ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

ICOM IC-551

2020-08-25 | 無線機

ICOM IC-551
ジャンク品が出ていて懐かしく思い4,100円で購入してしまいました。このIC-551はPLL初期の機種でこの故障や定番のスイッチング電源の故障が多い機種です。(この時代はパワーアンプにしてもスイッチング電源を使用している機種が出ていた時期でこの故障が多いです(YAMAHA B-6やSONY TA-N86など)。また経年劣化なのか回路的に簡素化されているからかCPUへの電源の不安定による動作不安定や周波数がロックしたままになる状態など様々な不具合が出やすい機種です(この時代はみんなそうですが)。オプションは何もついていないのでSSBとAMが送受信できますがAMはおまけのようで説明書に「本機のAM波の受信は通常のAM波とは異なりBFO回路が動作していますのでゼロビートで受信するようになっています」と書いてありAM検波回路がありません((+_+))。

前面 このデザインが好きでした。電源は故障、RITトグルスイッチの動作がおかしいという定番の故障の他いろいろおかしい感じです。まあジャンク品ですからこんなものです。棚の飾り用にするつもりですが受信だけはするようにしたいです。

マイクも付いています。 汚れているので分解清掃しておきます。

裏側 目立つ錆はなさそうです。

上面

上蓋をあけると錆が見えます。水でも入ったのかもしれません全体的に経年劣化が進んでいるようです。今のトランシーバはDSP時代、こんなにIFTやコイルなどがごちゃごちゃしていなく中身はコンピュータそのもので経年劣化も少なく初期状態がそのまま長く保たれノイズも少なく快適に使えます。

埃もいっぱいあります。調整用VRなどは回したら悲惨な目にあいそうです。

PLLユニットを外したところ これも初期のPLLなので動作がおかしくなっているのが多いようです。

フロントパネル裏側 なんかごちゃごちゃしています。

RITスイッチが壊れていました。これは修理不可能なのでとりあえず手持ちのSWをつけておきます。このスイッチは強度が不足している気がします。

スイッチングユニット 密閉された構造です。

中身の点検及び部品の交換。

メイン基板の裏には後付け部品が結構ついています。このICなどは芸術的に追加されています。このIC-551は発売年月によっていろいろなバージョンがあるようで使用してある基板に互換性が無いようです。いろいろ試行錯誤して改良されていたんでしょう。発展途上のトランシーバーだったんですね。

オプションの基板を取り付ける板を外すと中は何もありません。素人考えですがメイン基板だけで構成されていますので部品の配置に無理があるような気がします。

交換部品

とりあえず電源は入り受信はするようになりました。今回は飾りなのでこれで終了。

RITも動作しますがデザイン上壊れたSWをつけたままの方が良かったかなー。

PLLの調整だけしました TC-5082でPLLユニット基準周波数用XTAL(10.24MHz)の発信と分周回路で発信周波数の1/1024分にして7ピンから10KHzを出力していますのでその調整用トリマ(C24)を調整して10KHzに合わせました。

 

 

 

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IC-2310 部品取り

2020-08-19 | 無線機

IC-2310
部品取り用としてジャンク品を1,410円で購入しました。
無線機の修理はトランジスタの他IFTコイルなどが必要なので部品取り用として購入したわけです。

正面 かなりの汚れがあります。

上蓋を取ったところ パワーモジュールがありますSC-1005これ144MHz用ですね

下蓋を取ったところ パワーモジュールがありますSC-1012こちらは433MHz用

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Kensonic Accuphase C-200 その3

2020-08-12 | プリアンプ

Kensonic Accuphase C-200 その3
整備後  残留雑音:L,R=0.03mV  周波数特性:L,R=5-80KHz -1db

フイルムコンデンサーはちょっと高いですがSHIZUKIのオーディオ用TMEシリーズを使用します。

交換した部品 電解コンデンサーは ニッケミKMG、ニチコン ミューズ、ELNAを使用

組み立て中

完成 ツマミやパネルは洗浄しました。

AUX L,R 100Hz

AUX L,R 10KHz

PHONO L,R 1KHz

エージング中

シールドカバーの温度を測ると40度あります。シールドカバーは熱を貯めるのでパンチングメタルの方が良かったかな。

システムに入れてチェック

Technics SL-1300+EPC-270D+Kensonic Accuphase C-200+YAMAHA B-2+JBL 4343で試聴 Pioneer SC-3000のなめらかさとは違いYAMAHA C-2の高解像度とも違う音でダイナミックレンジが広く低域の伸びが良く急な大音量でも音が崩れなく前に出てくるような感じです。Kensonicは元トリオ株式会社出身者で春日二郎 氏が中心となって設立した会社ですので何となくTRIO製品の音に似ているきがするのは気のせいかな。

 

 

 

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Kensonic Accuphase C-200 その2

2020-08-10 | プリアンプ

Kensonic Accuphase C-200 その2

基板の裏側 後付け部品があります。

ハンダを修正します。

トーン切り替えSWをきれいにします。

こちらもきれいにします。

トーン切り替えSWの裏側のハンダを修正します。

カートリッジ負荷切り替えSWもきれいにします。こちらはグリスが溶け出してべたべたしますので洗浄します。

ファンクション切り替えSWもきれいにします。

ファンクション切り替えSWは緑青?が出ていました。

プッシュSWのスプリングは錆が出ていますのでCRCで拭いておきます。

リアのDISK用VRは分解清掃します。

メインボリューム 高級品ではなく普通のVRのように見えます。交換したいですが特殊なボリュームなのでそのまま使います。

スポンジが付いていましたが触るとボロボロ崩れてしまいましたので同じようなスポンジを購入して張り替えました。

カップリングもユニバーサル型をちゃんと使っています。

 

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ADVANTEST R6441A

2020-08-09 | 測定器

ADVANTEST R6441A
壊れているDMMが出ていたので他に何台も持っているのにまた4,100円で買ってしまいました。ほんとうはHP-34401Aが欲しいのですがまだまだ中古でも高いので買えません。

フロントはあまり汚れはありません。

COM端子が見当たりません(>_<)。

後ろ側 オプションはついていません。

ケースを取ったところ 密閉構造なので中はきれいで部品点数が少ないです。

基盤を外そうと止めてある爪を動かしたら折れてしまいました。プラスチックは経年劣化するのでもろくなりますね。

リチウム電池

電圧を測ると大丈夫なようです。

COM端子が中にありました。どうやら力が加わって折れてしまったようです。

フロントパネルの裏側 使用していない端子があるので最悪それを使ってもいいかな?

MOTOROLA 8-bit CPU MC68HC11A1を使用しています。

エポキシ系接着剤で接着します。

定電圧電源装置で10Vを出力してみます。

イニシャライズを行い測ってみます。合っているようです。

HP 3478Aで計測

ここまでしか表示できませんが合っているようです。 蛍光表示管はLCDに比べて見やすいです。

 

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Kensonic Accuphase C-200 その1

2020-08-06 | プリアンプ

Kensonic Accuphase C-200
知人からメンテナンスを依頼されました。1973年発売の製品で45年以上前の製品で当時のフラグシップ製品です。プリアンプなのに重さが14Kgもありますが主にケースの重さでずいぶん頑丈に作られています。
知人は中古を購入して当時メーカーが行っていたC-200からC-200Sへのバージョンアップを行ったと言っていました何を交換したのかは不明です。ほとんど使用していなかったようでまたレコードを聴いてみたくなってのメンテナンス依頼です

正面 年式が古いわりに傷もなくきれいです。

裏面 こちらも目立つ傷がありません

ACコンセントも多いです。

DISK1.2それぞれVRがあります。 RCA端子は汚れているのであとで磨いておきます。

上蓋を取ると各ブロックごとにシールドがされています。さすが高級機

シールドカバーを取ったところ 基盤がコネクタに刺さっています。使用期間が少ないので各部品の劣化が少ないようでこのままでも使用できそうですがさすがに電解コンデンサーは交換します。

裏側 手配線によるシールド線が多くありあまり合理的ではありません。

こういうコネクタを使用すると経年劣化による接触不良が発生しやすくなりますが保管している環境が良かったのか劣化が見られません。

トランスも厳重なシールドがされているようです。

Power Supply 

Headphon AMP 回路を見ると中々良い作りです。

Filter Output AMP

Tone Control AMP

Equaizer AMP  これC-200用じゃないですねC-200S用のイコライザアンプです。どうやらバージョンアップとしてこの基板を交換したようです。それにしても放熱器が大きいですね。

イコライザアンプには 有名な2SK97が初段に使用されています。

こちらは富士通のリングエミッタTRを出力に使用しています。

 

 

 

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NEC PC-LS350SSR-KS

2020-08-01 | PC

NEC PC-LS350SSR-KS
知人よりPCがおかしくなったというので預かってきました。NEC PC-LS350SSR-KSという製品で末尾にKSが付いているのでどうやら「ケーズデンキ」とのコラボ製品かな? CPUはCorei3-4000Mでメモリ4GBの製品です。症状は電源を入れるとNECと表示してWindows10が起動しない、その後F1キーを押したら起動する。起動後画面を表示してマウスでスクロールしようとすると小刻みに画面が動いて操作ができない状態になるということです。
症状が改善しない場合は新しいのを買うのでこのPCはさし上げますということでした。心の中ではPCは動かないでほしいと思ったりしてどうもやる気が出ません。

外見は傷もなくきれいです。HDはチェックしても異常なしでした。Windows10 2004のアップデートが原因かとも思いましたがインストールされていませんでした。

キーボードもカバーがまだありカスレなどはなくきれいです。

一応分解清掃 このPCはCPUが交換できますね

入梅の時期で湿気が多いですので各接点はアルコールで洗浄しておきます

リセットするのでリチウム電源は外しておいて30分後にまた取り付けます。

電池の電圧は少し低くなっています。

組み立てて電源を入れると治ってしまいました。これでこのPCはもらえなくなってしまいました。残念!

 

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