福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

季節の話題2021(3) 恒例の1月末日現在の除雪機稼働回数比較

2021年01月31日 16時37分54秒 | 未分類
 今季は秋田地方は雪が多い。
 私は勝手に冬の訪れ初除雪の日と決め、冬の定義を「除雪が必要になった日から不要になった日」の間にしている。
 今季の冬の訪れは12月19日に私は冬を迎えた。

 私の四季は、狭くて長い我が家へのアクセス道路、私はそれを「胎盤・臍の緒道路」と呼んでいるが、50m以上あり、ここの除雪は40年来やっているが結構大変である。除雪機は2台あり、1台はバックアップように残してある。

 まだ経験ないが、ちょっとでも手抜きすると生活用品が届かなくなり得る。例えば、郵便物、宅急便、牛乳の宅配、灯油の宅配、宅配スーパーへの注文商品、タクシーなど。
 だから雪の季節は手が抜けないし、健康に注意し、緊張して朝を迎える。
 私の生活は除雪を中心に季節が回っている。

 こんなこともあって我が家では4WD車が手放せない。そのうちの一台、私の愛車だったオールドボロボロレガシーは22年目で、あちこち不調だが、積雪があればまだ真価を発揮する。いつもは嫌がって乗らない家内が嬉々として利用している。廃車の決断しないでよかった。

 今季はラニャーニャ現象のために雪が多めと長期予想の中で示されていたが、これほど甚だしく多雪であると、驚くばかりである。

 私は毎年1月末日の段階での我が家の除雪機稼働回数を取り出して比較している。
 その回数をグラフで示すと以下の如くとなる。
 
(年別除雪機稼働回数とグラフ )
 昨季は0回、今季は8回であるがさらに増えそう。
 除雪回数では2013年をピークに、確実に少なくなっていた。

 県内では今季の豪雪で各自治体が、除雪予算、除雪機能を増強するなど苦悩のニュースが伝わってくる。

 最近の日差しには春の息吹が感じられるが、まだ大寒、そう甘いものではないだろう。緊張感を失わないよう、毎朝の積雪状況を見守り、対応したい。
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COVID-19(2021)(14)  PCRがダメなら、死者の数はあてになるのか??

2021年01月30日 05時15分35秒 | 時事問題 社会問題
 私はPCRを元にした我が国の、全世界の、COVID-19感染者数は、傾向は知りうるものの各国バラバラのな判定基準のもとでのデータであり正確なものとは思っていない。
 この辺のコントロールはWHOの重要な責務だと思うのだが、その動きはない。

 ならば、最も当てになる死者数の比較に関してはどうだろうか??
 人が生きているか死んでいるか、国際的にも判断が分かれる事はなかろう。

 しかし、その死に関してもCOVID-19が絡んでくると問題が明らかになってくる。

国内の判断基準(2000.6まで)
 この表は最近の国内の死者に関するデータである。

 
 (本日の時点での日本の感染者数と死者 表になるとデータが持つ問題点は消えてしまうが、感染者数、死者についてもカウント方法が異なるため正確な数とは言えない)

 しかし、死亡原因という意味で注目してみれば国内の判断基準すら一定でないことがわかる。

 COVID-19が関連した各自治体の死者の定義の違いは以下の如く(62自治体)
————————————————————————————————-
(1)感染者が死亡した場合、死因に関連なく全てCOVID-19死とする
44/62自治体
  理由 ウイルスが直接の死因になったか否かは行政としての判断困難(東京都)
     全員の死因を精査できるとは限らない(千葉県)

(2)医師らが死因が別にあると判断したケースを除きCOVID-19死とする
  13/62自治体
理由 ウイルス以外の死因が明らかになったケースまで計上したのでは正確な分析ができなくなる(横浜市)
     致死率にも拘るためにウイルスと死因が無関係なケースは除外すべき(埼玉県)

(3)定義を決めていない 
  5/62自治体
これまではウイルス生肺炎で亡くなった人しかいなかった。別の原因でなくなるケースが発生した場合に決めたい(和歌山県)
————————————————————————————————-

 実際には埼玉県は上記の考え方をやめ、2000.6月以降、死因に関連なく全てCOVID-19死とした。日本の死者の中にはCOVID-19が原因になっているケースが多数含まれる。

 現在、日本の死亡者数はPCR陽性者の死亡例が全例含まれていると思うが、PCR陽性者と雖も死亡原因に直結しない例も含むとすれば徒に恐怖心を植え付けるだけ、と思われる。
 インフルエンザの統計では2017-2018年シーズンは、年間感染者数約1.500万人、直接死亡3.000人程度、関連死が10.000人程度とされている。これに比しCOVID-19はこの1年間で感染者数約39.4万人、PCR陽性の関連死者数は6000人である。
 インフルエンザとCOVID-19は病態も異なるが、疫学的集計方法をできるだけ一致させなければ比較できない。

 COVID-19はインフルエンザよりも重症者が多い印象はある。医療崩壊も話題になり、そのニュースは連日メディアを賑わし、国民に恐怖感を植え付けているが、数値からだけ見ればそれほど大きな違いがあるのだろうか。
 私はいささか冷めた気持ちで眺めている。

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COVID-19(2021)(13) 各種の検査法の診断的意義(4) PCRが社会を混乱させているのではないか?

2021年01月29日 20時32分22秒 | 時事問題 社会問題
 私は、PCR陽性者=感染者、PCR陰性者=非感染者と2体別する考え方は、COVID-19に関して思考停止に陥らせ,恐怖感を煽るだけのとても危険な考え方だと思う。

 PCR陽性と出た場合には感染の可能性は高いが、100%ではない。どだい、PCR検査自体は約30%は陰性と判定される危険性のある不安定な検査である。PCR自体に内包する問題もあるが、検査時点で十分検体が取れなかったり、感染が成立していなかった・・・などなどの問題点があるからである。

 PCR陰性者は感染が否定されているわけでなく、その時点でのPCR検査が陰性であっただけで、これから陽性化する可能性がある集団という事。

 だから、クラスターが発生した病院や施設で全関係者にPCRを行うのは無駄である。
「安心したい」、「念のため」、こんな理由でPCRを、例えばすべての職員に行う、といったことは、むしろ事態を複雑化し混乱させる。

 PCRについては、すべての人に無差別に行うというよりは、感染した可能性が一定以上ある層に絞って行う、というのが効果的と言える。
 勿論、感染した可能性があるのにPCRができない、という状況についてはすぐにでも改善していくべきなのは言うまでもない。PCRが必要な人に対して、迅速にPCR検査を行っていく、というのが重要。
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 COVID-19について感染者数の国際的比較が表としてまとめられているが、これはPCR陽性者の数である。しかも、PCRは各国で判定基準が異なる。これを放置したままで感染者数の比較をしても非科学的である。

 PCRで遺伝子を増幅する操作をサイクルという。
 1サイクル増やすことにより遺伝子情報は倍々と増幅される。この操作を一般的には30-40サイクル繰り返し遺伝子情報を増幅する。

 例えば
 ■ 3サイクルならば8コピーに、
 ■ 30サイクルならば1.073.741.824コピー、約10億倍に増幅
 ■ 40サイクルならば1.099.511.627.776コピー、約1兆倍に増幅
 大変な技術である。

 問題は各国で何サイクルで結果を判定しているかというと、
 ■ 台湾 基準値35サイクル 中央感染症式センター公表値
 ■ 日本 40または45サイクル 国立感染症研究所
 ■ 米国 37-40サイクル 製造メーカーの基準
      30-35サイクル カリフォルニア大学研究者

 台湾では検査上少なめに出るし、日本は過剰に陽性者を作っていることになる。

 したがって、台湾で陰性で帰国が許され、帰国後の日本の空港での検査では陽性と判例されることもありうる。
 こういうことを是正し標準化を図るのもWHOの職務だと思うのだが・・・。
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COVID-19(2021)(12) 各種の検査法の診断的意義(3) PCRは万能でない 

2021年01月28日 07時25分34秒 | 時事問題 社会問題
 PCRは、Polymerase Chain Reaction (ポリメラーゼ連鎖反応)の略で、DNAサンプルから特定領域を数百万~数十億倍に増幅する手法で、以下の過程を踏む。
 
①元となるDNAを、バラバラにする
②COVID-19はRNAウイルスなので、RNAをDNAに逆転写する。
③特定のDNA配置のところに起点(プライマー)をくっつける
④2つの起点に挟まれたDNA鎖を倍々に増やし、検出できるような量にする。
⑤検体の中に1ケでもCOVID-19と同じ配列のRNAがあればそれが増幅され、検査で陽性となる。

PCRの精度は意外と悪い!!!!
 PCR検査はあまり精度が高くない。PCR検査の感度は70%前後、特異度は99%くらいと言われる。陽性になるべき者の30%は陰性に、陰性者の1%は陽性に判定される。

 陽性になるべき者の30%が陰性になるのは大きな問題である。何故こんなことが起きるのか?
 一番大きな理由は、
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 ■ 検査が適正な時期に検査されていない。
 ■ 正しく検体が取れているない。採取技術の問題など。
 ■ 感染者でも綿棒で拭った場所にCOVID-19ウイルスがいない?? 感染者でも鼻の奥に必ずしもウイルスがいるとは限らない。
 ■ 特異度は検査手技上のミスで検体が混ざってしまうことなどで生じる。
 ■ 日本では、台湾、米国などに比べてもウイルスを増幅する回数を多く設定している。そのためウイルスの死骸のようなものまで検出してしまう。その分、陽性者を量産している可能性がある。
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 COVID-19は鼻咽頭表面に微量のウイルスが付着したとしても、その後体内に侵入しなければ病気を発症しない。また、PCRが陽性であっても発症から10日、解熱から3日過ぎていれば感染力がある、とは言えない。ともに免疫で排除されるからである。

 だから、PCRの結果が全てではない、ということ。
 ■ PCRの精度がもともと良くない、という基本的な問題
 ■ 検査過程で増幅しすぎで本来陰性の検体を陽性と判断する問題

 現実にPCRを何度か繰り返した結果、初めて陽性になるケースが特にクラスター発生機関で続いている。感染が濃厚に疑われる場合には一度陰性であっても、のちに陽性になりうるから安心できない。
 陰性、と出た場合でも30%の確率で陰性と判定されるから「本当かな??」と疑心暗鬼になる。

 ただ、人間の心理として、感染を心配して受けた「PCRが陰性」、と判定されれば、感染していない!と考えるのは当然で、必要な予防措置などが疎かになってしまう可能性がある。これも心配。

 そして、陽性と出たとしても、実際は感染していない可能性も高い。

 ただ、ほとんどが感染経路不明という状況で市中感染がより広がった場合、発熱などの症状が出たらPCRを、という方針はやむをえない、と思う。
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COVID-19(2021)(11) 各種の検査法の診断的意義(2) PCRは万能でない 見逃しもある

2021年01月27日 06時08分51秒 | 時事問題 社会問題
 PCR検査体制の充実と、抗原検査キット等ができた現在では、医師の判断で検査ができるなど検査状況は大きく改善している。
 特にPCR検査については、2020年2月-3月に比べると現在では検査数は5倍以上に増えており、PCR検査を受けられるハードルはかなり下がっている。

 しかし、私はやりすぎでないかと思っている。そのために陰性でも安心できないという新たな問題が生じている。

 ■ 加古川市の某病院では入院患者と職員計25人がCOVID-19に感染し、院内クラスターが発生した。最初の感染が分かった直後に全職員と、同じ病棟の全患者の計147人が受けたPCR検査で、最初に陰性と判定された134人のうち、12人が後に症状が出て再検査した結果陽性と判明したことが27日に分かった。

 ■ 秋田市立総合病院では1月16日に院内クラスターが発生し、当初感染者は5人であった。入院患者、職員1000人近くの検査が行われた。陰性者の中からその後に症状が出て、再検査、再再検査で一日2-3人づつ陽性者が見つかり昨日の段階で感染者は42人となった。

 ■ 秋田県南大森病院では1月21日に院内クラスターが発生し、当初感染者は2人であった。入院患者、職員430人近くの検査が行われた。陰性者の中からその後に症状が出て再検査、再再検査で一日1-2人づつ陽性者が見つかり、昨日の段階で12人となった。

 PCRは感度も特異性も高い検査法であるが、検査時期など適正に選ばなければ陰性者が多くなるなど問題がある。検査上で「偽陰性」が3割程度もあるとされ、検査をすり抜けたとみられる感染者の存在の意義が改めて課題として浮かんだ。

 現在では、無症状であっても感染が疑われる人はPCRが受けられる状況にはなった、と言える。

 しかし、そのために、「旅行に行く人全員にPCR検査を受けさせろ」といった意見や、「職種によっては、職員全員がPCRを受けるべし」といったバカな意見も聞かれる。例えばコロナ陽性者が発生したデイサービスに通っている利用者と、マスクごしに少し会話をしてしまったから、念のためPCRを受けたい、といった要望が出てくることがある。

 果たして、感染リスクがほとんどない人でも望めばいつでも受けられる環境にすることは望ましいのだろうか?
 私はPCR検査については、感染のリスクが一定以上ある人間に対して積極的に行うべきと考えている。

 感染している確率が低い人が不安だからといってPCR検査を行うことは、むしろ新たな混乱を招く可能性がある。
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