都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都大学の入学式(1):感銘したイベント

2012-04-08 06:29:40 | 教育

ご縁もあり朝の9時前からタクシーで行くが、途中で渋滞。えらく早くから3千人の学部生と2千人の保護者席とビデオの席がある。<o:p></o:p>

式の前からオーケストラによる、ワグナーのニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲が始まる。早稲田も入学式・卒業式とも記念会堂でやっていたが、慶応、東大なども同じく演奏するようだ。ここではゆったりめで金管が弱めかな。(ちなみにアメリカの卒業式はElgar Pomp and Circumstance Marches だが)なお、学生総数は2万人とのこと。学部生は1.3万人だから、早稲田の4.5万人、慶応の2.8万人より大分少なく、東大の1.4万人くらいだ。<o:p></o:p>

学歌斉唱があったが、ゆったりしている。校歌じゃないんだと気づく(ちなみに慶応は塾歌で名曲だ)、えらくゆったり京都の風景を読み込んでいる。<o:p></o:p>

松本紘総長のことばは20分程だが感心しました。電子工学の出身とのことだが、研究や学問は第一代木下総長の「自重自敬」、それを発展させた「自鍛自恃(人に頼らず自らを頼り、自分を鍛える)」が必要と始まった。<o:p></o:p>

50年後を見据えたリーダーとしてビジョンの大切さ、専門だけではなく、幅広い教養(古典知識)、日本・京都を語れる才能の必要性、大学生時代のあやふやさと青春と絶望の必要性、そして大人・社会人としての成長が要点とのこと。教養の源泉としてGreat Books( http://en.wikipedia.org/wiki/Great_Books )が指摘されたが知らなかった。<o:p></o:p>

教養やアカデミズムが強く、京都大学の「知」の重視が伺えた。進取の精神と学の独立の早稲田とは大違いだ。<o:p></o:p>

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先ずは、英語でマンキューのマクロ経済学、行動経済学、クルーグマンと藤田先生の空間経済学あたりを入学祝に贈ろうかな。(日本語の経済学用語はどうも好きではないため、限界効用なんかはなあ)<o:p></o:p>

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コメント
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