アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

忠臣蔵の鉢植/植木屋

2005年09月25日 | 歌舞伎

2005年9月歌舞伎座・夜の部

「勧進帳」でリフレ~ッシュ!
なのに、その後でこんなの観せるなよぉぉ。
客席もチラホラ空席になってる。
心得てる客はいち早く帰ったよう…。

S63年大阪中座で上演して以来!今回久々って…。
なんでこれ?上方歌舞伎なんですよー。
なのに、梅玉さまがトップ張ってんの~。
でも、そこんとこ梅玉さまは判っているのです。

「体から滲み出るものがないとそういうジャラジャラしたところが難しいです。かといってそれを意識すると手も足も出なくなってしまいます。自分なりの二枚目像を作り、ひとつ役に近づきたいと思います」

題名の通り、忠臣蔵外伝。
四十七士の竹森喜多八(歌六)と千崎弥五郎(梅玉)が、
高師直邸の絵図面を入手する物語。
もちろん男前の弥五郎のために、女(時蔵)がガンバッテ犠牲になっちゃうの~。

百歩譲っても上方和事になっとらんわ。
梅玉さまも『お江戸みやげ』のような
お笑い芸は封印ってキャラだったし…。無念。

これで“源平関連”だったらまだ興味持って観れたと思うよ。
だって、前の2本がそうなんだから。
いっその事“源平month”にすれば良かったのにぃ!
作品たくさんあるでしょーが。

こんなに客の心が離れるくらいなら、3部制にして時間短くすれば?
舞台から客席がボコボコ空いてるの見るのも忍びなくないか~?
それが嫌ならせめて最後の作品は若手の実験劇レベルにするとか。
もうちょっと頭ひねって欲しいですなぁ。

どーにかこーにか最後まで観れたのは、
イヤホンガイドの解説が歴27年の園田栄治だったから~!
気持ちがしぼんで、疲れて帰った。クソ~!

夜の部 「平家蟹」 「勧進帳」 「植木屋」

 ☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。