みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

WWの女性デザイナー

2021-09-29 | おきにいり

WWというのはWiener Werkstätte(ウィーナー・ヴェルクシュテッテ)のイニシャルです。
MAK(オーストリア応用美術館)で開催中の特別展「ウィーン工房の女性たち」を見てきました
ウィーン工房のメンバーとしてテキスタイル・デザインを手がけ、陶芸作品や工芸品を生み出した人たちの作品が展示されています。

驚いたことに、まるで日本の伝統的な意匠の反物や工芸品が並んでいるようでした
久々にバカチョンの超絶ピンボケ写真をご覧いただきます(ごめんなさい)



まず会場の様子・・・展示フロアの内装にもウィーン工房の女性デザイナーによる布が使われています。












展示品をゆっくり鑑賞できるよう、ウィーン工房の布による丸椅子も置かれていました。
ちょっとマリメッコ風 残念ながら商品はありませんでした。






彼女たちのデザインによるウィーン工房製テキスタイルの数々














まるで青海波




ウィーン工房とユーゲントシュティル美術とは深く結びついています。その1例・・・


WWの女性デザイナーによる服




その服を着たヨハンナ・シュタウト:グスタフ・クリムトの作品




ヨハンナ・シュタウトはクリムトのほかエゴン・シーレのモデルとなっています。



まるで日本伝統の意匠のように見えるのは、19世紀末ヨーロッパで一世を風靡したジャポニズムの余韻でしょうか。
それとも単に彼女たちの斬新なデザインだったのでしょうか


超絶ピンボケ写真ですが、続きます。乞無期待






提灯持ち

2021-09-26 | ことば


日本語で「提灯持ち」と言えば、あまり良いイメージではありませんね 
笑える日本語辞典の説明

でも、全くニュートラルな「提灯持ち」さんもいらっしゃいます
ドイツ語で「提灯持ち」Laternenträger(ラテルネントレーガー)と言うのは、幾つかの魚と昆虫の通称です。
ドイツ語Wikiの曖昧さ回避記事
(夫々の単語をクリックすると当該項目になります。矢印を置くだけで画像が見られます。)



とがり頭蝉(Spitzkopfzikadenシュピッツコップフツイカーデン)と呼ばれる派手な方々







下はヨーロッパ提灯持ち(Europäischen Laternenträgerオイロペーイッシャー・ラテルネントレーガー)
あるいは「偽提灯持ち( Falscher Laternenträgerファルシャー・ラテルネントレーガー)と呼ばれる方々
成虫かと思ったら、まだ幼虫だそうです。






ドイツ語Wikiの「とがり頭蝉」を見ると、色々ユニークな「セミ」さん(ハゴロモさん)の写真があります。
維納の羽衣のビワハゴロモさんは「正真正銘の提灯持ち(Echter Laternenträger エヒター・ラテルネントレーガー)と呼ばれています。確かに頭に提灯をつけていますね
英語Wikiではプラントホッパー一族として登場。蝋を出すハゴロモさんも紹介されていますが、「本物の提灯持ち」は出てきません。

とにかく昆虫の美しさは凄いと思います





紅の美・臭

2021-09-23 | おきにいり


子供の頃から百科事典を、あれこれ拾い読みするのが大好きでした
今もネット検索するのが大好きで、どんどん脱線し、色々(脈絡なく)発見します
今回は紅(くれない)2点







ドイツ語ではScharlachspint、日本語ではキタベニハチクイです。英語Wikiの方が少し詳しいです。
綺麗な鳥さんですね
ドイツ語WikiではBienenfresser(ハチクイ)として記事があります。








この虫さんたち(ドイツ語:Feuerwanze)は大分前にネット検索中発見し、綺麗な虫だなと感心したのですが、日本語でホシカメムシと分かった途端に「悪臭の虫」と思いました
英語Wikiドイツ語Wikiとも害虫としていますが、あるドイツ語サイトでは「アブラムシなどの害虫を食べるし、危害を加えなければ悪臭を放つこともない」とされています。






肉屋通り

2021-09-20 | 旧市街


久々に旧市街です







この通りはFleischmarkt(フライシュマルクト)で、直訳すれば肉屋通り🍖
中世、ここには多くの肉屋と肉屋組合の建物があり、既に1220年の古文書にも「フライシュマルクト」の名前があるそうです。
ドイツ語Wikiの記事
左手前で一見してユーゲントシュティルと分かる建物は、1910年に建てられました。

突き当りに見える赤レンガの建物は、ギリシャ正教の聖三位一体教会です。
設計者は歴史主義建築の代表的な建築家テオフィル・ハンセンで、ビザンツ様式で建てられています。

教会の左からギリシャ小路が始まります。私の大好きな小路で、これまで数回、紹介しています。そのうち2回は「ギリシャ小路」というタイトル。
ギリシャ小路
ギリシャ小路








Vサインの虫

2021-09-17 | おきにいり


前回のマジックのような虫さんについてネット検索しているうちに出会った虫さん








この虫さんの凄い点

その1)翅でVサインしています。
その2)翅の模様がステンドグラスのようです。
その3)目で、こちらを睨んでいます(偽瞳孔と言うらしい)。


この方を発見したときの表示はproutista moestaという学名らしきものだけで、色々検索しても明快な正解に行き当たりませんでした

ウスマエグロハネナガウンカではないかと思いますが確証はありません。ウンカ図鑑にあるハネナガウンカの一族であることは間違いないでしょう。

素晴らしい昆虫図鑑を出版された方のブログには、アカハネナガウンカが登場します。親戚筋であることは一目瞭然

前回のビワハゴロモもウンカ一族もヨコバイ亜目という大ファミリーに属しています。
この大ファミリーはカメムシ目に含まれます。
カメムシと言うと、すぐ強烈な悪臭を思い出しますが、カメムシ目も更に大規模なファミリーで、人気の高い虫さんも多数含まれています。

昆虫の世界も奥深く広大で複雑ですね






維納の羽衣

2021-09-14 | おきにいり


この頃は散歩のため博物館や美術館に出掛けます。
お気に入りの自然史博物館は、広いうえ膨大な展示品があるので、カタログかHPで事前に見るものを決めて出掛けます。
今回は何を見ようかな、とカタログをめくっていたら、昆虫のところで初めて発見😃
(カタログそのものも大きいので、これまで大抵パラパラッとめくる程度でした🤔)

発見したのは、昆虫界の異才・奇才として知られるビワハゴロモ

以前にもオックスフォードでドードー鳥を見てきた後、自然史博物館にもドードー鳥が展示されているのを発見したことがあります
オックスフォード・ドードーウィーン・ドードー

お話戻って・・・何とウィーンでもビワハゴロモが見られると勇んで出掛けました。昆虫展示室の番号も確認して行ったのに、何故か見過ごして、「昆虫はどこだ❓」と考えながら、どんどん先へ進み相当遠くまで行ってから係員の方に「昆虫はどこですか?」と尋ねたところ、私が又見過ごすかもしれないと思ったのか、その部屋まで同行してくれました。おかげで館内を相当歩きました
頭部にワニのような突出部(中は空洞だそうです)をもつユカタンビワハゴロモの他、様々なビワハゴロモ30個体がショーケースに展示されていました。


大自然の造化の妙とも言うべきビワハゴロモ。ここではドイツ語Wiki記事からアップ。









英語WikiのFulgoridaeに様々なビワハゴロモの写真があります。


これは1705年に出版された「スリナム産昆虫変態図譜」に
紹介されたビワハゴロモ(着色銅版画)





下の本は以前にネット検索中見つけて日本アマゾンで買いました。




この本を買ったのは、以前に紹介した昆虫本の延長線上でのことと言えます。

大自然の芸術品とも言うべき哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫、植物などが今も大量に絶滅し続けています。
これ以上、絶滅が続きませんように





PETに沈没する地球

2021-09-11 | その他

ペットボトルという言葉がありますね。私は長いこと「可愛いペットのように小さいボトル」だとばかり思っていました
冒頭に蛇足ですが、良くネット画面に現れる「スポンサードリンク」を私は「スポンサー・ドリンク」と読み、不可解に思っていました

いずれも間違いに気づいたのは漸く数年前のことです

さて、ここから本題で・・・

既に御存知の方も多いかと思いますが、私は最近、いつものHPで読んで驚愕


その記事に載っていた「PETに覆いつくされた地表」(インドネシアのゴミ集積場)





ドイツの化学者ヘルマン・シュタウディンガーが1920年に高分子に関する研究を発表し、様々な後続研究によって、合成樹脂が工業生産されるようになり、天然樹脂に替わる奇跡の素材として地球を席巻、1世紀後の現在では合成樹脂無しの日常生活は考えられないほどになっています。

しかし自然破壊が進み、環境問題が深刻になってきた今、便利だからと安易に大量生産・消費されているプラスチックごみが地球を覆いつくす状況になってきました。

合成樹脂は生分解されることなく、物理的に粉砕されマイクロプラスチックとなり、海洋生物の体内に蓄積され、食事を通して人体にも入ってきます。
科学者の研究によれば、私たちは毎週クレジットカード程度のマイクロプラスチックを食べているそうです。年間では52枚くらいクレジットカードを食べているわけですね

研究者の予測では、2050年には海洋に蓄積されたプラごみの量が、海洋に生息する魚を上回るということです(重量比較)。
直ちに抜本的な軌道修正が実行されない限り、2040年には地球上の全プラスチック量が現在の倍以上になるということです。今でもプラごみが地球上に充満しているのに、倍以上になったら地球が窒息することでしょう



WWFの英語レポートPDF

WWF日本の詳しい記事:海洋プラスチック問題について






水(中)の都

2021-09-08 | その他


アクア・アルタMOSE計画を紹介しました。

この大規模な「ヴェネチア救済プロジェクト」は既に1986年に予告されたにもかかわらず遅延を繰り返し、漸く2003年から工事が始まり、当初の予算額を大幅に上回り、やっと2020年7月に実用テストが行われました。
そして同年10月には、ヴェネチアの「アクア・アルタ」を防ぐため実際に稼働しました。



稼働中のMOSE防潮堤(不気味な外観で、しかも最終的にヴェネチアを水没から守ることはできないらしい)





しかし、アクア・アルタで紹介した通り、2019年11月12日には通常水位を187㎝超える水面上昇を記録しています。

2018年、学術誌「Nature Communications」に発表された記事で研究者は「ヴェネチアが水没するのは確実」としています。
更に今年発表された研究報告では、数十年以内にヴェネチアは水面下1メートルに沈むと予測しています。

観光なだれでは、ラッシュアワーの満員電車状態になったヴェネチアの写真を紹介しました。
水没に紹介した写真のような状態が「常態」となり、MOSE防潮堤は年間を通じて稼働したままになると予測されています。この場合、生態系と経済活動に壊滅的な影響を与えるでしょう。

陶器店の象に紹介した大型クルーズ船の入港は、やっと今年8月から禁止されています。

数々の救済策も結局のところヴェネチアの水没を食い止めることはできないようです。
地球温暖化に伴う海面上昇も、ヴェネチア水没を「促進」します
それなら今のうちに見ておこうと旅行者が詰めかければ、それも水没を早める要因となるでしょう。

旅行者のいない・・・」に紹介したようなヴェネチアは、もう見られないでしょう

あるいは水面下1メートルに水没してからは「旅行者のいないヴェネチア」が見られるかも知れません。もう旅行者が来ないから・・・

それでも奇跡が起こってヴェネチアが救われないかなと思いますが、正直のところ諦めの境地です




美少年の思い出

2021-09-05 | かりねこ

前回うずらちゃん♡の続きです

実は、うずらちゃんが「ごまぐりもなか」で活躍していた頃、ファンの私は、彼の姿をいつでも見られるよう、沢山ダウンロードしていました
とりわけ前回の三連写真は、最近になって「貴重な画像なので、ほかの人にも見てもらいたい」と思い、Michimichiさんのお許しを得て、アップしたわけです。

沢山ある「うずらコレクション」から、あと数枚だけアップさせていただきます。


美少年時代のうずらちゃん













うずら青年






ベートーヴェンを演じるうずらちゃん





猫さんはコスプレのスーパースターですね

唯一無二でも書いたように、どの猫さんも唯一無二の存在です。従って、どの猫さんも、いつまでも記憶の中で生き続けます。決して忘れられません

ごまぐりもなかファミリーの各メンバーの経歴はごまぐりもなかVol.1に紹介されています。うすらちゃんの他にも、猫さんたちに囲まれて過ごしたゴールデンレトリバーのゴマさん、猫さんのリーダー格だったのに急逝したぐり君、長老的存在だったモナさん、白血病で早世したアール王子など、大勢の猫さんのステキな写真が沢山アップされています






うずらちゃん♡

2021-09-02 | かりねこ

ごまぐりもなかのキジトラ美少年うずらちゃん(本名「うずらまめ」今は天使猫)が大好きでした もちろん今も大好きです

それでMichimichiさんの許可を得て、うずらちゃんの写真を紹介いたします
この三連写真は猫さんの豊かな表情を捉えた貴重なものです



「じゃらし」に興奮






手で持とうとして・・・






取り逃がしました






猫さんの表情の変化を写真で捉えるのは難しいと思います。

くるねこ大和さんのブログにも、胡ゆっきちゃん(フルネーム:胡ゆっき・ジョー・アポロビッチ)の驚愕の表情が紹介されています


うずらちゃんは最近急逝した胡てつ君に似ていると思います。つまり美形