ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

YAMAHA C-4

2018-09-26 | プリアンプ

YAMAHA C-4
YAMAHA C-4はあまり興味が無かったのですが回路図を見てみるとヘッドフォン回路が初段トランジスタ差動カレントミラー、エミッタ接地増幅ダーリントン接続SEPP-OCLとなっていて本格的なアンプとなっていて中々良い感じがしたのでジャンク品を14,000円で購入しました。
このアンプはYAMAHAが開発したローノイズデュアルFET(2SK100)を使用しているのですがこれが壊れていると面倒です。こういう専用FETは販売されていなく又、特性が公表されていないので代替え品を探すのが大変です。またリードリレー(FUJITSU RL-6442-H132)も故障となるとこれも代替え品を探すのが大変です。
YAMAHAのプリアンプは C-1,C-2,C-4,C-6とありC-3とC-5がありませんパワーアンプはB-1,B-2,B-3,B-4,B-5,B-6があるのに?

外見は目立つ傷はないようです。

貴重な取扱い説明書付

リア側 RCA端子は汚れているので磨いておきます。

各切り替えスイッチは動きます。

RCA端子のPHONO-1に少しガタがあったので裏からエポキシ系接着剤で固定しておきます。

天板は放熱用の穴が開いています。

底板

ランプはみんな点きますがLEDに交換します。

底板を取ったところ このアンプもC-2と同様に基盤が上下逆さまです。

基盤の裏側

各種スイッチ類

電源トランスはけっこう大きいです。消費電力が大きいようです。

基板同士はコネクタではなく直接コードでハンダ付けされています。

整流回路とトーンコントロール

定電圧回路 けっこう発熱します。

ヘッドフォン回路とターンオーバー回路

ファンクション切り替え回路 フォノイコライザ回路ヘッドアンプ回路

モードスイッチ

VRは取り外して洗浄します。

モードスイッチは分解しましたがきれいでした。密閉型なので汚れが入らないのかもしれません。

ファンクションSWは真っ黒です。

カートリッジ負荷抵抗と負荷容量の切り替えSWは汚れはそれほどありませんが緑青が出ています。

VRは分解できませんので洗浄のみ

ターンオーバー回路のVRは分解清掃します。

RL-6442-H132リードリレーは取り外してチェックしましたが大丈夫なようです。

リードリレー リードスイッチ(ガラス管の中に封入されている2本の強磁性体リードが一端に隙間を持って相対したもので ガラス管の中には接点の活性化を防止するための不活性ガス等が封入されています)を用い、ガラス管の周囲に巻かれたコイルの磁束でリード片を駆動させて接点開閉を行うリレーです。

2SK-100 取り外してチェックしましたが壊れてはいませんがバランスは崩れています。代替品が無いのでこのまま使います。

秋月電子で購入した電球色3mmウォームホワイトLED これ眩しくなくて電球の代わりになるLEDです。

C-4のランプ回路電圧が-12Vぐらいなので1.2Kの抵抗で電流を押えて使用します。

電源コードは付け根がちょっとおかしいので切り詰めて付け直しました。

完成 使用したコンデンサーはニッケミBP,KMG、ニチコンミューズ、FG、エルナ、パナソニック、TOSIN

調整中に定電圧回路の2SC2088BLを壊してしまいましたので互換品ではありませんが2SC1815GRに交換しました。

交換部品 電解コンデンサーは全部交換、消耗しているTRを交換(まだ使えるか交換するかは悩みます。)今回はあまり音に影響するところの無いTRだったのでよかったです。

調整箇所 30分ぐらい電源を入れてから調整、1は電源電圧の調整、2はオフセット調整ですがけっこうクリチカルですので範囲内であれば気にしないように、3のMCアンプの調整はひずみ計が必要なのでなければVRはそのままにします。

L,R=100Hz

L,R=10KHz

L,R=10KHz (イコライザアンプ)

完成 出力にもVRが入るので残留雑音は低く L,R=0.01mVで測定器限界です。VR-MAXでも0.2mV以下でした。

試聴 DENON DL-103+Technics SL-1300+YAMAHA C-4+YAMAHA B-2+YAMAHA NS-451+YAMAHA CDX-993  ざっと聞いた感じで音はC-2とあまり変わらない感じですがどちらかと言うと繊細なC-2で力図よさでC-4という感じでしょうか?C-2が自然な感じでC-4が広帯域な感じかな?これからじっくりと聞いて見ます。

LEDランプもちょうどよい明るさです。

 

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YAMAHA C-2その2

2018-09-26 | プリアンプ

YAMAHA C-2その2
何気なくC-2を触ると暖かい気がしていたのですが今回システムから取り出して改めて本体を触ると暖かいです。電源が入っていないのに?

本体を開けてみました。

電源コード部分をよく見ると何かおかしい

回路はこうなっていました。電源は常時入ったままでした。電源SWはAC電源の他にLEDのスイッチ回路もあるため電源SWがON,OFFでLEDが点いたり消えたりしていたのでわかりませんでした

追加されたコードを取って終了。 多分電源SWに不具合があったのかもしれません。コードを外してからSWをいれると「ジー」という音がします。これ電源SWの不良ですね。修理かマイクロスイッチを探して交換するか・・・

 

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FLUKE-77

2018-09-15 | 測定器

FLUKE-77
故障品が出ていたので凝りもせず又買ってしまいました。1,300円でした。故障の内容は電流はAC&DCは測定できないというものですがDC電圧と抵抗が測れれば問題ないので購入しました。

汚れが結構あります。現場で使用されていたんですね。

蓋を取ったところ。 ヒューズは大丈夫ですが切り替えスイッチはけっこう消耗していそうです。接点はきれいにしておきます。

基盤の裏側 力の入るところはハンダを修正します。

液晶の接点もきれいにします。

高電圧による損傷はなさそうです。

DC-Vにして3Vの電圧が3.000VになるようにこのVRで調整します。

調整後  ACV,DCV,抵抗,ダイオードチェック,は正常に作動します。

完成

電圧が測れて電流が測れないというのもDMMの構造からおかしい気もするので改めてヒューズ関係のチェックとICの周辺を見るとICチップの足の間にハンダのフラックスが付いています。普通、フラックスはアルコールなどで拭かないと高抵抗の端子は不具合が出ます。そこでアルコールできれいにしておきました。フラックスに時間と共に汚れが付いて表示がおかしくなったのかもしれません。

AC電流計正常

DC電流計正常

 

 

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交流電流計

2018-09-14 | 測定器

交流電流計
ガラクタ箱をかき回していたら以前間違って購入した交流電流計が出てきたので修理に使うスライドトランスに付けている電圧計に付けてみました。

たしか中華製で600円ぐらいで買ったような・・・5Aの電流計


スライドトランスに付けてある電圧計に付けてみました。電流が5Aなのですがアンプなどの修理に使う分にはこれでも使い物になるでしょう。

 

 

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HP-E2377A

2018-09-12 | 測定器

HP-E2377A
ジャンク品が出ていたので1,750円で買ってしまいました。結構古い機種ですが当時は高価な製品だったと思います。
どうも私はFLUKEとかHPという会社の製品に弱いというか憧れの製品だったので買ってみたくなってしまいます。

外見は大丈夫なようです。

ケースを閉めるネジが2か所接着剤で補修してありましたが触ると折れてしまいましのでエポキシ系接着剤で補修しなおしました。

蓋を開けたところ。

基盤を取ったところ。セレクトスイッチはグリスを塗っておきます。

裏側

M6306 IC

力のかかる部分とハンダが薄いところはハンダを修正します。

ふたを閉めて終了 CV/CCより10Vを出力させるとこんな感じです。

表示は許容範囲なのですがやっぱり調整してみます。DC300mVをRV-1で合わせDC3VをRV-2で合わせます。

やっぱり合っていると気持ち的に良いです。

完成

 

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UY-807

2018-09-08 | AUDIO

UY-807
オークションを見ていたら懐かしい真空管が出ていて様子を見てたらだれも入札しないので落札してしまいました。チューブチェッカーでチェック済みという物で数値は書いてなくて2本で1,400円でした。
UY-807は私が言うまでもなく色々な方がホームページで紹介しています。6L6真空管を送信管仕様に変えた真空管でMAX周波数は60MHzとなっています。
UY-807仕様
Ef  6.3V
If  0.9A
陰極構造   酸化物被覆傍熱形
Cin 12.0PF
Cout 7.0PF
Cgp 最大 0.2PF
Gm  6000 ( Ep 250V、Eg2 250V、 Eg1 -14V )
fmax 60MHz P損失30W
送信管として使用していたメーカー製品はTRIO TX-88Aというキットで私が使っていたFL-50Bなどは6JS6CというTVの水平出力管でした。昔は無線機を自作する人が多かったので自作する人はみんなUY-807使っていました。
私の時代は6JS6Cか6146B,S2001がHF用でVHF用が2E26の時代でした。
良くOMが話していたのが「UY-807は送信機ではなかなか発振してくれなくてアンプを作ると良く発振する」という笑い話をしていたのを思い出します。
世界最初のビーム管6L6は1936年RCAから誕生したのですがこれほど種類(類似管)が多いのも珍しいです。

UY-807と言うと東芝か日立を思い浮かべますがNEC製はあまり見たことがありませんがNECって真空管を作っていた会社でしたね。

黒いプレートで良く見えませんが下には「袴」があるタイプです。

ヒーター電圧を6.3Vに設定します。

ヒーター電流を測ると0.96Aです。真空管が温まるともう少し減るでしょう

こちらのプレートは黒くなく鉄の色そのものですがあまり見たことが無いです。

こちらのヒーター電流は0.91Aでした。

こちらのUX-807はG1のピンが3mmほど短いです大丈夫かな?

ヒーターを点火 それほど明るくはありません。実際にプレートに電圧をかけると微かに蛍光が出てきれいに光ります。

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