熱回収とは、焼却処分する際に発生する熱を再利用することをさす。焼却によって温室効果ガスの排出量が増える。廃プラスチックを循環させず、その上地球温暖化を助長する熱回収は地球環境を悪化させる。
それに、本当に熱として回収できているのだろうか??私は不勉強にして、焼却場にそんな設備や装置があるか否かを知らない。
さらに、プラスチックは焼却時だけでなく生産時にも温室効果ガスを発生させる。日本は使い捨てプラスチック大国で、レジ袋やペットボトルなどの「容器包装プラスチック」の廃棄量は国民一人あたりで見るとアメリカに次いで世界第2位。
日本で今後、焼却処分に頼らずにプラスチックを適正に国内処理していくためには、「リユース」の徹底が必要。「リユース」できないものは「リサイクル」する。適切な国内処理体制を作っていくことが求められる。
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大・中・微小・極微小プラスチック 動物生物への害
■大きなサイズのプラごみは水中、地上の動物にまとわりついて行動を制限し、やがて彼らは死を迎える。
■中サイズのプラスチックゴミは水中、地上の動物たちが餌と間違えて誤摂取する。その結果、消化管の機能低下をきたし、やがて彼らは死を迎える。
■世界各地で研究者たちが生物の体内に取り込まれた直径5ミリ以下の微小なマイクロプラスチックに注目している。体内から微小プラスチックが見つかった水生生物は114種。今のところ、これらが特定の魚の個体数に影響を及ぼしているという科学的な証はない。
だが、魚介類にとって微小マイクロプラスチックが有害であることは明らか。日光や風、波にさらされてプラスチックが細かく砕かれると、食べ物と見分けがつかなくなり、ブランクトンや二枚目、魚、そしてクジラにまで摂取される。微小マイクロプラスチックは消化管を塞ぎ、食欲を減退させて、発育不良や力の低下を招き、命を失う生物もいる。
化学物質による影響もある。微小マイクロプラスチックの表面は、陸から海へ流出して浮遊している汚染物質が吸着する。
魚介類由来のマイクロプラスチックが人間に影響を及ぼしているかどうかを調べるのは容易ではない。私たちが吸う空気、水道やペットボトルの水、さらには食べ物まで、ありとあらゆるものにプラスチックが関わっているから区別ができない。しかも、プラスチックの種類は多く、そこに使われている添加物も多岐にわたる。添加物のなかには、ホルモンの正常な働きを妨げる物質もある。
マイクロプラスチックが人体に与える影響の研究は難しい。摂取実験などできない。食物連鎖の段階でその特性が変化する可能性もある。加工や調理がプラスチックの毒性にどんな影響を及ぼすか、そしてどの程度の汚染が人間にとって有害なのか、何もわかっていない。
救いは、マイクロプラスチックの大半が魚の内臓にとどまり、人間が食べる筋肉組織へは移動しないとみられていること。
■プラスチックが、劣化して粉々になると、最終的には1ミリの1万分の1未満の大きさの超微小ナノプラスチックになる。そうなったら細胞膜を通り抜け、生体組織や臓器に侵入する可能性がある。
今のところは食品中のナノプラスチックを特定する手立てがないため、人体への吸収が実際にあるかどうかについては何のデータもない。
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廃プラスチックは適正な処理をしなければ、地球の、人間の首を絞めることになる。
早急な対策を望みたい。
私が心掛けていることは、我が家で出た廃プラ製品は分別を徹底し、リサイクルできるものはそのコースに乗せ、他は可燃ゴミとしてまとめて出す。決して自然の中に放置することはない。先月から宅配牛乳をプラスチック容器からガラス瓶に変更した。プラスチック容器はリユースせず廃棄されることが分かったからである。
(プラスチック容器はリユースされると聞いていたが、確認したところ廃棄されていた。扱いは不便であるがガラス瓶にした)
それに、本当に熱として回収できているのだろうか??私は不勉強にして、焼却場にそんな設備や装置があるか否かを知らない。
さらに、プラスチックは焼却時だけでなく生産時にも温室効果ガスを発生させる。日本は使い捨てプラスチック大国で、レジ袋やペットボトルなどの「容器包装プラスチック」の廃棄量は国民一人あたりで見るとアメリカに次いで世界第2位。
日本で今後、焼却処分に頼らずにプラスチックを適正に国内処理していくためには、「リユース」の徹底が必要。「リユース」できないものは「リサイクル」する。適切な国内処理体制を作っていくことが求められる。
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大・中・微小・極微小プラスチック 動物生物への害
■大きなサイズのプラごみは水中、地上の動物にまとわりついて行動を制限し、やがて彼らは死を迎える。
■中サイズのプラスチックゴミは水中、地上の動物たちが餌と間違えて誤摂取する。その結果、消化管の機能低下をきたし、やがて彼らは死を迎える。
■世界各地で研究者たちが生物の体内に取り込まれた直径5ミリ以下の微小なマイクロプラスチックに注目している。体内から微小プラスチックが見つかった水生生物は114種。今のところ、これらが特定の魚の個体数に影響を及ぼしているという科学的な証はない。
だが、魚介類にとって微小マイクロプラスチックが有害であることは明らか。日光や風、波にさらされてプラスチックが細かく砕かれると、食べ物と見分けがつかなくなり、ブランクトンや二枚目、魚、そしてクジラにまで摂取される。微小マイクロプラスチックは消化管を塞ぎ、食欲を減退させて、発育不良や力の低下を招き、命を失う生物もいる。
化学物質による影響もある。微小マイクロプラスチックの表面は、陸から海へ流出して浮遊している汚染物質が吸着する。
魚介類由来のマイクロプラスチックが人間に影響を及ぼしているかどうかを調べるのは容易ではない。私たちが吸う空気、水道やペットボトルの水、さらには食べ物まで、ありとあらゆるものにプラスチックが関わっているから区別ができない。しかも、プラスチックの種類は多く、そこに使われている添加物も多岐にわたる。添加物のなかには、ホルモンの正常な働きを妨げる物質もある。
マイクロプラスチックが人体に与える影響の研究は難しい。摂取実験などできない。食物連鎖の段階でその特性が変化する可能性もある。加工や調理がプラスチックの毒性にどんな影響を及ぼすか、そしてどの程度の汚染が人間にとって有害なのか、何もわかっていない。
救いは、マイクロプラスチックの大半が魚の内臓にとどまり、人間が食べる筋肉組織へは移動しないとみられていること。
■プラスチックが、劣化して粉々になると、最終的には1ミリの1万分の1未満の大きさの超微小ナノプラスチックになる。そうなったら細胞膜を通り抜け、生体組織や臓器に侵入する可能性がある。
今のところは食品中のナノプラスチックを特定する手立てがないため、人体への吸収が実際にあるかどうかについては何のデータもない。
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廃プラスチックは適正な処理をしなければ、地球の、人間の首を絞めることになる。
早急な対策を望みたい。
私が心掛けていることは、我が家で出た廃プラ製品は分別を徹底し、リサイクルできるものはそのコースに乗せ、他は可燃ゴミとしてまとめて出す。決して自然の中に放置することはない。先月から宅配牛乳をプラスチック容器からガラス瓶に変更した。プラスチック容器はリユースせず廃棄されることが分かったからである。
(プラスチック容器はリユースされると聞いていたが、確認したところ廃棄されていた。扱いは不便であるがガラス瓶にした)