ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

TS-770無線機その2

2021-08-27 | 無線機

TS-770無線機その2

とりあえずACコードをコネクタが無いので端子にハンダ付けしてスライドトランスで徐々に電圧を上げていき煙が出てないのを確認してからAVR UNITをDC電圧を13.8Vに調整しその他の電圧を調整。

こちらのトランスはデジタル関係回路用かな?どうやら分けてあるようです。

ボリューム関係は接点復活剤をごく少々塗布しました。

エンコーダの分解清掃 LEDとNEC PH102フォトTRでカウントしています。この故障も多いようです。LEDは清掃しておきますがこのLEDを周波数の動きが悪いからと最新の高輝度タイプと交換してはいけませんシャッターで隠しても高輝度なので光が漏れてうまく動きません。

AF/VOXとMIX UNIT 点検調整

PLL UNIT 点検

PLL(A) UNIT 点検調整 ここは根気よく調整しますが各種部品の劣化により規定値まではもどりません。

PLL(B) UNIT 点検調整 ここは根気よく調整しますが各種部品の劣化により規定値まではもどりません。

CAR UNIT  点検調整 

VCO UNIT 点検調整 

IF UNIT  点検調整 こちらも規定値までは持っていけませんでした。

RF UNIT 点検調整 感度の調整しましたがそれほどずれていませんでした。

DIGITAL UNIT 点検 今ならLSI 1個で済むんだろうな。

POWER UNIT 点検調整 こちらの面は144MHzで裏が430MHz パワーモジュールではなくディスクリート方式です。

2SC460は全て外してチェックしました。少し消耗しているのがありましたが今は販売していないので回路を見て選別して使用しました。互換TRを使うとCob,Cibが変わるので調整しきれなくなってしまう場合があるので注意が必要です。

調整中 さすがに40年以上も前の無線機なので部品の劣化があり調整は難しいです。調整は妥協しての調整となります。SメーターはS9を-73dbmで合わせました。

スピーカーからFMのザーという雑音が聞こえなくて本体を叩いたら音がする時があったので接触が悪いと思いコネクタや部品、配線などを触っていたら原因が分かりました。まるで囲った配線が外れかかっていたのでした。裏からよく見るとハンダが芋ハンダになっていてたのでやり直しました。

送信周波数調整 145MHz

送信周波数調整 434MHz

送信出力 145MHz 調整で20Wぐらい出るのですが抑えて調整

送信出力 434MHz 調整で20Wぐらい出るのですが抑えて調整

完成 調整すると145MHzの感度はそんなに悪くはなく普通ですが434MHzは少し悪いかな。この時代はまだ430MHzのレピーターって無いんですね。ダイヤルは凝った仕様で使いやすいです。

 

 

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TS-770無線機その1

2021-08-25 | 無線機

TS-770無線機その1
また証拠にもなくノーチェックのジャンク品(ゴミ)を1,100円で購入してしまいました。
144MHz&430MHzALL MODEトランシーバー1979年発売で当時の価格は184,800円という高級品でしたが結構売れたようでお金持ちはいつの時代もいるもだと思います。デジタル表示のはしりでこの故障も多いし感度もあまりよくなくよく改造でプリアンプを組み込む人が多かったようです。もちろん鬼門の2SC460をたくさん使用しています。

前面 比較的汚れが少ないようです。

後ろ ネジは錆びています。

上側カバーを取ったところ 埃が詰まっています。この機器も中をいじってあるようです。

下側カバーを取ったところ 足の真っ黒な2SC460がゴロゴロあります。

13.8VのDC電源を繋ぐと電源は入りますが周波数は変化なし、受信もしていません。送信するとリレーは作動しているような音がしますが出力がないようです。スイッチ動作不良箇所あり、その他不具合多数といういわゆるゴミでした。修理するの面倒になってきました。

受信の時の電流は正常値に近いです。 ショートはしていないので安心ですがAC電源で動くかは不明

 

 

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TRIO TR-700GII無線機その2

2021-08-23 | 無線機

TRIO TR-700GII無線機その2

ツマミを取ったところ ガラスはきれいにしておきます。

VFOを取り外します。

取り出したVFO ギアドライブはグリスアップしておきます。

シールドケースを取ったところ

2SC460をチェックしたところ少し弱っていましたが問題ないのでそのままに、バリコンは一応回転部分のアースをチェックしました。古くなるとこの部分の接触不良が結構多いです。バリコン式チューナーもこの問題で苦労しました。

リレーをチェック

VFOを組み上げてチェック やはりダイヤル下の方では発信しないことがあり何回かダイヤルを動かすと発振します。周波数をダイヤル0の時8.200MHzにL1で調整、ダイヤル1000の時TC1で9.200MHzに調整しますが出力が小さいようなのでTC2で最大にしておきます。

VFO調整後

切り替えスイッチのVFOのランプは切れてLEDに交換されていましたが配線が外れていたので配線をしなおしLEDの取り付けがグラグラでしたので取り付け位置を変更してしっかり取り付けました。

HETユニットチェック及び調整

CARRIER UNITチェック及び調整

MIX UNITチェック

FM IF UNITチェック及び調整

AF UNITチェック

GENERATOR UNITチェック

FINAL UNITチェック及び調整 

ファイナルコイルのチェック TR式10Wの無線機にしてはすごい構成のコイルとタイト製バリコンを使用しています。100Wでも問題なく使用できそうです。

3SK35?かなけっこう錆びていますが動いていました。その他2SC460はけっこう消耗していましたが動かないわけではないので調整で最良点を探して調整しました2SC458も多少消耗していましたが許容範囲だったので回路図を見ながら使う場所を変えてそのまま使用。

出力は約10Wに調整 (調整でもう少し出るのですが古い無線機なので安全第一)

完成というか送受信は出来るように調整、マーカーは動作しませんしセンターメーターも動作しませんが特に問題はなさそうです。この無線機は感度はいまいちといわれていますが調整をすると意外と感度は普通に良いようです。ダイヤルの操作は好みにもよるのですが個人的にはあまり好きではないかなー。これで置物として完成

 

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Technics SU-9070 4台目

2021-08-22 | プリアンプ

Technics SU-9070 4台目
電源入らずの部品どりジャンク品が出ていたので4,000円で購入しました。最近プリアンプはシンプルな回路を使用しているのを好んで使用していますので必要のないYAMAHA C-2やONKYO Integra P-306は処分してしまいました。個人的にごてごてした回路にそれを補う回路が付いているアンプは見ていて好きにはなれませんでした。技術的には優れているのはわかるのですが・・すべてが完璧に機能していないと破綻する回路はどうも好きになりません。昔からシンプルな回路が良いといわれているのはあながち嘘ではないようです。そういえば昔から何となくシンプルな回路の方がのびのびした音がするような気がしていました。
整備後 残留雑音 L,R=0.02mV 周波数特性 L,R=5-80KHz -1db

前面 目立つ傷はありませんが汚れが目立ちます。

汚れがあります。

後ろ

RCA端子は汚れがあります。

天板 全体的に錆が浮き出ています。

塗装しないとだめですね。

横 錆は上部にあります。

裏側 傷があります。

天板を取ったところ 密閉構造なので中に埃はありません。

裏板を取ったところ メンテナンスは良さそうです。

200mAヒューズは切れていませんでした。

電源ランプが切れていました。 これで電源入らないと思ったようです。

プッシュスイッチは奇麗でした。

リレーはきれいでした。出力をアースに落とすだけのリレーです。

切り替えスイッチはそれほど汚れていませんでした。

ボリュームは取り外して洗浄 音量用ボリュームは良いものを使用しています。

こちらの切り替えスイッチはグリースが溶けてべたべたになっていて緑青が出ていました。

電源回路の電圧調整 TP1,TP3間を-43Vに調整

-43V

AUXから信号を入れるとL側は正常ですがR側から音が出ません??。TRは全てチェック済みで電解コンデンサーは全部交換しましたから・・・回路図を見ながら信号をチェックするとフラットアンプに信号が来ていませんでしたので直接信号を入れると音がしますということでフラットアンプは正常なので今度はスイッチの接触不良を疑って色々調べてみるとバランスのボリュームのR側のハンダがされていません。どうやら取り外して洗浄して取り付けるときにハンダし忘れたようです。ボケが始まったようです。

修理終了 ハンダの薄いところはやり直しておきました。

交換部品  使用したコンデンサーはKMG,SME-BP,MUSE-FG,ELNA,RUBYCONなど

L,R=100Hz

L,R=10KHz

天板とサイドパネルは錆があったので塗装しました。

完成 音は前のSU-9070と同じなので省略相変わらず低雑音なアンプです。シンプルな回路は歪や周波数帯域などは少し見劣りしますが私の耳には心地よく聞こえます。人間が聴こえない領域の直流領域や短波領域までの周波数領域は他の問題を引き起こすような気がします。

 

 

 

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TRIO TR-700GII 無線機その1

2021-08-21 | 無線機

TRIO TR-700GIIのジャンク品が出ていたので懐かしく思い1,200円で購入しました
1975年発売で当時の価格は134,800円という高級品でした。もちろん当然私は買えませんでしたし使用している人をうらやましく思っていました。私は当時固定機とモービル機は1台でSTANDARD SR-C140 1973年 49,500円という小型の水晶を切り替えして使用するトランシーバーを使っていました。

オーディオ機器と違って無線をやっている人はだいたい壊れると分解してあれこれいじるのですが手に負えずジャンク品として出品しているのがほとんどです。汚れはありますがツマミなどはそろっています。できれば内部の部品もそろっているとよいけどこういうのは基板を抜きぬいてあるものがあるのでちょっと心配。

ガラス窓は曇っています。雨に濡れてた?

後ろ ネジなどは錆びていて当然分解した後があり違うネジを使用していたりします。

ヒューズは切れていません。

とりあえずDC13.8Vを入力すると電源は入ります。右側のVFOのランプは切れかかっていますし回しても水晶が無いのに点灯しています。送信すると何となく送信はしているような感じ。

受信の電流は0.71Aで規定値に収まっています。

裏ぶたを取ったところ 埃は結構ありますよく見ると金属のTRは錆びていますし鬼門のTR 2SC460,2SC458は真っ黒です。壊れていれば交換しますが動いていれば交換しません。切り替えスイッチは接触不良が発生していたのか接点復活剤でベトベトになっています。古い機種なので接触不良はどうしようもありません。その他不具合多数・・ショートしていないのがせめてもの救い?

上ぶたを取ったところ  よく見ると色々修理しようとした形跡があります。調整用の小型半固定にも接点復活剤が吹きかけてあり周辺はべたべた状態。各種スイッチ類は接触不良があります。まあジャンク品(ゴミ)ですから・・はてどうしよう時間があったら・・やる気が出るかな?

とりあえずAC電源で使用できるようにします。AC電源はコネクタが無いので直接ハンダ付けしました。

AC電源部分  埃が多かったので清掃しました。コンデンサーは液漏れもなく大丈夫なようです。

電圧をチェックするとずれていたのでVR1で9V,VR2で20Vになるように調整します。

 

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audio-technica AT-618 レコードスタビライザー

2021-08-14 | レコードプレーヤー

audio-technica AT-618  レコードスタビライザー
入札しておいたら落札していました。写真では汚れがあったのであまり人気が無かったようです。落札価格1,700円。当時の価格4,950円重さは600g(結構重いです)

汚れていたので洗剤で洗いましたが周りのゴムも劣化しているのか洗剤が真っ黒になりました。その後アーマオールを塗っておきました。手に持つとずっしりと重く感じますのでトルクのあまりないプレーヤーには向かないかもしれません。

裏側

試聴中

 

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福山電機 MULTI-700s

2021-08-13 | 無線機

福山電機 MULTI-700s
昔懐かしい無線機のジャンク品が出ていたので1,000円で購入しました。当時モービル機で爆発的に売れていたTRIO TR-7500に対抗するために販売された無線機でメインダイヤルとは別に,4チャンネルのメモリースキャン機能があるのが特徴です。1978年ごろの製品です。

フロント ツマミの破損はありません。ボリュームなどの可動部分も特に違和感はありません。

リア

取り付け用ブラケットが付いていました。

上のパネルを取ったところ。 デジタル表示関係がスペースを取っています。

下のパネルを取ったところ。

メモリースキャン用モジュール

足を切って設定するようです。

パワー部分と電源部分

電解コンデンサーの足が腐食しています。この部分は熱を持つので劣化がしやすいようです。

受信回路 見た目コンデンサーは大丈夫なようです。

送信関係基板 取り付け用ビスが1個ついていませんでしたので手持ちのビスで取り付けました。

フロントパネルを取ったところ

パネルはアルミダイキャスト製でがっちりしています。

特殊なボリューム関係は洗浄しておきます。ボリュームが大きいので耐久性はありそうです。

足の腐食したコンデンサーを取り外すと基板の色が変色しています。

コードに付いていたヒューズはなんと20A。足の腐食したコンデンサーの劣化による電流の増加があったのかもしれません。5Aと交換しておきます。

メーターのランプはLEDに交換しておきます。光の拡散をするため拡散用キャップを取り付けます。

受信をするとメーターが動きません。アナログテスターを繋ぐと針が動くので信号は来ています。そうなると断線かなーと思い分解すると断線ではなく制御用ばねが斜めになって他の線に接触して動かなくなっていたので直しました。

交換部品

組み上げて調整中 ボリュームやスケルチは雑音も無くスムーズに動きます。受信は感度が良かったのでそのまま送信はトリマーを調整しました。

送信周波数を調整

パワーは最大12W

最小で0.9W

アナライザでチェック

完成 デザインも良く感度も良くガッチリとしたシャーシやメンテナンスしやすい構造なので中々良い無線機のような気がします。福山電機が今もあったらどんな無線機を出していたのでしょうか?

 

 

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JEWELTONE RC-401 レコードスタビライザー

2021-08-12 | レコードプレーヤー

JEWELTONE RC-401 レコードスタビライザー
レコードスタビライザーが欲しいと思って中古を1,300円で購入しました。このスタビライザーを使用すると音が静かになるような気がします。

表側 この毛みたいなベルベットはレコード針に付いたゴミを取るためのようです。発売当時2,600円 重量170g

裏側 亀裂があります。このスタビライザーは金属(ステンレス?)全体をゴム剤でコーティングしてあるようです。

 

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MARANTZ ST-54 チューナー

2021-08-11 | チューナー

MARANTZ ST-54  チューナー
ジャンク品が500円で出ていたので購入してしまいました。MARANTZのチューナーといえば名機 Model 10Bを思い浮かべます。このチューナーは開発するのにお金がかかりすぎて会社が傾いたという噂があったほどのチューナーで3インチ・オシロスコープを搭載しています。MARANTZはこれ以降のチューナーはどれもパッとしないというかこの時代に発売されたプリアンプ Model 7 パワーアンプ Model 8 Model 9 チューナー Model 10Bというラインアップで既に完成されてしまっていてその後、どのような製品を出してもこれらを超えることが出来なかったように思います。

高級感はありませんがこのMarantzの文字だけで満足です。

上面は汚れがあります。

裏側

ちゃんと75Ω端子があります。

蛍光管表示器も大丈夫なようです。

カバーを取ったところ 中々良いレイアウトです。

底板を取ったところ メンテナンスもよさそうです。ハンダの薄いところはやり直しておきます。

フロントエンドはミツミ製の製品で4連バリキャップです。トラッキング調整は難しそう。

メモリをバックアップするスーパーキャパシタは膨らんでいるように見えたので交換しておきます。

交換後

調整中 トラッキングはコイルの幅を微調整して最適値に調整、歪率調整、セパレーション調整など、このチューナーは広帯域レシオ検波のようです。

完成

 

 

 

 

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SSGチェック

2021-08-11 | 測定器

SSGチェック
定期的に測定器はチェックしていますが今回はANRITSU SSG MG3601Aのチェックをしました。このMG3601Aは外部から10MHz(OCXO)を入力しています。
1時間ほどして安定した時に計測したもので大体合っているようです。

100MHzを出力してチック中

 

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