みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ウクライナ色の甘み

2023-04-30 | その他


ロシア(プーチン)のウクライナ侵攻開始から既に14ヵ月
ウクライナが勝利するまで忘れずに支援しましょう



ロシア女性の菓子作り職人がウクライナ色のケーキを作りました





28日に紹介された写真ですが、その後彼女がどうなったかについては「3年間の投獄」という報道と「400ユーロ(ルーブルから換算)の罰金」という報道があり、正確な事実は判りません
しかし、こうした出来事がロシア政府(プーチン)にとって問題(不快)なことは明らかです。
更に、様々な理由から明確に意思表示はできなくても、戦争反対の人々が沢山いることも推定できます。
ロシアが悪いのではなくプーチンが悪いのです。



オーストリアのお菓子屋さんはウクライナ色のバウムクーヘンを作りました。







プーチンのデマ宣伝を信じている人々がいるのも確かですが、軍事力にモノを言わせ、イチャモンをつけて侵略すれば、どんどん領土を拡張できる・・・などという無法行為は決して許してはならないものです。



ウクライナ、スーダンに一刻も早く「正しい平和」が訪れますように


それとは全く別の恐るべき現象があります。まだ4月のスペインで、40度に達する異常高温が繰り返されていることです。
地球が熱病になっているのではと怖くなります






命を助ける

2023-04-27 | その他


ウィーン市が運営する野生動物ステーションは野生動物の救急病院です。
ウィーン市HPの野生動物保護に関するページ(ドイツ語)
野生動物を保護した場合、平日・週末・祝日いつでも野生動物ステーションに届けることができます。




親からはぐれた野ウサギの赤ちゃんに授乳中





怪我をしたキツネさん(まだ子供?)入院中






  



フランスの空軍機でスーダンから避難する人々





フランス以外の国籍の人たちも乗っているそうです。
そして手前のキャリーから判るように、犬さんや猫さんも飼い主と一緒に避難。
命が助けられるというのは嬉しいことですね

でもウクライナスーダンも早く平和になりますように






大統領ゴール

2023-04-24 | その他


4月23日、第40回目のウィーン・マラソンがありました。







まあ、殆ど当然のようにケニアの選手が優勝したのですが・・・ゴールラインに大統領そっくりの人(左側)が・・・
「そっくり」ではなく本当にオーストリア連邦大統領でした。右側の人はスポーツ大臣。
大統領と大臣がゴールで待っているなんて豪勢ですね

男性の部は上位6人が皆ケニア人、女性の部は上位6人の5人までケニア人、3位がエチオピアの人でした。
つまり男女とも6位までの入賞者は全てアフリカの人です
ケニヤ、エチオピアの人たちは細身で脚が長くマラソンにも陸上競技にも適した体型だそうです。



ところで、マラソンと言えばゴミ






私も給水所のボランティアをしたことがあるので体験済み。給水所のテーブルには使い捨てコップに入れた水、一口大に切ったバナナが並べてあり、走者が走りながらコップやバナナを取り、空のコップは走りながら路上に捨てていきます。
先頭集団から最後尾までは3時間くらいあるわけですから、マラソンの最中に、どんどんコップがたまります。後続走者にも危険なので、走者の邪魔にならないよう、合間合間に掃除をします。
コースの脇に細長いテーブルを2つか3つ並べて立っているだけなのですが、結構重労働でした


2023年度ウィーン・シティマラソンの結果:英語記事





窓の芸術

2023-04-21 | おきにいり


窓というのは光を取り入れるため建物に開けられたものです。
それが全く意図せず極めて芸術的に見える不思議


















ドイツ語Wikiを検索中に見つけたもので、いずれも野外博物館にあるものです。
伝統的な農家の佇まいには、年月の堆積した重みと深みがあります。
3枚目の写真にはGemischtwarenhandlung(ゲミシュトヴァレンハンドルンク)とあり、直訳すれば「ごちゃ混ぜ商品販売」。
つまり「よろず屋」ですね






眠り犬

2023-04-18 | かりいぬ


眠り猫」さんは左甚五郎のおかげで良く知られていますが「眠り犬」さんは・・・









これが「眠り犬」さんですいつものHPの睡眠に関する記事に登場)
アイマスクをしてフカフカのベッドで安眠中、ダックスフントさんですね

ダックスフントが登場する以前のボログ記事:まなざし
ヘラクレスとベック氏が更に活躍する続きが読みたいのですが、キンドル操作についてちっとも勉強しないため頓挫しております









更に補足

2023-04-15 | その他


前々回前回の追加補足です


写真はガラタ塔から見たイスタンブール(旧市街)で、トプカピ宮殿アヤソフィアブルーモスクスレイマニエ・モスクが見えます。
並び立つ大モスクの数々は、ボスポラス海峡を航行する船の上から見ると、まるで連合艦隊のように見えます。写真中央は金角湾で、左後方に見えるのがボスポラス海峡です
でも、今回の内容と直接関係はありません。賑やかしです






ジョシュア・コーエンの知的なドタバタ小説を読んで、すぐにノーベル賞作家オルハン・パムク(イスタンブール出身)を思い出しました。
パムクは、あるインタビューの中で、トルコ最大のタブーであるアルメニア人虐殺に触れたため国家侮辱罪で起訴されそうになったのです。ジョシュア・コーエンの場合はピューリッツァー賞を受賞しただけです。
尤もオルハン・パムクの場合も、世界各国からの激しい批判と抗議により最終的には不起訴となりました。

コーエンはアメリカ人でイスラエルから起訴はできないとは言っても、サルマン・ラシュディの場合は全世界規模で「死刑」が要求され、これには「時効」がありません。
当時のサッチャー英国首相は「イスラム教は確固たる宗教だから、何らかの小説によって危機になることはない」と過剰反応を穏やかに批判していました。他には「さほど重要でない作家に世界的知名度を与えた」という批判もありました。

パムクの「わたしの名は紅」「わたしの名は赤」日本語版に関する秀逸な紹介記事がありました

私の知る限りオルハン・パムクはヨーロッパでは知名度が高く翻訳も沢山出版されていますが、まだ読んだことはありません。
読んでみようと思いつつ忘れていましたが、今度こそ読んでみようかな・・・




ウィーンとユダヤ文化

2023-04-12 | その他


前回の補足です。

下の写真は、ウィーン工房のデザイン及び制作による年賀状で、ドイツ語とヘブライ語が書かれています。






ウィーンに住むようになって数年目から、ユダヤ文化の伝統はウィーン文化の不可欠の構成部分だと思うようになり、数年の間、ユダヤ文化研究所の様々な文化講座に通いました。当時ウィーンのチーフ・ラビであったハイム・アイゼンベルク氏とも知り合いました。
同じころ、ウィーン芸術週間でイスラエルのダンス・アンサンブルが、ユダヤの歴史をダンスで紹介するプログラムがありました。ヘブライ語ナレーションのドイツ語訳をヘッドホンで聞いているうち終盤で涙が止まらなくなりました。舞台ではなく観客と同じ高さの「リンク」のような場所で踊っていた人たちは、最前列の席で泣いている私を見て、アジア系のユダヤ人と思ったかもしれません。

その後初めてシリア旅行をした後も、何回かシナゴーグに行ったのですが、シリアのビザがあるパスポートが災いして入れてもらえず、アイゼンベルク氏から「この人は安全です」というヘブライ語の「お墨付き」をもらい、また内部見学できるようになりました。

振り返ってみれば当然のことでした。1981年には2人のパレスチナ人テロリストがマシンガンと手榴弾で襲撃、2人の死者と21人の負傷者があり、それ以来常に自動小銃を持った警官が入り口で警備するようになっていたのです。シリアとイスラエルは未だに交戦状態であり、シリアのビザがあればユダヤ系の施設で疑われるのは仕方ありません。
その後アラビア語を習うようになって、ちょっと後ろめたい気分になりましたが、ユダヤ人でアラブ人の友達がある、或いはその逆という人たちも多いことを知って全く気にならなくなりました。

出発点に戻って・・・
ウィーン工房の出資者も顧客も多くがユダヤ人でした。リンク大通りを飾る豪華な歴史的建築の多くはユダヤ人によって建てられました。
その典型例2つ
エフルッシ宮殿
エプシュタイン宮殿

ナチスの台頭とともに大半のユダヤ人が国外脱出あるいは追放されることでウィーン工房も支えを失い消滅しました。






ネタニヤフ

2023-04-09 | おきにいり


前々回の続きです

「ネタニヤフ」という小説があります。
長い副題は

極めて著名な家族の副次的で
究極的には無視できる出来事についての報告


ドイツの友達が送ってくれたもので、タイトルを読むなりガハハと笑ってしまいました
タイトルからは誰でも、自分の関与した汚職に対する司法の追及を阻止しようと、司法の独立を抹殺しようとしているイスラエルの政治家を連想しますね。
下の表紙からも、しっちゃかめっちゃかなストーリーであることが期待できます。
もちろん期待通りです







物語は1959~1960年。ニューヨーク北方の架空の地方都市コービンデールにある架空のコービン大学でアメリカの税制史を教えるルーベン・ブルムは教授陣で唯一のユダヤ人ですが、アメリカ生まれです。妻のエディスもユダヤ人なので、娘のジュディーもユダヤ人(母がユダヤ人だった場合のみ「正式の」ユダヤ人、とはイスラエルの法で定められています)。
このルーベンは、コービン大学の教授職を得るためイスラエルから来る歴史学者ネタニヤフの世話をするよう依頼されます。
自分の両親や妻の両親の接待、大学入学を控えたジュディーとのゴタゴタなどに加えてネタニヤフの論文を読む手間も加わりウンザリしているルーベンのところにイスラエルから推薦状が届きます。その推薦状のウダウダと長~~~いこと ここまでで物語の三分の二です。

そして、ある雪の日、壊れかけたようなフォードに乗ってベン=シオン・ネタニヤフが到着します。
しかも妻ジラと3人の息子(長男ヨナタン、次男ベンヤミン、三男イド)を引き連れて・・・
一番下の息子イドはブルム家で早速おしめを取り替えられ、その臭いが家を満たします。上の2人も大暴れ。
ひどいドタバタの中、とにかく大学の講堂でベン=シオンの講演が行われます(つまり採用試験)。これもドタバタに終わり、しかもブルム家はネタニヤフ一家を泊めなければならないことになり・・・どうなったかは書かれていません

ベン=シオンの専門分野は異端審問時代スペインのユダヤ人で、彼の説では、これはユダヤ人迫害を目的としたもので、宗教ではなく人種による反ユダヤ主義はスペインで始まったのだそうな

ドタバタ劇は著者の創作ですが、ネタニヤフ一家の面々は皆実在の人物です。
ベン=シオン
ヨナタン
ベンヤミン
イド


まあ内容のドタバタは、それだけで面白いのですが、イスラエルのユダヤ人とディアスポラ・ユダヤ人の間の発想や価値観の違い、反ユダヤ主義シオニズム修正主義シオニズムなどの予備知識が無いと判りにくい、あるいは大笑いできない部分もあるでしょう。


本書の冒頭に著者は、修正主義シオニズムのリーダー、ゼエヴ・ジャボチンスキーの言葉を引用しています。

ディアスポラを抹消しろ。さもないとディアスポラが君たち(ユダヤ人)を抹消するぞ。


続きを書くかも知れません でも乞無期待


・・・うっかり忘れそうになりましたが、前々回の続きと言うのは、著者のジョシュア・コーエンハーパーズ・マガジンに記事を書いているからです。





オキナグザの会話

2023-04-06 | おきにいり


オキナグサという名前ですが、まだ若い株です







写真はドイツ・バーデンヴュルテンベルク州のものなので、正確には「セイヨウオキナグサ」だと思います。

宮沢賢治は、この愛らしい野の花を可愛らしい短編にしています

宮沢賢治:おきなぐさ


実は前回の続きを書くつもりだったのですが時間が足りず、私の敬愛してやまない宮沢賢治に登場していただきました 次回こそは・・・どうなるでしょう







ハーパーの猫さん

2023-04-03 | かりねこ

タイトルの通り「ハーパーの猫さん」 多分メインクーンでしょうね








「ハーパーズ・マガジン」はアメリカで2番目に古く権威ある月刊誌です。
この雑誌に行きついた経緯は近々書く予定である・・・と思います








今年もイースターの季節となりました。

キリストさんの誕生日(クリスマス)は毎年12月25日と決まっているのに、受難週と復活祭の日は毎年変わります

イースター・エッグ
イースター・バニー