都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都大学の入学式(2):総長のお話

2012-04-09 06:04:59 | 教育

 入学式の後、新入生向けに総長の「京都大学で学ぶということ」という40分の講演も聴いた。「勉強」から「学問」は、正解が決まっていない、疑問と仮説の証明、つまりは、証明や反証の確認という研究の前提が提示された。指摘された教養の重視は学問の基礎であり重要だ。<o:p></o:p>

 京都は思索できる場所と言う指摘には賛同する。コンパクトな文化都市としての京都の優位性だ。山、川、緑、街が「思索する」場として貴重だ。<o:p></o:p>

 科学技術からこころ・精神文化へのパラダイム・シフトは共感する。京都大学「生存」をキーワードに今後展開するようだ。都市計画と医学の協調である「安寧の都市ユニット」などもその一環だろうか。<o:p></o:p>

 70年周期のコンドラチェフの波( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E6%B0%97%E5%BE%AA%E7%92%B0 )の紹介があり、今は経済の底で革新が求められるとあったが、これは賛同できない。資本主義経済と拡大の限界であり、社会変革の時代と感じる。都市計画にしても開発優先のサプライ・サイドから需要優先のデマンド・サイドになり、エコ・減災・コンパクト・シティ、用途混合と街並み重視にパラダイム・シフトがあった。<o:p></o:p>

 研究とアカデミズム、社会動向、役割など多元的な観点は、新入生にとって貴重な体験と確信する内容だ。<o:p></o:p>

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 それにしても観点が面白い、また具体的事例も盛り込み、プレゼンテーション分り易い<o:p></o:p>

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コメント
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