高知県メタンハイドレート開発研究会

土佐湾沖の海底にあるメタンハイドレートを掘り出す国家プロジェクトを、高知県に誘致する開発研究会を立ち上げました

7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その2)

2011-08-25 | 事務局からのお知らせ

遅くなりましたが・・・7月18日(海の日)に開催された、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その2)

画像は、当日記録担当をお願いした当会副理事長の大原正典さん(高知新聞広告部長)ほかを活用させていただきました。

最初の記念講演は、平 朝彦・東京大学名誉教授に 「海底資源開発と高知県の役割」と題して40分お話戴きました。

事前にお知らせもしていましたが、平先生がお住まいの千葉・浦安で起こった”液状化現象”についても高知でも参考になればと・・・お願いして話して戴きました。

7月18日、設立総会での平 朝彦先生の記念講演で、この液状化現象についても触れていただけます

 

平先生は、日本近海にあるメタンハイドレートなど海底資源の分布状況を地図で示しながら、”高知県近海には海底資源が豊富にあり、研究機関もある。日本、アジアを代表する「総合資源エネルギー立県」の大きな戦略を持ってほしい”とエールを送っていただきました。

 

 

 

 記念講演2:「海底鉱物資源―未利用レアメタルの探査と開発」と題して、25分 高知大学の臼井 朗教授にお話しいただきました。

臼井先生は、”マンガン団塊の世界的な権威者”と評されています。海底のレアメタル(希少金属)について探査を進めている立場から、日本近海には予想外に広く、濃度の高い資源があること・・・しかし採取への負荷などが不明なので、もう少し調査を進めてから開発すべき・・・と指摘されていました。

司会の桑名議員から、今年の寺田虎彦賞を受賞された先生の著書「海底鉱物資源―未利用レアメタルの探査と開発」が紹介され、受付で販売していることも知らされました。

 

記念講演3は、「MHを取り出すには、この方法」と題して、25分間 高知工科大学名誉教授・東京工業大学名誉教授の鈴木朝夫先生にお話しいただきました。

鈴木先生は、この取り組みの元になった国への「特区申請」

メタンハイドレート実用化研究から資源大国へ・・・特区申請資料から1

の理論的立役者として、県内企業が特許を取っている「メタンハイドレートの掘削技術」についての説明を簡単に行いました。先生曰く、”一言で言うと局所加熱法”。

この技術が、国家プロジェクトでの採掘に採用されるためには、まだ越えなければならないハードルが幾つかあることも話され、全国的な視野で技術分野の推進が必要であることが強調されました。

特別出演で「龍馬が語る・・・夜明けの新エネルギー」として、当会副理事長の一人宮本典晃(NPOももたろう企画代表・元キリンビール高知支店長) さんに、10分間おなじみの岩崎弥太郎姿で登場してもらいました。

宮本さんは、昨年1年間ずっと、高知駅前広場において岩崎弥太郎姿で、坂本龍馬の手作り紙芝居を、多くの観光客などに紹介してきました。(宮本典晃 さん
今年は、”志国高知 龍馬ふるさと博”の高知駅前にあるメイン会場の運営を担当しており、その取り組みを紹介しながら・・・高知の活性化の起爆剤になることを期待して、メタンハイドレートの国家プロジェクトを高知に誘致することを語っていただきました。

 

メタンハイドレート事務局

 

 

7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その1)

 

 

 

7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その3)  

 

7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の記念講演会のご案内 

 

 

ブログ NPO高知県メタンハイドレート開発研究会

 

メタンハイドレート の取り組み 記事 目次

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