亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ゴールデン・ウィーク

2006年04月30日 22時32分21秒 | 金市場
世はゴールデンウィーク入りで、昨日の午後、自宅近くの図書館にいったら、いやはやガラガラで快適。ところが雑誌の書棚に文春や現代、中央公論その他の月刊誌は一冊もなし。聞けば紛失(早い話が盗難)頻発のため最新号を読みたい場合は、カウンターに申し出ることになっているのだそうな。これこそ、いやはや。なんだかねぇ。夜は時々行く新宿にある沖縄料理の店に行ったら、いつものように満席。携帯に連絡をもらう形の順番待ちでカウンターへ。そこで見つけた泡盛「瑞穂(みずほ)」は、以前聞いたことのある銘柄で、試しに注文したら43度。結構効きましたねぇ、これは。首里にある蔵元。聞くと昔は泡盛ももっと癖のある香で飲み難かったんだと。これ芋焼酎もそうなんだが、通は“くさみ”のある銘柄を敢えて探すらしい。4月最終日の東京は、晴れて爽やかな1日だった。

昨日は更新できなかったが(酔って寝てしまったんだね)週末のNY市場は、あれよあれよの急騰劇(メタルその他の話ね)。ドル円は113円台入り・・・ハハハ。金価格は前日比18ドル以上買われて高値更新。金以外もメタル全般は派手な展開に。中国の利上げも、所詮は社会主義市場経済の枠組みの中では金融機能が実質ベースで働いていないと見られることから、以前ほどには商品市場に影響しないということ。むしろ本格的な引締めは、雇用に影響が出るため政策的に採用が難しい。どの程度の効果(影響)が出るのか見守りましょうというスタンス。

イランは既に民生用核燃料の低濃縮ウランの製造に成功している。そしてさらにその後、設備を拡充し濃縮活動を拡大している・・・・国際原子力機関(IAEA)が28日金曜日に国連安保理に提出した報告書の概略と伝えられる。対するイラン側は、「国連安保理決議など、成立したとしても気にかけない」と相変わらずのスタンスを崩していない。金価格の上昇が、この地政学的リスクに引かれての要素が強ければ足元の急騰劇も早晩終息へ。米国マクロの先行き懸念を材料にするならば、目先でも、もう一伸びというところ。

いずれにしても日本のこの連休期間中は海外市場が動く傾向が強いのだが、今年はなお更目が話せなくなってきた。連休で出国ラッシュとかやってるけど休めない人も多いんだろうね。週初めに円建て金価格が跳ねるという意味でも、名実共にゴールデン・ウィーク入りかな。

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