みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

思案猫

2021-07-31 | かりねこ


以前に「猫の手を貸しているふりをする猫」さんをアップしましたが、この猫さん(三毛だからニャンレディ)はノートパソコンの画面を見ながら思案顔







「今月は家計がちょっと苦しいわ」とか「あのネズミ美味しそうね」とか色々なセリフが考えられますね




      



人間社会はどうなっているかと言うと、下の写真の通り・・・


Out of office. Gone on holiday!





オーストリアでは6月に毎日の新規感染数が100以下となって、7月からロックダウンも緩和された途端にまた新規感染数が急増
7月30日の新規感染数は514となりました。

7月17日から24日まで、クロアチアパグ島で、8000人のオーストリア人が参加するパーティ・イベントがありました。
帰国した人たちの200人以上に新規感染が確認されました。
主催者がどんなに厳重な予防措置をとったとしても、8000人もの人々が8日間、ひとつの島に集まって活動すれば、中には症状のない感染者が存在して感染源になったことが考えられます。

まだまだ油断は禁物ですね
予防のためのワクチンも重要ですが、Covid-19に感染した場合に治療できる特効薬が登場すれば、ワクチンも不要になります。
早く、予防と治療の両面からSars-CoV-2を駆逐する方法が確立されますように


主催者のHP(イメージ画像でイベントの様子がわかります)





三蛙

2021-07-28 | おきにいり

あまりの可愛さに感動 「深く感動する美しさ」でも書きましたが、自然界には「おめめ」が大きな器量良しが沢山いらっしゃいます



ドイツ語ではジャワ・トビガエルとして画像検索に登場した「大目」さん





昆虫族の複眼は「顔中が目」と言うより「目中が顔」というほどの「大目」ですが、蛙族の多くの方々は、程よい大目の器量良しですね。
トビガエルは、指の間に被膜があり、これを広げてモモンガムササビのように滑空できます。

その一種ワラストビガエル



トビガエル三羽烏(三蛙)





三人そろって本当に可愛いですね

三猿が表現する「見ざる、言わざる、聞かざる」は、御政道批判が御法度だった江戸時代には保身の心得だったかも知れませんが、民主主義の現代にはそぐわないのでは

上の三蛙さんは「言う、見る、聞く」という現代の心得を表現しています






アルプス越え

2021-07-25 | その他


「アルプス越え」と言えば先ず連想されるのはナポレオンハンニバルでしょうか。



ダヴィッドの描いた「アルプス越えのナポレオン」




これは言わば宣伝ポスターで、現実とは程遠く美化されたものです。
馬さんは歴史に名を遺すマレンゴです



後世に描かれた「ハンニバルのアルプス越え」




これは美化されながらもリアルな描写でしょう。
私が読んだハンニバルの伝記によると、彼は当時最高の教養人で数ヵ国語を話したということです。本をもう一度調べるのをサボって推定すれば、フェニキア語のほかに古代ギリシャ語ラテン語ガリア語、古代のスペイン語あたりでしょうか。
古代ローマの記録では悪人にされていますが、実際は優れた武人だったということです。



しかしハンニバルやナポレオンのような軍事行動ではなく、殆ど音もなくアルプスを越えた方々・・・それがヨーロッパヤマカガシのイタリア亜種です





イタリアのヤマカガシさんは、最近までイタリアとヨーロッパアルプス南面でのみ生息が確認されていたのですが、近年、アルプスを越えてドイツのバイエルン州南部に到達しました。渓流を遡り、渓谷を超えてアルプス北部へ到達するのは簡単だったのですが、ドイツのヨーロッパヤマカガシと接するところで進出が止まっています。しかし、少しずつ混血が始まっているようです。
ドイツ人とイタリア人の夫婦なんて普通ですから、ヨーロッパヤマカガシさんの世界でも「国際化」が進むことでしょう。その場合、分類学的にどうなるのかな

上記研究のテーマではありませんが、ヨーロッパヤマカガシさんがアルプスを越えたのは、地球温暖化に起因するものと思われます。
既に熱帯性のヒトスジシマカが北上してきたことは、怖い北上者に書きました。
ここら辺では見たことのないゴキブリやシロアリも、北上してくるのではと心配です




インターネットに掲載された研究論文(英文)





常に無常

2021-07-22 | おきにいり

最近、水木しげる版「方丈記」を読みました。







もう何年も前に岩波文庫の解説付き原文を読んだことがありますが、水木版がどんなものか興味があったのです

最初に原文を読んだときは、短い文章にもかかわらず、大作のような重厚さを感じ、大変疲れました。
鴨長明が生きたのは平安時代から鎌倉時代への激動期で、数々の社会的動乱に天災の続く時代でした。淡々と書かれているのですが、出来事と時代の重みが、読者にも重圧となるのだと思います。

水木版では、「水木さん」が鴨長明を訪問して語り合っています。
九死に一生を得て戦地から生還した「水木さん」が支えてくれているためか、また飄々とした画風もあってか、疲れずに読めました。

方丈記と平家物語は同じ時代を扱っていて、最初の文章が文学的に大変美しく格調高く印象的です。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」

「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。猛きひともつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」


格調高い文体から、「平家物語」の著者も鴨長明ではないかという説もあるようですが、長明が大の平家嫌いなのに対し、「平家物語」は平家に同情的・好意的です。義経のことは「平家の公達の滓にも劣れり」と酷評しています

「水木さん」も仰っている通り、21世紀になっても大災害は繰り返し起こり、「無常」であることだけが「常態」です。




「平家物語」に言及した以前のみみずボログ記事

明快な現実
純粋人
3分と2分
ただのり





異様な光景

2021-07-19 | その他

とても現実とは思えない光景として決して忘れられないのは東日本大震災の映像です。
北海道胆振東部地震の土砂崩れ映像も、あまりにも異様で呆然としたものです。


下の写真は既に日本の新聞HPにも紹介されているので、ご覧になった方も多いと思います。7月17日に報道されたドイツ西部とベルギーの洪水の様子。


ノルトライン=ヴェストファーレン州エルフトシュタットの洪水





湖のようになったベルギーのペパンステ





ドイツ、ベルギー併せて150名以上の犠牲者がでています。AFPのニュース

天候は西から東へと移動するので、ドイツ・ベルギーに続き、オーストリアも豪雨に見舞われました。
特に被害が大きかったのはハラインです。


濁流となったザルツァハ川





水没したハライン市街





オーストリアでは、これまでのところ人命事故はありませんが、物的損害は甚大です。
ウィーンでも消防隊員が100回以上出動しています。大半は豪雨で浸水した地下室の水をポンプで汲み上げるためでした。

温室効果ガスによる地球温暖化が進むにつれて、異常気象も、ますます増加すると見られています。







自然の自然な危険

2021-07-16 | その他

自然の中には色々な危険があります。
その危険には自然なものもあれば不自然なものもあります。現在パンデミックを引き起こしているSars-CoV-2は、人間にとって不自然なものと言えるでしょう。人間が自然界へ無遠慮・無頓着に深入りしたことで、野生動物の世界から人類社会に紛れ込んできたものだからです。でも、今や自然か不自然かはどうでも良く、一刻も早く「その他大勢ウィルス」の中に引っ込んでもらいたいですね。

昔から知られていて、自然の中に潜む「自然な危険」もあります。その代表的なひとつがマダニでしょう。マダニが危険なのは脳炎をはじめ色々な病原体の媒介者だからです。
都市で暮らす限り危険はありません。市街地の公園は基本的に安全圏です。しかし郊外や農村部の草原や森林、山地に入る場合は要注意です。ウィーン市の公報サイトによると、マダニはオーストリアの全ての地方に生息するということです。
予防注射もありますが、マダニ媒介の感染症で予防注射の無いものもあり、最大の予防は「噛まれないこと」です。



マダニの生息数が多い地域には、警告の札も立てられます。
「草むらに入らないでください。ここは特にマダニが多く危険です」と書かれています。





これはリトアニアの森の前にたてられた警告札(リトアニア語は分かりません






      


Covid-19パンデミックの現状。
オーストリアでは6月末に毎日の新規感染数が100人以下となり、7月からロックダウンも緩和されました。
それで気が緩んだせいか、再び新規感染数が100を上回り、15日には306人となりました。旅行する人が増えてきたことも原因のようです。

私は14日に近くのホームドクターのところで、アストラゼネカの2度目の接種を受けました。前回は4月末
今回は1回目と違い、通路で待つこともなく、すぐに接種してもらえました





ゴールキャット

2021-07-13 | かりねこ

猫さんがサッカーするわけない・・・けど可愛いですね





ヨーロッパでは大騒ぎされていたUEFA欧州選手権が終わりました。
決勝戦ではイタリアとイングランドが1対1同点の後、PK戦3対2でイタリアが優勝。

イギリス全体を意味する正式名称は連合王国ですから、「イングランド名義」での出場は意味があるのでしょう。

私はスポーツには関心が薄く、特にオリンピックは嫌いです(スポーツの祭典ではなく大国の国威発揚の場だから)。
しかし一応、オーストリアのスキー・チームを応援し(オーストリアでほぼ唯一、国際舞台に登場する)、サッカー世界選手権ともなれば、弱いチームを応援します(私が応援しても何の役にも立ちませんが・・・)。

脱線しますが、オリンピックがスポーツの祭典だとか全世界が集う祭典だとか言うなら、全出場者を国別でないチームに編成し、国別メダル獲得数など廃止すべきだと思います。メダルも廃止すべきかも・・・
しかしオリンピックがビッグビジネスになって久しい現在、本当にフェアなスポーツの祭典を実現するのはほぼ不可能でしょうね

サッカー欧州選手権の場合も、初戦ですぐ負けても、決勝で負けても、世の終わりではないのですが、毎回、決勝で負けた国のファンは死刑の前のような顔をしてますね。それだけならいいのですが、今回はPK戦でゴールを決められなかった3人が国籍はイギリスでもアングロサクソン系ではなかったため、ソーシャルメディアへの3人を攻撃する人種差別的な書き込みが多く、サッカー連盟だけでなく、ジョンソン首相、ウィリアム王子も人種差別的攻撃を批判する声明を発表しています。

他方、初戦でイタリアと対戦し、2対1で負けたものの1ゴールを決めたオーストリア・チームについては、友達も「イタリア相手にゴールを決めるなんて上出来」と笑っていました。この人の姉さんは、ちょうどオーストリア・イタリア戦のときにリニャーノにいたのですが、海岸でイタリア人から「おめでとう」と言われたそうです(イタリア相手にゴールを決めたことの対する祝福)







金細工師小路

2021-07-10 | 旧市街

久々にちょっと旧市街


シュテファン広場は、最近では西洋除夜の鐘で触れました。




シュテファン寺院の斜め向かいに、歴史的建築群の中で異彩を放つハースハウスがあります。上の写真はシュテファン寺院の側から撮ったもので、「西洋除夜の鐘」で触れたシュトック・イム・アイゼンは、この画面の左外にあります。


ハースハウス下の右角には地下鉄ホームに通じるエレベーターがあります。
その右側から始まっているのがGoldschmiedgasseゴルトシュミートガッセ(金細工師小路)です。




中世、この通りには金細工師の工房があったので、この名前が付けられました。
突き当りに見えるのはペーター教会です。
短い小路ですが、今の旧市街だけがウィーン市街だった頃には、普通の通りだったと思います。


4番地の建物の外壁を飾るアトラス。上に鳩さんが1羽休憩しているようです。





この建物は文化財保護指定されています。この小路は良く通るのですが、ただ通り過ぎるだけで、左右をよく見ることはありませんでした。
次に行ったときには、ゆっくり眺めてみようと思います。



      



行きつけのホームドクター(のアシスタント)から電話があり、2回目のワクチン接種は14日と知らされました。
4月28日に1回目の接種を受けたときには「2回目は7月21日」ということでしたが、1週間早くなったようです。
大規模な接種センターで長蛇の列に並ぶのではなく、近くのお医者さんで接種してもらえるのは楽です






鳩のお話

2021-07-07 | おきにいり

鳩(カワラバト)さんは世界中どの街にも住んでいますね。見慣れていて半ば空気のような存在。まあ見える空気とでも言いましょうか・・・







私の場合、鳩は人間以外の市民という感じで、無性に好きということはありませんが、人間以外の市民がいるのは良いことだと思っています
ウィーンで一番多いのは鳩さんで「人も歩けばハトにあたる」という状態です。ウィーンの鳩人口(鳥口)は約15万羽と見られています。
時々見るのはカラスニシコクマルガラス、その他の野鳥で、スズメとツバメは専ら郊外や農村部に住んでいるようです。

本来の野鳥が苦労して餌を探すのに対し、都会鳩は人間の残飯(あるいは撒き餌)で暮らしているため、繁殖数も多いのです。
ヴェネチアのサンマルコ広場の鳩軍団は凄いですね

鳩が好きで毎日エサを撒く人たちが存在するする一方、毒殺してでも撲滅すべきだという鳩嫌いも存在します。

しかし、野生動物保護関係者や研究者の一致した意見は「鳩を駆除するのは不可能」ということです。
毒入りの餌は他の動物や人間にも危険ですし、銃でねらい撃ちなんて数が限られているだけでなく、オーストリアでは禁止されています。
多分他の多くの国や都市でも同様でしょう。
避妊薬入りの餌を撒くのも効果がありません。そもそも避妊効果がある薬の適正分量というのが分からないからです。

鳩は不潔だという意見もあるが、それは不当であり、衛生面では鳩も他の野生動物と変わらないということです。

以上は、いつものHPに載った記事を要約し、私の意見を混ぜたものです。

まあ、これからも人間以外の市民として普通に同居していけばよいのだと思います



他方、鳩さんは文化にも欠かせない存在です。「ラ・パロマ」は特に有名ですね。


私が、これまで聞いた中で一番素晴らしく愛らしいのは、アタウアルパ・ユパンキのギター曲です。

YouTubeにリンクしましたので、是非お聞きください

恋する鳩の踊り



      


先週末にウィーンその他の都市で「予約無しのワクチン接種」を実施したところ、希望者が殺到し長蛇の列ができた上、途中でワクチンが無くなってしまったので、次の終末にも「予約無しワクチン接種」を実施するそうです。






しびれ

2021-07-04 | ことば

げろの続きです


にぎやかしの蜂さん・・・美しいし可愛いです






しびれ おらも ごり みなと さんた 

はなぢ はったり じろ ごろ 

ずばいだ さい かや まじめる



最後のマジメルはフランス人の姓なのですが、どうも豆汁と読めてしまうのです