ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

ANRITSU SSG MG3601Aその3

2018-05-24 | 測定器

ANRITSU SSG MG3601Aその3
MG3601Aはその性能から周波数のずれが多いのは仕方が無いのですが、最初からずれているのはやっぱり精神衛生上良くないので調整に出そうと調べるとこれが結構高くて修理扱いの調整(まあ古い製品ですからね)で70,000円からということなので自分でTCXOを調整してみることにしました。オプションの高精度水晶発振器付きなら精度も良いのですがオプション付きって出品されてないですね。

ANRITSU SSG MG3601A けっこう重いです。

TOYOCOM TCO-205K 100MHz TCXO 100MHzって珍しい気がします。

上のラベルを剥がして調整します。(この時本体後ろの周波数調整用VRは中間ぐらいにしておきます。)全部剥がさないで調整が終わったら元のようにしっかり貼っておきます。

電源は付けたまま脇にずらしておいてシールド版を取って調整します。

10MHzを調整します。(これは好きな周波数で調整、私は10MHzが好き?)

その後本体を元通りにして100MHzを後ろの周波数調整用VRを回して合わせます。2-3時間エージングしてから又合わせて終了。その後を見ると±20Hzぐらいはずれますが最初から500Hzのずれよりだいぶましになりました。それにしてももう1桁性能が上ならと思いますが私みたいな素人が使うにはいいのかな。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラシックレコード中古

2018-05-23 | AUDIO

クラシックレコード中古
52枚の中古のクラシックレコードを4,800円で購入しました。1枚当たり100円以下です。
洋楽と邦楽はレコードの取り扱いが雑な感じがして傷や雑音のするのが多いですがクラシックを聴く人はレコードの取り扱いが丁寧な人が多いのではないかという気がしたのでクラシックを購入してみました。JAZZレコードはどれも高いので対象外。

ゆうパックで到着

箱を開けるとびっしりと入っています。

最初にロリン・マゼール指揮・クリーブランド管弦楽団によるブラームスの交響曲第4番ホ短調を聞いて見ます。

レコード盤は見る限り傷などは見えませんし、反ってもいません。

思った通りそれほどスクラッチノイズも無く良い音です。この時代は多分ノイマンSX68シリーズ(SX-68,VMS66)かSX74シリーズ(SX-74,VMS70)でレコードを作成していて、それぞれカッターヘッドのドライブアンプは自社製が多かったような気がします。通常ですと600Wのアンプでドライブしますが、中には真空管式(EL156パラPP)でドライブしてそれを売りにしているスタジオもありました。レコードのカッティングは内周に行くにつれ難しくなって特に低音が入るときはレベルを調整して作成しないといけないのでその見極めが技術者の腕の見せ所のようでした。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ANRITSU SSG MG3601Aその2

2018-05-21 | 測定器

ANRITSU SSG MG3601Aその2
MG3601Aが汚れていたので分解清掃をしました。SSGなのに精度はあまり良くありません。古い製品なので仕方がないのですが・・・一度調整に出すか?。

表はそうでもありませんが冷却用ファンを使用しているので中は汚れがあるようです。

電源部分を取り出してファンと電源基板の清掃とチェックをします。ガラスエポキシ基板を使用してあり使用部品も良い部品を使用しています。

操作パネルの清掃。OKI電気のカスタムICが使用してあります。

電源基板を取ったところ。シャーシ全体にアルミのカバーがあります。調整用の穴が何個かあります。

アルミカバーを取ったところ。ブロックごとにシールドされています。

こちらはコントロール関係でしょうか。

リチウム電池はPanasonic BR-2/3Aが使用してあります。

電圧を測るとまだ大丈夫なようです。

各ブロックのアルミ板のカバーを取ったところ。各ブロックごとにアルミダイキャストで分かれています。

REF OSC基板

TOYOCOM TCO-205K 100MHz TCXOを使用しています。(この機種はこの故障も結構多いみたいです)それにしてもSSGなんだからもう少し精度の良い物を使ってほしいなー。

周波数調整用VR(2K)これ取り外してチェックしましたが異常ありませんでした。

FM VCO基板

リレーでしょうか

600M BPF基板

裏側 1GHzのアンプなどが厳重にシールドされています。

MF1603Aで10MHzをカウントするとこんな感じで約50Hzほど低くでます。水晶発振器の精度がMF1603Aの1/100なのでしかたがありません、カタログでは10MHzで20Hzぐらいの誤差まで許容値です。このMG3601Aで調整するときはMF-1603Aで確認してから調整しないといけません。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Metronix 545B 電圧計故障

2018-05-19 | 測定器

Metronix 545B 電圧計故障
電圧を可変するとスムーズに電圧が変化しないので故障したと思いDMMで電圧を測るとスムーズに変化しているので電圧計の故障と解りました。電流計の方は大丈夫なようです。
かなり古い機種なのでアナログメーターも故障しますね。

電圧計のカバーを取って色々触ってみてもわかりません。

このメーターの原理は永久磁石の中にある可動コイルに電流を流してその先の針を動かしているみなさんご存知のとおりフレミングの左手の法則なのですが渦巻き状のスプリングが劣化しているのでしょうか。

電圧計を取り外しました。YOKOGAWA製の2.5級1mA電流計です。ちなみに電流計の方もYOKOGAWA製の2.5級内部抵抗50mVの電圧計です。

アマゾンで買ったLED電圧計を取り付けるのにガラクタ箱から見つけたトランスとTOSHIBA三端子レギュレータTA78L05があったので5Vの電源を作りました。

LEDはスモークのアクリル板に取り付けました。電源は0Vまで絞れます。

10Vを表示させます。

HPで測るとこんな感じです。1%の誤差ですがこんなものでしょう。デジタルは数字が出るのでわかりやすいです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジタル電圧計

2018-05-18 | 測定器

デジタル電圧計
今使っているCV/CC電源装置のアナログ電圧計の調子が悪いのでアマゾンからデジタル電圧計を229円で購入しました。LEDの色は緑や青など色々あるのですが普通に赤にしました。注文から12日後に到着、もちろん中華製です。

LEDデジタル電圧計 測定用と電源用が別々の製品です。

電源供給用が赤、黒で測定用が白?になっていますが製品では青になっています。さすが中華製です。

CV/CC電源装置で10.0になるように調整します。

HP-3478Aで測るとこんな感じです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Anritsu MF1603A

2018-05-15 | 測定器

Anritsu MF1603A
カウンターはIWATSU SC-7201を使用しているのですがオーディオ用として使うのには十分なのですが無線機の調整ではちょっと役不足な感じなので上位機を探していたらAnritsu MF1603のジャンク品が出ていたので17,720円で購入しました。
MF1603 仕様
10桁 3GHz周波数カウンタ
0.1mHz~100MHz(Freq A,1MΩ/DC)
10Hz~100MHz(Freq A,1MΩ/AC)
10MHz~1GHz(Freq B,50Ω)range 1G
500MHz~3GHz(Freq B,50Ω)range 3G
エージングレート: <2x10-8/日

前面は多少の汚れはあります。表示は大丈夫なようです。

カバーには「廃」の文字が書いてあります。廃棄処分品ということでしょうか。

リア オプションのGP-IB基板を付けられるようです。

OCXOを常時ONにしておくSWがあります。個人で使用するにはOFFでいいかな。

カバーを取ったところ。 さすがにガラスエポキシ基板を使用してあり、電源も普通のトランスとスイッチング電源があるようです。このスイッチング電源の故障があるようです。

TOYOCOMのTCO-612 OCXO(温度制御型水晶発振器)10MHzを使用しています。(今はTWIN OCXOもあります)

懐かしいFC TIMER(水銀タイマー)が使用してあります。

使いやすいSC-7201カウンター

カバーを取って埃を取ります。

日本電波工業株式会社のTC-314A TCXOタイプ(温度補償水晶発振器)と思われます。このTC-314Aの故障(劣化)も多いですがこれは大丈夫でした。1時間エージングしても周波数が変動します。TCXOタイプでは仕方がないですがオーディオ用では問題なく使えます。

MF1603Aを使用して10MHzに合わせますが、電源を1時間以上入れてから行います。けっこうクリチカルなのでほどほどに。これでSC-7201もまだ使えます。このMF1603Aの調整はGPSのPPS信号を基準にOCXOを制御して作成した10MHzで校正しないといけませんねー。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ICOM IC-221

2018-05-11 | 無線機

ICOM IC-221
昔使用していたICOM IC-221のジャンク品が出ていたのでアンテナは全て処分してしまって無いのに懐かしくなって3,500円で落札してしまいました。発売が1976年ですから40年前の無線機です。ICOMが新しくCMOS-PLL-ICを作って使用した本格的なPLLデジタルシンセサイザ方式の無線機です。
私が無線を始めたときはYAESU FL-50B,FR-50Bという無線機を使っていて7MHzで交信していると周波数がドリフトして相手がどっかに行ってしまいダイヤルで追いかけていた記憶がありました。まだAM局が多く「AMでCQ出しているのにSSBで応答された」と文句を言われたことがありました。
IC-221はダイヤルの故障が多かった記憶があります。LEDとフォトトランジスターによる光学的な方法でパルスをカウントしているわけですがまだ良い部品が無かったので経年劣化によってパルスを拾わなくなってしまったようです。

本体とマイク、ACケーブルと取説(コピー)付 本体はクリーニングしてあってきれいで、ランプも点きます。当時はコンパクトな感じがしました。スイッチ類のノブがプラスチックで壊れやすいのも欠点でした。このデザインと赤いLEDがいいですね、後継機のIC-251やIC-271では無くてやっぱりこれです。(IC-251は蛍光管、しかもスイッチング電源でこれの故障が多い)

ノイズブランカ付きですがあまり効き目がなかったような

リア

パワーは4Wです。まあジャンクですから

上ぶたを取ったところ このころはまだチップ部品を使用していないのでごちゃごちゃしています。

ダイヤルのパルスを読み取るLEDとフォトトランジスター部分 このVRの接触不良がありました。

調整して終了 このデザインがいかにもICOMという感じで好きでした。パワーは6Wぐらいまでで周波数は1KHzぐらいずれています、受信はそんなに高感度でもなさそうです。
アンテナは全て処分してしまって無いのに・・飾りなので無線機はこの辺で終わりにしないといけません。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ANRITSU SSG MG3601A

2018-05-09 | 測定器

ANRITSU SSG MG3601A
SSGはLEADER 3216があるんですが最大140MHzまでしか出力できませんし、本来FM,AMラジオ用で通信機などのSSB調整にはちょっと役不足なので他の機種を探していたらドイツ製RROHDE&SCHWARZ SMG 100KHz-1000MHz SSG (SMG-B1付)が出ていたのですが価格がちょっと高くて手が出ませんでした。そんな中、このANRITSU SSG MG3601Aが現状品(ジャンクではない)で出ていたので24,516円で購入しました。
仕様
・周波数範囲   :100kHz~1040MHz
・周波数分解能  :10Hz
・周波数確度   :2×10exp-6/年
・出力      :-133dBm~+13dBm、分解能:0.1dB
・確度      :±1dB(≧-10dBm)
・出力コネクタ  :50Ω、N形コネクタ、逆電力保護:50W
・SSB位相雑音   :-123dBc/Hz(260M~520MHz 20kHz)
・AM変調     :400Hz、1kHz (外部:20Hz-50kHz)
・FM変調     :400Hz、1kHz (外部:DC-50kHz)、最大偏移:99kHz
・位相変調    :0-9.99rad
こんな感じで出力は-140dbまで、周波数範囲も1.3GHzあればもっといいですが、私みたいな素人が使う分には十分です。

外見はツマミの色が変色している以外特に傷や汚れは無いようです。

外部MOD入力端子があります。

出力はN型コネクタです。

裏側 BG-IB端子があります。

オプションが付けれるようです。周波数調整用の穴が見えます。

上部のカバーを取ったところ。オプションの基板のスペースがあります。

電源部分 トランスが結構大きいです。コンデンサーは見たところ劣化はなさそうです。このMG3601Aは電源部の故障があるようです。

YAESU FT-212Hを調整中、やっぱり古くなるとFMチューナーと一緒で調整が必要ですね。 この無線機はパワーモジュールをM57726からM57715に変更しました。ジャンク品から取ったのでパワーが5Wぐらいしか出ませんが消費電力は2.5Aぐらいです。

100MHzを表示

カウンターで測ると500Hzほどずれています。リアの周波数調整用VRを回しましたがもう既に回し切ってありました。どうも調整しきれないので現状品で出品したようです。(カウンターが正確な場合ですが・・・)

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

M57726

2018-05-08 | 無線機

M57726
M57726パワーモジュールが壊れているので取り出しました。10Wで12A以上の電流が流れるので異常に発熱します。
普通は10Wで4Aぐらいでしょうか

カバーを外したところ。すごい人はこの中のチップ部品を交換してしまう人もいます。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

業務用150MHz帯無線機

2018-05-06 | 無線機

業務用150MHz帯無線機
研究用に150MHz帯無線機(調整済みという製品)を550円で購入しました。

LON-150Aと書いてありますが何となく昔どこかで見たようなデザインです。外部電源は接続不可で単三乾電池5個で使用します。

ショルダーストラップ?(ネックストラップ?)が付いています。アンテナは手持ちの小型アンテナを付けてあります。外見はALINCO ALM-201にそっくりです。

液晶表示は3番目が薄いところがあります。

150MHzを測るとけっこう正確です。

自作のダミー抵抗を付けて測るとパワーは1Wぐらい出ています。受信感度もよさそうです。各機能はきっちり動くのでアマチュア無線用と業務用はハンディ機でも耐久性が違うのかな?

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする