【ただいま読書中】

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

レジ袋

2011-09-13 19:06:56 | Weblog

 「レジ袋をやめましょう」運動が本格的になってどのくらい経つでしょう。そろそろその“効果”(レジ袋の使用量の減り具合、その結果どのくらい日本に“良いこと”が起きたかの評価)が数字として表現できる頃ではないかな。
 で、実際の所はどうなんでしょう。“良いこと”が起きているのならそれをどんどん宣伝して、さらにレジ袋の使用量を削減していけばいいでしょうが、もしも大して“良いこと”が起きていないのなら、レジ袋削減運動はやめてもいいのでは? 私が知りたいのは、その選択の根拠となる「現実」です。やったらやりっ放しというのは無責任ですから。

【ただいま読書中】『昔の道具』工藤員功 監修、ポプラ社、2011年、6800円(税別)

 郷土資料館などに昔の日常生活で使っていた道具がずらりと展示されていることがありますが、それの図鑑です。カラー写真が豊富に使われ、その「ものの姿」だけではなくて「実際の使われ方」が図示されています。
 ページをめくると、懐かしいものが次から次へと。
 火鉢・だるまストーブ・練炭・蚊やり豚・はえ取り紙・たらいと洗濯板・ほうきとはたき・割り箸鉄砲・ビー玉・めんこ・フラフープ・ホッピング・水銀の体温計・鉱石ラジオ・真空管ラジオ・氷冷蔵庫・蠅帳……
 こういったものを見ていると、それを使っていた場面が心に蘇ってきます。本書は、一種のタイムマシンですね。私をなつかしい過去に連れて行ってくれますから。提灯や長火鉢はさすがに私の“守備範囲外”ですが、昭和の道具は、ほとんどが身近にあったものです。今から数十年後にこういった本が作られたら、たとえばスーファミとかセガサターンなどが載せられるのかな?