みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

階段の街

2022-06-28 | その他


「街中の階段」と言えば「ローマのスペイン広場」が有名ですが・・・


下の階段も忘れてはなりません。セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の「戦艦ポチョムキン」で知られるオデッサの階段です。






ウィーンのコンツェルトハウスでは、頻繁ではありませんが定期的にサイレント映画の名作が上映されます。スクリーンの下でオーケストラやアンサンブルが画面に合わせて演奏するコンサートです。
そうしたコンサートのひとつで「戦艦ポチョムキン」を観ました。階段のシーンは本当に迫力がありました。
この映画はソ連時代に、1905年のいわゆる「第一革命」を扱ったものですから、当然プロパガンダ映画なのですが、エイゼンシュテインの才能が、プロパガンダの狭い枠を遥かに超えていると言えるでしょう。
オデッサの階段での虐殺は史実ではないそうですが、エイゼンシュテインが構成した映画の流れの中で爆風のように観客を直撃するのです。

オデッサはロシア語で、ウクライナ語ではオデーサですから、以下はオデーサにします。

以前に紹介した「ガリツィアへの旅」の中にもオデーサが登場します。ホロコースト以前の東欧にはアシュケナージムのユダヤ人が多く、文化的にも重要な社会層でした。オデーサの人口構成は第二次大戦まではロシア人に次いでユダヤ人が多く30%以上を占めていました。彼らはイディッシュ語を使っていました。

YouTubeで「Goodbye Odessa」というイディッシュの歌を見つけました。イディッシュ語なので全然内容は判りませんが「ヤーリュブリユーティビヤー」というところだけは判ります。ロシア語で「アイラブユー」です。イディッシュ語はヘブライ語にユダヤ人が住んでいる地域の言語が混ざりこんだものなので、オデーサのユダヤ人は、ロシア語も混ぜて話していたと思われます。


本当はウクライナについて、今回でひとまず纏めようと思っていたのですが、色々検索しているうちに時間切れ

結局また書くことになると思いますが・・・とりあえず「ウクライナ頑張れ!」


 蛇足ながら・・・
スペイン広場もオデーサの階段も「バリアフリー」の見地からは「とんでもない階段」ですが、多分今はエレベーターとかエスカレーターとかあるだろうとおもいます。ウィーンの公共の道路で階段になっているところは脇にエレベーターやエスカレーターがあります(もちろん街中の全部ではありません)。




今年の鳥

2022-06-25 | おきにいり


ドイツの「今年の鳥」に選ばれた鳥さん
Wiedehopf(ヴィーデホップフ)さんです。






日本語名はヤツガシラです。
ネット検索すると「頭の冠羽が8本だから」という説明がありますが、色々な写真を見ても、10本以上あると思います。
それとも8対という意味かな

印象的な冠羽は興奮すると立ち上がるそうです。ほぼ昆虫食で、捕虫能力は高いようです。上の鳥さん「取ったぞー!」と喜んでいるみたい







この方も虫を捕らえて一飲みにする瞬間でしょうか


ドイツ語Wiki今年の鳥(Vogel des Jahres)には、1971年以降2022年までの「今年の鳥」が写真付きで紹介されています。
ヤツガシラさんは既に1976年にも「今年の鳥」に選ばれています。

「今年の鳥」は1971年から毎年、自然保護団体と野鳥保護団体によって選ばれています。
自然保護、野鳥保護を呼びかけるためのキャンペーンです。









カシオペイア

2022-06-22 | おきにいり


前回の「赤い海ガメ」をアップした後で、ドイツ語Wikiの「モモ」記事を見たら、カシオペイアさんの木像を発見

確かに「影の主人公」と言えるほど重要なキャラクターですから、記念像があってもおかしくないですね






ウミガメさんと違いリクガメさんは飛翔はしまぜんが、ゆったりと歩く姿は、やはり超然としています。

ついでに「モモ」の表紙です。ここにもちゃんとカシオペイアさんが描かれています。






更に映画のモモとカシオペイアさんです。






ラドスト・ボーケル演じるモモは、本当に物語にピッタリの少女でした。カシオペイアを演じたカメさんの名前は分かりませんが、多分、電動とかではなく本当のカメさんだと思います。

映画はウィーンで見ましたが、今でも本に加えてDVDやブルーレイがあると思います。





赤い海ガメ

2022-06-19 | おきにいり


遅ればせながらジブリの最新作「赤い海ガメ」を観ました。






日本語タイトルは「レッドタートル ある島の物語」ですが、Wiki記事の他の言語は全て「赤い海ガメ」です。中国語Wikiだけが、日本語タイトルを中国語訳してあります。
何故「赤いウミガメ」でなく「レッドタートル」で、その後に「ある島の物語」が加えられているのか・・・私の勝手な推定ですが、「赤いウミガメ」だけだと、ウミガメの生態を紹介する自然科学系の記録映画のような雰囲気だからではないかな、かな、かな・・・
私は折衷で「海ガメ」にしてみました。


既に御存知でしょうが、美しい画面とストーリーは以下のサイトで
ジブリHP
Wikipedia


セリフが全く無いので、世界中で翻訳無しに誰にでも分かります。
本当の主人公は赤い海ガメ。
彼女は、汎神論的大自然と生命の循環を体現しているのだと思います。
そういう意味で、象徴主義的な物語と言えるのではないでしょうか。


島の自然や可愛いカニさんたちも印象的です。
登場するカメさんたちは、とにかく美しいのです。

彼らはペンギンさんたちと同様に、水中を優雅に飛翔します。




上の写真は、気の毒にもウミガメスープに調理されるウミガメさん。見事にはばたいていますね

脱線・・・

不思議の国のアリス」には「偽ウミガメスープ」の食材となる偽ウミガメさんが登場(日本語Wikiでは「代用ウミガメ」)

私が信奉・敬愛してやまないカメさんは「モモ」に登場するカシオペイアさん
彼女は自分の中に独自の時間を持ち、通常の時間の外に生きる超越した存在で、言わば「絶対的に拠り所となる存在」です。

カメさんには、そういう超越した雰囲気がありますね。
しかし現実には、世界に現存する様々なカメさんの半数以上が絶滅危惧種だそうです

世界中のカメさんたちが、これからも繁栄し続けますように






可愛いベビーたち

2022-06-16 | おきにいり


度々書いていますが、シェーンブルン動物園は現存する世界最古の動物園です。



4月末にホッキョクオオカミの子が4頭生まれました。
下の写真は、そのうちの2頭





何故、何日の何時かが分からないかというと、母オオカミが掘った深い穴で出産、新生児は暫く穴の中で過ごしたからです。
大分育った子供たちは、今では外で元気に遊んでいます。
ホッキョクオオカミの出産は7年ぶりということです。


ついでに、最近生まれた子たち


カピバラの赤ちゃん4頭は5月半ばの生まれ。彼らの主な「日課」は寝ることと母乳を飲むことだそうです。





イワトビペンギンの6羽の赤ちゃんは4月に順次孵化。今は「保育園」で過ごしています。




野生でもペンギン類は子供たちを集めて保育園で育てますね。
孵化後の羽毛は撥水機能がないので、水に入るのは危険。換羽後に初めて水泳の練習が始まるそうです。
イワトビペンギンは絶滅危惧種で、ヨーロッパでも飼育している動物園は少なく、総数は140羽。動物園相互に情報交換しています。
繁殖数ではシェーンブルン動物園がトップだそうです





水辺の市民

2022-06-13 | そこらへん


ドナウ川旧流の一角にある公園に住むウィーン市民の方々です
ドイツ語のヴァッサーパーク(Wasserpark)は英語にすればウォーターパークで水上公園とも訳せますが、これは水際公園です。

ドイツ語Wikiの記事
地図で市内での公園の位置が分かり、写真もあります。



シンクロ散策のアヒルさん






「目白押し」のカメさんたち






優雅なコブハクチョウさん





某鳥学文献によれば、優雅な外見の白鳥さん、実は気が荒い武闘派。観察者の証言ですから間違いないと思います。



土曜日にはプライド・パレードがありました。
パンデミックで過去2年、規模縮小で行われたのに対し、今回は、それ以前と同じ規模で開催されました。
そして、どうしても気になるウクライナ

戦争は一刻も早く終わってほしいです

ロシアが、もし本当にウクライナの占領・併合を意図している場合、あんなに全て破壊したら復興に大変なのに、どうなっているんでしょう






無いという贅沢

2022-06-10 | 旧市街


久々に旧市街です
ウィーン歴史地区

旧市街には名所が多く、主な通りは賑やかなのが普通ですが、ちょっと脇道に入れば大抵は静寂そのものです




例えばこの通り






人通りも殆どなく、観光名所は全くありません。それでも手入れが行き届いているのは良く分ります
旧市街でも最も古い部分で、17~18世紀の民家が残っています。この「何も無い空間」が、古いウィーンを現代に伝える史跡とも言えます。

通りの名はクンプフガッセ(Kumpfgasse)で、ウィーン歴史Wiki(独語サイト何故かリンクできず)によればクンプフはヴァルクトロク(Walktrog)と同義語。
いずれも使用頻度の少ない単語ですが、中世に布作り職人や毛織物職人が縮絨工程で使った長方形の桶だそうです。
近くには、毛織物職人や毛織物商が多かったWollzeile(ヴォルツァイレ=文字通り毛織物通り)があるため、クンプフガッセには桶作り職人が住んでいたと推定されています。


都市の公共壁面はストリートアートのカンバスです。
ドナウ運河の一角に最近プートラーが現れました:Stop Putler

本当に一刻も早くストップしてほしいです





ガマズミの歌

2022-06-07 | おきにいり


ガマズミという植物があります。



清楚な白い花が咲きます。






秋には赤い実が生り美しく紅葉します。






このガマズミこそ「カリンカ」なのです
正確に言うと、植物の名前はカリーナ、これに指小辞「カ」を付けたものが「カリンカ」となります



ことの始まりは、いつものようにネット検索中、YouTubeで「ガマズミの歌」を発見したことです。


ガマズミの歌


この動画は5月にアップされているので、首都キーウへの砲撃・爆撃が途切れた合間に撮影されたものでしょう。

これまで、ロシア民謡の「カリンカ」が良く知られていましたが、このウクライナ版「カリンカ」も素晴らしいです
しかし、私の殆ど忘れた乏しいロシア語知識では、キリル文字は読めても、濃霧の奥の風景のようにサッパリ分かりません。
それで更に、あれこれ検索しているうちに、日本語Wikiのセイヨウカンボクに行き当たりました。
この記事に、ウクライナにおけるガマズミ(カリーナ)の重要性も詳しく紹介されています。
ロシアの侵略戦争と関係なく以前から、この説明があったとは思えません。文化的ウクライナ支援と言えるでしょう。

ウクライナ語とロシア語の違いも良くは判りませんが、「H」の発音が違うことは私でも分かります。
ロシア語版の「ハムレット」は「ガムレット」で、その親友の「ホレイショー」が「ガライツォー」となります。
ウクライナ語版では原語通りハムレットだろうと思います。
ウクライナの地名も、例えばルハンシクが、ロシア語ではルガンスクとなります。

そういえば、昔ロシア語が少し読めたころ、知り合いにロシア語の文章を訳してほしいと頼まれて、勇んで取り組んだところ、文字はキリル文字なのですが、どうも変なのです。結局、それはロシア語ではなくブルガリア語であることが分かり、ブルガリア語の文法書を見ながら何とか訳したことがありました。私がブルガリア語と触れたのは、この時だけです。

スラブ人はヨーロッパの東部を居住地とする大きな民族グループです。詳しくは日本語Wikiのスラブ人をご覧ください。





死んだズボン

2022-06-04 | ことば


ドイツ語に「死んだズボン(tote Hose=トーテ・ホーゼ)」という慣用句があります。



マウスで「死んだズボン」を描いてみました







全く何も起こらない退屈な状況を表現する慣用句です。別の意味でも使われます。
ドイツ語Wikiによると、1980年代初頭から、主に若い世代で使われるようになった俗語だそうです。


例えば、ドイツ語のWiktionaryに次のような例文があります。


„Es gibt da ein Kino und zwei bis drei Lokalitäten, die man als junger Mensch besuchen könnte, ansonsten ist dort tote Hose.“

(その町には)映画館がひとつ、それにヤングにも向いたスナックが2~3軒、それ以外は「死んだズボン」だ。




幸い、私の住んでいる街は「死んだズボン」ではありません

但し、クラシック音楽、美術、演劇などの文化に興味が無ければ「ウィーンは死んだズボン」となるかも・・・
人口約200万のウィーンは、人口1000万人を超えるメガシティに比べれば「死んだズボン」かも知れません。





休むに似たり

2022-06-01 | その他


今回は「下手の考え(馬鹿の考え)休むに似たり」そのものの無駄な話です
従ってカピバラの親子は、全くの賑やかしで、以下の無駄話とは無関係です








その1)プーチンの不安を取り除く方法(は無い)


「特殊作戦」と称する侵略戦争を始めたプーチンの言い分は「NATOがどんどん拡大して、ロシアの脅威となっている」ということですが、それならいっそロシア連邦もNATOに加盟しちゃえば?と言いたくなりますが・・・
万一そんなことが起こったら中国は、どう反応するでしょう

いや、それより「北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization)の北大西洋とはどこか?」という問題がありますね。しかし元々、北大西洋とは無関係なトルコ、ギリシャ、イタリアなども長年の加盟国ですし、近年新規加盟国は北大西洋から遠く離れています。「ユーラシア条約機構」にすると中国も加盟すべきで、反面アメリカが圏外になりますから、「北半球条約機構」ですかね?

これは、ほぼ100%不可能です
今の欧州連合さえ、ロシアの侵略戦争に対する制裁措置について内輪もめが続いて足並みが揃いません。合意できるとなると、ほぼ無意味な内容になっています。国際連合も同様です。従って「北半球条約機構」内部での内輪もめが始まるに決まっています。


その2)世界連邦はどうか?というと・・・


日本語Wikiの世界連邦運動冒頭に「国際連合には戦争抑止力低い」とありますが、これは「国際連盟」の書き違いだと思います。
あるいは、世界連邦発起人の学者・文化人が先見の明があり、これから設立される国際連合も無力と考えていたのかも知れません。

世界連邦運動というのは、第二次世界大戦末期から発想されたようで、1946年発足以降、今日まで持続しています。逆に言うと「いまだに実現していない」わけです。国連加盟国は現在193ヵ国ですが、これら全ての国が1国にまとまるのは不可能でしょう。
万一「世界連邦」が成立したら、連邦内の内輪もめが始まり、国内戦争と名を変えただけの国際戦争になるでしょう


つまり理想の実現は不可能ですが、理想を掲げ続けることは大切だと思います