ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

TA-3200F 3台目4台目ダイオード交換

2018-06-19 | メインアンプ

TA-3200F 3台目4台目ダイオード交換
TA-3200Fパワーアンプについてどうも気になっていたのが電源回路のダイオードが並列で使用してあることです。
みなさんご存知のように普通ダイオードを並列では使用しません。メーカーでも薦めていせん。ダイオードは順方向電圧(Vf)にばらつきがありダイオードが2本あっても電流は通りやすい方に流れますので並列の意味はありません。バランス抵抗を付けても良いのですがそれでは電源のレギュレーションが低下してしまいます。オーディオ用アンプの電源回路でダイオードの並列接続はこのアンプ以外見たことがありません。ということでこのダイオードを手持ちのGBJ1506(600V-15A)に交換しました。交換後一応アイドリングとDCバランスを調整しました。

以前特価品で購入したGBJ1506(600V-15A)。できればリカバリの早いダイオードを使用した方がいいです。

ダイオードはけっこう発熱しますので小型の放熱器を取り付けます。放熱しないと本来の性能を発揮しません。

日立のU05E(400V-2.5A)かな? 並列で2.5A+2.5A=5Aにならない

交換後 残留雑音のふらつきがなくなり、オシロで見るとパルス性の残留雑音も少なくなったようです。ダイオードもTRと同じで大電流が流れるので消耗しますね。

取り外したダイオード。

 

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KIKUSUI PMC18-3

2018-06-17 | 測定器

KIKUSUI PMC18-3
DC電源装置はあるのですが、ちょっとした実験の場合小型の装置がほしいと思っていましたらKIKUSUI PMC18-3が出ていたので電源入りましたという商品を1,600円で購入しました。

前面 使用による日焼け?と前面カバーとツマミがありません。製品のチェック用に使用していて不用意に回さないようになっていたのかもしれません。

横 そんなに長くはないです。

後ろ

10Vを出力してみました。ファンレス仕様なので動作音がしません。電圧計と電流計は切り替え式なのですがCV/CCなのでそれほど不便は感じません。

DMMで測るとこんな感じです。

フロントパネルを外して埃を取ります。

この電源装置はスイッチング電源ではなくEI型トランスを使用しています。重くなりますがこの方式は経年による故障が少ないです。スイッチング電源は古くなると故障が多い気がします。

制御基板

日立MOS-FET 2SK1303を2個使用しています。このパワーFETはモーター制御とかDC-DCコンバーターに使われています。

電源コンデンサーは35V6800μが2個使用しています。しかしヒートシンクとヒートシンクの間にコンデンサーがありますがいいのかな?

フロントパネルのコントロール基板

清掃後 ツマミが無かったのでガラクタ箱から使えそうなツマミを探して加工して取り付けました。最後に調整(電圧系のみ調整、電流は正確なダミー抵抗が無いので省略)して終了。

 

 

 

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HP-54615Bその2

2018-06-16 | 測定器

HP-54615Bその2
雨で暇だったので分解清掃して各部電圧調整しました。(電圧は許容値以内でしたが一応基準値に調整しました。)

フロントパネルを外します。CRTをきれいにします。

CRTは焼けもあまりないようです。今は液晶が多いですが私は液晶よりCRTの方が好きです。

操作ボタンの清掃。接点はアルコールできれいにします。

メインボード表 埃を取っておきます。HPの測定器はメンテナンスがしやすいですね。

裏側

 

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SONY TA-3200F 4台目

2018-06-15 | メインアンプ

SONY TA-3200F 4台目
電源は入りましたというジャンク品を4,400円で又買ってしまいました。以前は結構高かったですが最近は安くなってきています。古い機種なので部品が劣化している製品も多く程度の良い製品は少なくなってきているようです。
今回は修理に少し時間がかかってしまいました。TRとダイオードは全て取り外してチェックすると異常は無いのですが、実際に負荷をかけて動作させると発振してしまって回路とにらめっこして怪しいところを探して手持ちの同じTRに交換しました。最近少しボケかけているので良い頭の刺激になりました。
整備後
残留雑音 L,R=0.15mV
周波数特性 L,R=10Hz-100KHz -1db
歪率 0.0142%(2W,1KHz)

全体的に汚れがあります。

スイッチノブのアルミカバーがありません。

ツマミも汚れがあちます。

こちらも汚れが目立ちます。

カバー

錆が見えます。

リアパネル

パネルに錆が見えます。 スピーカー端子も少し錆があります。

ヒューズは切れていませんでした。

カバーを取ったところ 埃はありますがそれほどでもありません。なんか濡れたような跡があります。

ドライバ基板。液漏れコンデンサーはなさそうです。

電源基板 ダイオードに少し錆みたいなのが見えます。

フロントパネルを取ったところ。

中を掃除します。黒いコンデンサーや新しいTRを使用しているので後期型でしょうか

POWER-LIMITER-SW 真っ黒です。

スピーカー切り替えSW こちらも真っ黒

VRは分解清掃します。

入力のTEST-NORMAL-SWも分解清掃します。

パワーTRのTX-183Sはそんなに消耗していませんでした。

ケースが錆びていたので黒の艶消しで塗装しました。本体後ろの錆も部分塗装しました。

2SC926A このTRが原因でした。TRをチェックすると異常は無いのですが回路に入れると発振してしまいます。けっこう年数が経っているのにHfeが363と異常に高かったのはやはりおかしかったのかな?。こういうのは発見がしづらいです。ガラクタ箱から同じTRを見つけて取り付けました。

交換部品 電源回路以外の電解コンデンサーを全部交換、タンタルコンデンサー交換、調整用VR交換、消耗しているTRを交換

調整中 チェック端子間25mVの調整

L=100Hz

L=10KHz

R=100Hz

R=10KHz

歪率 0.0142% (2W,1KHz)

入力端子とスピーカー端子を磨いておきます。

完成 音は3台目と同じです。今回も同じ機種であまり参考になりませんでしたね。

 

 

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KENWOOD TM-421

2018-06-13 | 無線機

KENWOOD TM-421
アンテナも無いのに本体のみジャンク品を1,600円で購入してみました。

表側 分解したのかマイクコネクタのネジが少し変形しています。

裏側

電源は入り周波数も変化します。 ランプはLEDに交換してあるようです。

上ケースを取ったところ。電解コンデンサーの液漏れはなさそうです。

裏側ケースを取ったところ

調整中 感度が少し良くなかったので調整、VCO調整など、パワー計は無いのでパワーは不明ですが10W近く出ているようです。

終了 古いモービルのアンテナがあったので繋いでみました。

 

 

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HP-54615B

2018-06-12 | 測定器

HP-54615B
Panasonic VP-5761A DSO 10bitデジタルオシロを使っていましたがどうも性能がイマイチだったので処分(危険物として処分)したので次のを探していましたらオークションでYOKOGAWA DL1740が出ていましたがとても買える価格ではなく、他に探していたらHP-54615Bのジャンク品が出ていたので10,600円で購入してみました。
HP-54615B 仕様
帯域幅:DC-500MHz  感度:2mV/div-5V/div 入力インピーダンス:1MΩ 9PF OR 50Ω
タイムベース範囲: 5s/div-1ns/div タイムベース確度:0.005%
最大サンプリング速度: 単発1Ga/s
素人が使う分にはこれぐらいでいいかな。

前面は汚れもあまりなさそうです。

ツマミが割れていて針金で修正してあります。

リア

パネルに欠けがあります。

ケースを取ったところ。

メイン基盤。

カスタムIC

Texas Instruments DSP

Motorola CPU

不揮発性RAM

CRTは東芝製を使用しています。

分解清掃、各部調整、CH1は壊れていましたがCH2は大丈夫なようです。1KHz サインウェーブ

1KHz 方形波

 

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SONY TA-3200F 3台目

2018-06-02 | メインアンプ

SONY TA-3200F 3台目
TA-3200Fは以前使用していましたが今は処分してありません。しかしこの古いアンプが中々良い音がするので又購入してみました。
程度の良い製品は結構高いですがオークションで動作未確認のジャンク品を4,900円で落札しました。
このアンプは前にも書きましたが発売は1972年なので46年前になりSONYが元気だった当時の集大成のアンプになります。回路図を見ても単なる準コンアンプなのですがこのアンプはその後のカスケード接続差動増幅、カレントミラー回路を使用した純コンアンプと比べて歪も多く性能的にはずいぶん劣っていますが実際に音を聞いて見ると遜色ない音がします。この原因が回路構成なのか使用してあるTRによるものなのかシングルプッシュだからなのか又は準コンだからなのかはよくわかりません。
調整後
残留雑音 L=0.3mV R=0.4mV (もう少し少ないといいかなー)
周波数特性 L,R=10-100KHz -1db
歪率 1KHz (1.25W) 0.0149%

フロントは汚れはありますが目立つ傷は無いようです。ネジは薄っすらと錆が出ていますが全体的に程度はよさそうです。

FUNCTION-SWは先が折れています。

カバーは錆びも無いようです。

リアパネル こちらも錆は無いようです。

スピーカー端子は薄っすらと錆が見えます。

ヒューズは大丈夫でした。

ケースを開けると埃がけっこうあります。

電源コンデンサーが黒いので後期型のアンプでしょうか。

フロントパネルを取ったところ。

電球が切れていたような感じだったですがチェックすると切れていませんでした。(2.5V電球。)接触不良だったのかな。

ドライブ基板。 見た目ではコンデンサーもそれほど劣化していない感じがします。

全体を分解して埃を取ります。

POWER-LIMITER-SW 真っ黒です。接点復活剤を吹きかけたような跡があります。

スピーカー切り替えSW こちらも真っ黒

FUNCTION-SWが壊れていたのでジャンクのSONY TA-1150から取り外したSWに交換します。(外側の金属部分だけ使用)

VRも分解清掃。こちらも真っ黒です。こちらも接点復活剤を吹きかけた跡があります。

入力のTEST-NORMAL-SWも分解清掃します。

パワーTRのTX-183Sはそんなに消耗していませんでした。

電源回路部品交換

調整用VRは交換

ハンダのブローホールが見えます。フラックスが熱でガス化して穴が開いたのでしょうか。ハンダは全て修正しました。ハンダ付けのが下手な私ですが今回は慎重に行いました。

調整中 調整用端子間を25mVに調整

交換部品 主電源用大型電解コンデンサー以外の電解コンデンサーを全て交換、VR交換、タンタルコンデンサー交換、消耗していたTRをガラクタ箱から見つけた同じTRに交換。

完成。

L=100Hz

L=10KHz

R=100Hz

R=10KHz

1KHzの歪率

TEAC C-1D+FET差動プリ+SONY TA-3200F+VICTOR SX-3Ⅲで試聴。Technics SE-9200とはまた違った音色で普段Victor SX-3Ⅲは高域が弱く聞こえますがTA-3200Fだとそれがあまり感じません。低域もダンピングファクターが大きいからか締まって聞こえます。

 

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