録を奨励しています。

そのHPの猫さんページ
マイクロチップ埋め込みの動画もあり、注射のように、すぐ終わります。


オーストリアの場合、2010年に制定された法律では、
住宅の賃貸契約で「ペットを禁止すること」が禁止されていますが、それが100%実行されているかどうかはわかりません。







ご無沙汰

2018-10-15 | おきにいり

うっかりしていたら又日数があいてしまいました


美術史博物館には、私の大好きな方がいらっしゃいます。小さな大物です。



高さ11cm、長さ20.5cm、幅7.65cm


古代エジプト中王国時代の副葬品です。当時、カバは「あの世」での再生のシンボルとされていたからです。
模様はパピルス、パピルスのつぼみ、翼を広げた鳥などで、カバさんの生活環境を示しています。

高いけど精巧なレプリカがミュージアムショップで販売されています。英語による紹介

何年も前にアップしたはずなのですが、探すのが面倒なので放置

美術史博物館へ行くたびに訪問していましたが、近年ご無沙汰しています。これも、そのうち再訪したいと思っていますが、いつになるか

ニューヨークのメトロポリタン美術館にも青カバさんがいらっしゃいます。同じ時代のご親戚だと思います。



クンストフォーラムでは日本の魅惑開催中です。

ヴォティーフ教会では、ルネサンス絵画の大作を集めた展覧会が開催されています。全て実物大の複製品ですが、場所が離れていて同時に見られない大作の数々が同時に見られるのが凄い ドイツ語による紹介

前回紹介したブリューゲル展も含め、全て行けるかどうかはわかりませんが、行った場合にはアップします







世紀の展覧会

2018-10-08 | おきにいり

ピーテル・ブリューゲル(父)は日本でも人気の高い画家ですね。

ウィーンの美術史博物館には世界最大のブリューゲル・コレクション(12点の絵画作品その他)があります。

2019年は巨匠の没後450年に当たり、これを記念して10月2日から来年1月19日まで、歴史上初のブリューゲル特別展が開催されています。
史上初めて外国へ貸し出される作品もウィーンに登場します。これは当然だと思います。
ウィーンにある12点の絵画を全部貸し出すのはリスクが大きすぎます。そこで各国の所蔵品もウィーンに来ることになったのでしょう。
10月1日のオープニング・セレモニーにはベルギー国王夫妻が列席しました。ベルギーからも貸出品があるのです。


ネット検索すると沢山の作品が登場します。


デブの台所、1563年



養蜂家、1566年



この時代以前の多くの画家が宗教的題材を中心としているのに対し、ブリューゲルは、社会の本当の支え手である庶民の日常生活を緻密に、批判的ながら愛情を込めて描いています。それは、当時の人々の生活を現代に伝える貴重な歴史的資料でもあります。
彼の作風は絵画における人文主義とも言えるでしょう。

この歴史的展覧会では、特別な運営方法がとられています。チケットを事前購入する際、入場時間も予約しなければなりません。その予約入場時間は20分で、その時間枠内に入場しなければなりません。多分、長蛇の列を避けるためでしょう。
これはオンライン予約の場合ですが、美術史博物館チケット窓口でも時間帯の予約ができるようです。
いきなり行って、そのまま入場できるかどうかは分かりません。多分、常設展示しか見られないのではないでしょうか。


 追記

展覧会はまだ見ていませんが、ブリューゲルは昔から好きで尊敬しています。
美術史博物館所蔵のブリューゲル作品は何回も見ていますが、いくら見ても新しい驚きがあり見飽きない絵です。
そのうち「特別展中の美術史博物館」の様子を偵察に行こうかと思っています


美術史博物館HPのブリューゲル展紹介英語版







地球の発熱

2018-10-03 | その他



上の雑誌は、何か画像を入れたいというだけの「にぎやかし」でございます
英語ウィキで見つけたもので、アメリカのフェミニズム系雑誌の表紙。2007年春号となっています。11年前です。
「地球温暖化を止めよう」と大きく印刷されています。

近年は世界中どこでも猛暑が増えています。今年はオーストリアでも観測史上最も暑い夏となったようです。
今年の日本も豪雨、災害、地震、台風と恐怖の災害年となっています。
とりわけ10月になっても猛烈な台風が発生するというのは、以前には無かった事態のように思います。
インドネシアの地震と津波による大きな被害もよそ事ではありません。

地球が熱病に罹っているような・・・ その張本人は人類

地球温暖化は人間のせいではない、という説もありますが、これは怠け者と目先の儲けだけが大切な人々に都合の良い言い逃れですね


ヨーロッパ各地でも色々な災害が起きています。最近ではギリシャを襲ったメディケーン。
地中海では、めったに発生しないハリケーン・タイプの暴風雨です。
地中海(メディテレニアン)とハリケーンの合成語。

メディケーン

猛暑も大災害も更に増加するそうです。
北極の氷がどんどん溶けて、2050年までにはホッキョクグマが激減すると予想されています。
ここら辺では従来、冷房不要の涼しい夏が普通だったのに、今や個人宅でも冷房を付け始めたようです。
しかし、冷房機は屋外に熱い空気を送り出すので、本質的な解決にならない・・・と、ラジオで言っていました。


地球温暖化
日本語ウィキ
英語ウィキ
独語ウィキ
仏語ウィキ
伊語ウィキ
いずれも非常に詳しい記事です。