みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

あすこっときゃっと

2019-04-27 | かりねこ






「アスコット・レディー」と思ったんですけど・・・

脚韻ですよ あすこっ・きゃっ


この帽子(と多分ドレス)なら、ドレスコードのうるさいアスコット競馬場にも行けるでしょう


アスコット競馬場

英語ウィキAscot Racecourseにあるドレスコード



写真はいつものHPのお天気猫さんです。









毛皮の美女

2019-04-24 | かりねこ





自前の毛皮ファッションでくつろぐ美女
三毛さんですから美女に違いありません。万々一の場合は美男かも知れませんが・・・
毛皮も、とってもゴージャスだと思います。しかも自前ですから、誰か(ミンクさんとかテンさんとか)が惨殺されたという悲しい背景はありません。確かに一生同じファッションではありますが、健康的には換毛という「衣替え」をしていますし、一生涯、世界で唯一無二のファッションを誇ることができます

ドイツのワンニャン・サイトによれば、三毛猫さんは幸運をもたらす「幸せの猫」さんだそうな。
先ず数が少ないので見つけただけでも幸運。これは四葉のクローバーと共通するということです。また、三毛猫さんが幸運をもたらしたり災禍を防いだという伝説もあるそうです。ヘビに咬まれそうになった女性を助けたとか、日本の例も挙げられています。招き猫さんも大抵は三毛ですよね

ルーベンスが描いた美女は自前でない毛皮を身につけています。





出典
(ドイツ語のワンニャン・サイト)








ファーストドッグ・ユリ

2019-04-21 | かりいぬ

いつものHPに載っていた記事です。





オーストリア共和国大統領の膝に乗っているのがミックス犬のユリです。
ユリは仔犬時代にギリシャの海岸に捨てられ、危うく殺処分になるところでしたが、犬好きの人に救われ一緒にオーストリアに来ました。
ところが、この新しい飼い主が亡くなってしまいました。動物保護団体が、どうしようかと悩んでいるところに新たな救い手が登場。
昨年、愛犬のキタを病気で失ったファン・デア・ベレン大統領がユリを引き取ったのです。
ユリ(Juli)はドイツ語で7月のことですが、名前の由来は記事にも出てきません。故キタ(Kita)さんの名前の由来も不明。


大統領官邸によればユリは完璧な「官邸犬」だそうです。
つまり、誰が来ようと、まわりに人が大勢居ようと全くリラックスしており誰にでもフレンドリー、イベントの来賓として最前列に座っている大統領の膝の上でもゆったりしているのだそうです。
苦労の多かった仔犬時代を経て、そういう落ち着いた性質になったのでしょうか。
ユリは今7才ですが、小型犬なので、まだまだ元気なお年頃だそうです。

大統領が率先して保護犬を愛犬にするというのは良いことだと思います


ファン・デア・ベレン大統領に関する以前の記事







春眠こねこ

2019-04-18 | かりねこ

何年も前、ネット検索中に見つけてダウンロードした可愛い仔猫ちゃん 
画像そのものは更にもっと以前のものです。






今は聖週間半ば、聖木曜日です。明日は聖金曜日聖土曜日、復活祭の日曜日、復活祭の月曜日が最終日です。最後の日・月については復活祭を御覧ください。
イースターとともに春が来る、というわけで東大寺のお水取りみたいなものですね。修二会は太陽暦で実施されるようになりましたが、復活祭は陰暦基準なので毎年、日付が変わります。
長らく、そういう習慣が続いてきたので、今さら変えるのも難しいのか?それとも、いつか太陽暦に移行するのか


復活祭の代表的キャラはウサギさん(イースターバニー)ですね




19世紀に制作された下のタイルは13世紀のイランの書籍にインスピレーションを得たもの。
「ウサギとカメ」みたいですが、ヘビもいるので違うかな。




イースターに登場するのは他にヒヨコさん、子羊さんなどですが、枝の主日にエルサレムに入場したキリストさんが乗っていたのがロバさんなので、最近はロバさんも復活祭のキャラクターとして強調されるようになりました。
これは10世紀にコンスタンティノープルで制作されたレリーフです。




ウサギさん、ロバさんは、いずれもウィキ・フリー画像です。

それから・・・ハンモックの仔猫ちゃん、昨年のイースターにも登場してました
ハッピー・スプリングっていうと、イースターにピッタリなんですよね。


ノートルダムの火災、ショックでしたね。でも必ず見事に再建されると信じています








庭→四つ足→保護施設

2019-04-14 | その他






変なタイトルですが、いつも「遅報」が普通のこのボログにしては珍しい「速報」です(いつものHP4月11日の記事)。


ヴァルトフィアテル地方(オーストリア・ニーダーエスターライヒ州の北西部)の家族が、庭の片隅でトラフズクのヒナがうずくまっているのを見つけました。2羽は既に死んでいましたが1羽はまだ生きていたので、早速「四つ足」(世界的に活動する動物保護団体)に連絡、「四つ足」の車で同じニーダーエステライヒ州東端にあるフクロウ・猛禽ステーションに運ばれました。「四つ足」の推測では、悪天候で巣ごと吹き落とされたのだろうということです。

写真の人の服にフクロウ・猛禽類ステーションという文字が見られます。要するに肉食の鳥類を専門とする保護施設ですね。
トラフズクのヒナは生後2~3週間ということですが、さすがに他のヒナと違って、幼いながら「哲学者」の顔つきです。
この「小さな哲学者」は同種の里親に育てられ、独り立ち可能となったら自然にかえされるそうです。


以前の「四つ足」記事:まなざし
更に古い記事は「まなざし」にリンクしてあります。



元号について考え直したお話


新元号「令和」が発表された当初は「何て素気ない、零や冷に似ている、昭和のマネみたい、おなじレイなら麗和の方が良いのに」と思ったのですが、だんだん「令和」でいいのかなと思うようになりました。先ず麗という字は書きにくいし、ちょっと「麗々しい(仰々しい)」ようです。小さい子供も書く機会があるでしょうから、書きやすい漢字がいいですね。そう思って「明治、大正、昭和、平成、令和」と並べて見ると、いずれも書きやすくスッキリしているのです。それに「能に関する記事」に書いた「極度に簡素なエレガンス」にもピッタリかな・・・

元号のあった国、今でも使っている国はごく少数ですがあるようです。元号廃止論もあるようですが、西暦(キリストさんの生まれる前か後に数字を加える)だけになってしまうと丸々ヨーロッパ中心主義のようで、あまり嬉しくありません。××何年は西暦何年だったっけ?などと時々こんがらかるのも「日本伝統文化」の一部かもしれません

追記:イスラム教ではヒジュラ暦が定められています。・・・が、内戦勃発前に私が繰り返し滞在したシリアでは、普通の西暦によるカレンダーやダイアリーが一般的でした。ヒジュラ暦が太陰暦のため、どんどん諸外国の暦とずれてくるためでしょう。それにバアス党は言わば世俗主義で宗教色は強くなく、スカーフをしない女性も多かったのです。政治・社会情勢の推移によって今後どうなるかは不明です。



 今日(枝の主日)から来週の復活祭の月曜までがイースター期間です 



春眠トリオ

2019-04-08 | ぶたんこ

久々に「ぶたんこ」の登場・・・と言っても使いまわし画像ですみません





こういう世界はやっぱり想像するだけが良いでしょう。
とくに文鳥を猫と一緒にするのは危なすぎます

この「3人」が天国で仲良く「ひどい飼い主(私)」の悪口を言っていると、遠くに私の姿が見えて「あっ、あいつが来た、逃げろ!」と逃走する・・・というのが私の悪夢ですが、私は天国に行かないと思うので、その心配はありません


古いチトぶ記事:チトぶナンナ


これからちょっと雑用で次の更新まで間があくと思いますが、こんなボログでもたまーに覗いてくださいませ でも乞無期待







静止に凝集された躍動

2019-04-05 | おきにいり

既に2月後半、長年定期購読しているNZZに載った記事なのですが、ほかに色々なことがあって、この記事に戻ってくる機会がありませんでした。

本文が長くなりました。こめんなさい


2月にパリで上演された能に関する1ページの記事です。

タイトルは

時代を超越し、モダンで、しかも700年の歴史を持つ

サブタイトルは「他に類例のない極度に簡素なエレガンス」



おんぼろコンデジで少しアップしたピンボケ写真



上の写真は「清経」の舞台です。
このほか「葵の上」「」「」など6作品が上演されたとあるので、残る2作は狂言だったと思われます。
執念深く検索すれば残りの演目も突き止められるはずですが、横着します
もし暇と関心がおありの方はパリのCite de la musiqueのHPを調べてみてください
(Citeの綴りは文字化け防止のためアクサンテギュ無しです)


さて記事の要点を紹介しますと・・・

今回の能パリ公演は、日仏修好160周年と日本開国150周年(厳密には約150年ですね)を記念したものである。

能では舞台のサイズやデザイン、用いる木材、更に衣装に用いる布など細部にわたるまで詳しく規定されている。このため伝統的な能舞台は、日本で部分を制作しパリで組み立てられた。出演したのは2人の人間国宝を含む最も重要な能楽師である。パリでの能に関する関心は極めて高く、チケットは公演の始まるずっと前に売り切れとなった。なにしろ19世紀末のジャポニスム以来、フランス人にとって日本の伝統文化は単なる流行以上の重要性をもっている。とりわけ能は、日本伝統文化のシンボルとも言える存在である。

能がヨーロッパの芸術家を魅了するのは、イリュージョンやナチュラリズムを排した厳格な上演スタイルが多大なインスピレーションを与えるからである。つまり舞台装置などは殆どない。例えば「葵の上」では「葵の上」は全く姿を現さず、舞台に置かれた小袖が病臥する葵の上を示している。物語の内容と風景は観客が想像しなければならない。典型的な「すり足」は本体のない霊的な存在を連想させる。「泣く」などという感情の逸脱は、ただ手を顔の前にかざすだけで表現される。

とりわけ印象的なのは、出演者が見事に姿を消してしまうことである。出演者は依然として舞台の上にいるのに、観客は、その存在を意識しなくなる。「清経」では、清経の霊と妻が何分も不動の姿勢で対峙しながら、2人の間で高まる感情的緊迫感が観客にも伝わってくる。

西洋演劇では次々と新たな演出が求められるが、能では(歌舞伎、文楽などもそうですね)世襲によって代々演出が受け継がれ、いわば「太古性(アンシャニテ)」が守られる。

多くの相違点はあるが、そこには時代や文化圏の違いを超えて共通するものがある。狂言上演では、舞台の上に投影される字幕によって、パリの観客も大笑いする。これはヨーロッパの古い喜劇とも共通する「原初的な人間性の笑い」だからである。
能はギリシャ悲劇とも多くの共通性をもっている。そこに共通するのは人生のはかなさを嘆く「原初的な人間性」である。


  


コンメディア・デッラルテ
古代ギリシャの演劇
ギリシャ悲劇
日本伝統芸能

驚いたことにウィキ記事の日本伝統芸能もフランス語版の方が詳しいのです
まあ、日本語ウィキでは、様々な項目別に詳しい記事があるから、ということでしょうが・・・
以前に和英辞典編纂の手伝いをしていた頃、先生が漢字に関する問い合わせをヨーロッパのどこかの国の学者に送ったことがあります。
日本語や能の勉強をするにはヨーロッパへ留学・・・なんてことにはならないと思います。


以前に黒澤明が「能は好きだが歌舞伎は下品だ」と言っているのを、どこかで読みました。
私は黒澤明を尊敬していますが、この意見には反対です
私は歌舞伎も好きです


以前の関連記事
世界博物館
文楽inスイス
西洋版墨田川







雲に乗る猫

2019-04-02 | かりねこ

猫さんが雲の上で寝子してます

と言っても、雲(というタイトルの本)の上でスヤスヤ





いや、半目を開けているようなので「ウトウト」かな

向こう暫くは暑くも寒くもなく、睡眠の天才である猫さんでなくとも「ウトウト」に最適な時期ですね

この写真も、いつものHPお天気猫さんです。猫さんが乗っている「雲(ヴォルケン)」という本にはレオポルト・ミュージアムとあります。何回か行っている美術館ですが、あるいは何年も前に、雲の写真か絵の展覧会があったのかもしれません。


      


今年も3月最後の週末からサマータイムが始まりました。形式的には31日の午前2時を午前3時にしてしまうということで、要するに翌日、目が覚めると時刻が1時間進んでいるわけです。
これは1973年のオイルショックを契機に順次ヨーロッパ諸国で導入され、1990年代に欧州連合内で統一されました。しかし節約の効果が殆どないということで、既に数年前から廃止すべきだという意見が増えています。今年の夏時間が最後になるかも知れません。


夏時間の出てくる以前の記事
こねこのひたい
夏時間訂正