アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

勧進帳

2005年09月22日 | 歌舞伎

2005年9月 歌舞伎座・夜の部

安宅の関。
守るは富樫。責めるは弁慶。
虚々実々の応酬で何が見えたか?判ったか?
切り札出して弁慶一行去って行く
見送る富樫の胸中やいかにー

今月の歌舞伎チャンネル「富樫」を放映中!!
懐かしいねぇこれ、納涼歌舞伎で観たよ!!どえれぇ感激した!
あれ観てから「勧進帳」の見方変わったしな。

吉右衛門&富十郎コンビは合格じゃっっっ!!

海老蔵襲名の時は、父が子を見守る。”思いやりオーラ”が舞台を包みました。
襲名だから仕方あんめぇ。

本来、弁慶と富樫の戦いだから丁々発止じゃなきゃ。
吉右衛門&富十郎は互角!ビシッッッバシッッッ!!

吉右衛門は豪快というよりおおらか。
やっぱ古の里、大和(奈良)の匂いのする人だからかなぁ。
富十郎は、切れがある動きと、隼の鳴き声の様に張りのある台詞で応戦。

そんなことよりっ!1999年8月に観て以来っ!待ってましたっっ!!
福ちゃん義経っっっ!!相変わらず素敵~。
弁慶が本舞台に行ったのを見逃す程、双眼鏡で花道の義経に釘付けっっ!!

も~演れば出来るでしょー!! “品格”あり~の!“美”あり~の。
泣きそうになったわ…。これでイイのよ!これで!!
創作料理(新演出作品)を食べ(観)たい人もいるだろうけど、
日本料理(古典)を堪能したいファンもいるのだ~!それは私だ~!!

義経が座る台を後ろから差し出す後見。
ちょっと位置が定まらないないらしく、スムーズにいかなんだ。
そーしたらさ、下手の端から、きちんと福ちゃんの様子を見続けているのですわ。
仕事に徹してるわねぇぇ。

四天王と番卒が若返って団体演技の動きもスムーズ

吉右衛門&富十郎の色も相俟って、澄み渡った碧空~!スカ~ッ!


夜の部 「平家蟹」 「勧進帳」 「植木屋

 ☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。