福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

災害列島(2) 人間の欲望に因する地球環境破壊が災害多発のもとに

2017年07月09日 15時39分06秒 | 季節の話題
 1950年以降、数年に一回程度、世界的にも極端な異常気象が増えている。

 産業革命以降の急速に発展した経済活動は温室効果ガスの排出を伴うものであった。さらに化石燃料の時代、温室効果ガスの排出量は著しく増加した。

 その温暖化によって異常気象の世紀を迎えた。気象災害が世界各地で頻発している。それには台風やハリケーン等の巨大化もあるが、温暖化によって地球の砂漠化、農地の荒廃、海面上昇による国土の消失等が生じて来ている。さらに疾病構造も変わりつつある。

 結果的に、間も無く人類の生命維持のための水と農作物、海産物にも深刻な影響が及んでくる可能性がある。

 21世紀はより希望に満ちた世紀になるはずであった。

 しかしながら、初頭から目を覆いたくなるような惨劇が続いた。
 2001年、米国で9.11同時多発テロが生じ、以降、微妙なバランスで保たれていた世界の秩序は狂い始め、米国の衰退、その隙間を狙っての中国の台頭などの変動が生じている。

 わが国でも「北朝鮮問題」しかりである。全て人間社会の為せる業・・・と言うのは簡単であるが、先行きは実に不透明なものになっている。


 更に加えて、今年は予想を超える「集中豪雨」が北九州地方で生じた。昨年は太平洋側に台風が上陸するなどなど異常気象が続く中で、大きな地殻変動まで重なった。「熊本の大地震」である。

 数年遡れば広島の土砂崩れ、東日本大震災、続く原発事故が改めて浮上してくる。

 地球に今、一体何が起こっているのか?、人間社会はどうなっていくのか?、今後どうなるのか? 現実は実に波乱含み、先が読めない。

 ガガーリンは「地球は青かった・・・!!」と言った。今だって、丸い地球の遠景を写真で見ればつくづく当時の感動を思い出し、その包容力の大きさに心が安らぐ。



 しかし、地球はすっかり人間社会の営み、人間のエゴによって毒され、害され、障害を受け、自然の自浄力・回復力を失い、ついに包容力を失ってきた。


 何千億年という長い長い時間、歴史を通じて、多くの生物を安定的に育んできた地球は、この地球上に現れて僅か300万年程度の歴史しかない人間という新種の動物によって、それこそ僅か数100年程度の短い間に、大きく傷つけられている。
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