ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

Fidelity-Research FRT-3

2020-06-26 | レコードプレーヤー

Fidelity-Research FRT-3
DENON DL-103 MCカートリッジを使いたいのでトランスのチェックをお願いしたいというので預かりました。私も以前使用していたことがあるかなり古いトランスで発売は1967年というものなので50年以上も昔の物です。MCカートリッジを使うのにヘッドアンプを使用する人とこのトランスを使用する人がいてそれぞれ音の違いを述べていたのは今では懐かしく思い出します。DENONにはAU-320というトランスがあるのですがこのトロイダルトランスを使用したFRT-3を使う人も多かったような気がします。

正面 ツマミが正規品ではないので交換してあるようです。入力はそれぞれ10Ω:31dB(36倍)30Ω:26dB(21倍)となっているのでDL-103の場合は0.3mV×21倍=6.3mVとなります。

後ろ側 後ろ側から見て右がRということは表から見ると右側がLとなります。

RCA端子 アンプによっては共有アースは良くないのであとで外します。RCA端子は磨いておきます。

カバーを外したところ トランスはシールドケースに入っています。

シールドケースを外したところ シールドケースの内側は溶けだしたグリスで汚れていましたのできれいにしておきました。トランスはまたシールドケースに入っています。

切り替えSW 溶けだしたグリスでベタベタなのできれいに洗浄し動作部分に少量の新しいグリスを塗布しました。

アース端子は金具を取り付けました。

チェック中

 

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最近ネットが遅い

2020-06-18 | デジタル・インターネット

最近ネットが遅い

私のところはNTT東日本のフレッツ光を利用してプロバイダはOCNを利用していますが昨今のコロナウィルスの関係か自宅でテレワークする人が増えたのか一時期ダウンロードが3Mbpsしか無くて画面が中々変わらない状態になる時がありました(ネットワークにつないでいる機器は13台ほどある)。契約したのは何年も昔でルーターもその当時のままでPPPoEでの接続なのでしょうがないですが・・・最近は少し改善しましたが・・

混んでいないときは600Mbps近くいきます。

 

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ST-6P1 真空管アンプ

2020-06-13 | 真空管アンプ

ST-6P1 真空管アンプ
LUXMAN MQ60Customの修理をして知人のお宅にセットしてSP-LE8Tで音楽を聴くと「真空管アンプもいいもんだなー」とまたとんでもないことを考えてしまってまた凝りもせず中華製ジャンク品を13,000円も出して買ってしまいました。
購入したのは6N2-6P1を使用したPPアンプでどうやらそれぞれ12AX7-6AQ5と同等管のようです。6AQ5といえば昔高校生の時にアンプを作ったことがありますがあまり印象には残っていません。オーディオの世界では6BQ5の方が有名で真空管としてみても効率も良いし内部抵抗も低いのでこちらを使用したアンプが多かったようです(音も良いし)。6AQ5というとラジオ管というイメージなのでパワーアンプとして自作する人はほとんどいませんでした(昔はAM送信機の変調に使われていたのでオーディオ用というイメージではありませんでした)。6P1と6AQ5はピンが9ピンと7ピンで真空管の直径が違うので6P1の方が放熱の点でよさそうです。EP/IP曲線を見ると肩特性が違っていて6L6に似ているような気がします。この肩特性を改善したビーム管が Kinkless Tetrodeの頭文字を取ってKT88,KT66となります。

前面 パイロットランプがありません。

後 入力は2つあります。

カバーを取ったところ カバーは歪みがあったので修正、塗装の剥げていますので後で塗ります。トランスのネジにも錆が見られます。

前面

このアンプのパワースイッチはロータリースイッチじゃなかったかな。 このアンプは色々なバージョンがあるようです。

ツマミには印が無いので今どのへんなのかわかりません。

6N2 なんか高周波増幅用三極管に見えますね。

6P1 こちらは9ピンなので6BQ5のように見えます。

下のカバーを取り外します けっこうきちんとしています。VRはガリがあったので分解清掃しました。

パワースイッチは故障が多かったのか途中でこの方式に変わったようです。

中華製ではなくニッケミのKMGを使用しています。

この大きさで250mAあるのかな? 交流で240mAですのでブリッジ整流後のDC電流は55%とすると130mAぐらいでしょうか。2次側電圧も210Vとなっていて変更になっています。このアンプはいくつかのバージョンがあるようです。

出力トランス インピーダンスは書いてありませんが6AQ5互換のAB1PPですと10KΩかな、SGタップは無いようです。

アースは電源トランスの取り付けネジになります。

ツマミは印が無かったので2.4mmのドリルで穴をあけ穴にタッチペイントの白を入れました。

完成というか点検しただけ

チェック中 方形波を載せればよいのですがやはり高域に乱れがあるので今回はサインウェーブのみ、中華製アンプの出力トランスは国産のトランスと比較してはいけないのですがもう少し工夫してもらいたいものです。出力トランスはノウハウの塊のようなもので電源トランスのようにただ鉄心にコイルを巻けばよいというものではありません。こういうあばれがあるトランスにNFBをかけると発振しそうです。

カバーも付いてデザインも良いです。

試聴中 5極管のPPでNFBもかかっているのに残留雑音がL=1mV R=2.4mVもあります(試聴位置では雑音は聞こえませんが)。周波数特性は7-80KHz -3db 出力は10Wぐらいです。音はやはりトランジスタアンプよりナローに聞こえますし低域のダンピングが弱いかんじですが不思議とボーカルは自然に聞こえます。

 

 

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LUXMAN MQ60Customその3

2020-06-04 | 真空管アンプ

LUXMAN MQ60Customその3
予備の50CA10があったようです。これも15年ぐらいまえに購入したと言っていましが新品ではないようです。

交換する50CA10(080)表にはメーカー名が何も書いてありませんがNEC製品です。 50CA10は3種類ぐらいあるようで初期のは横にゲッタ・リング1個があり(私はまだこの真空管は実物を見たことがない)その後上部に2個になるその後プレートの放熱用穴が大きくなり黒化ニッケルと変わっていきました。交換する真空管は第2世代のものと思われます。この真空管はプレート損失が最初25Wでしたがその後30Wに変わっています。

左 交換する50CA10(第2世代)  右 付いていた50CA10(第3世代)6267(EF86)や12BH7Aは当初のままのようで経年劣化はしてると思いますが今回は交換しません。

調整中 なんか「ジジ」という小さな音がすることがあるしやはり1本の50CA10の電流が変化します。そのうち焦げ臭いにおいがしたのでSWを切りました。「トランス??かなー」思いながら何回かSWを入れてみたらそのうち12BH7Aのプレートに入れてあるVRから小さな火花が出て赤くなりました。どうやらこの火花の雑音が50CA10のグリッドに入り電流が流れすぎておかしくなったようです。このタイト製のVRは販売してないので固定抵抗にします。その他のカソードに入っているVRも固定抵抗に変更します。多少歪が多くなっても仕方がありません。ムラード回路のプレート抵抗は下側のプレート抵抗は上側より10%多い抵抗を入れます。

経年劣化したVR 高電圧用のタイト製VRは探してもありませんね。

MURATA製のVR

L,R=100Hz 低域はトランスのインダクタンスの影響か優れています。

L,R=10KHz 高域はあばれもなく素直な特性です。

修理完了 残留雑音LR=0.4mV  周波数特性8-80KHz-3db(1W)歪率LR=1.4% DF約 2 (これはかなり低いのでスピーカーを選びますね、普通の3ウェイのブックシェルフスピーカーには合わない気がします。)ダンピンファクターは10はほしいですね。6267や12BH7Aの経年劣化により左右でバランスが1dbほど違います。50CA10は貴重な真空管なので電流は35mAにしてあります。(昔OMから真空管アンプは最大規格付近で使用するのが一番良いといわれたことがありましたが・・)
無負帰還アンプは初期の性能はまあまあでも経年劣化で性能がすぐ低下していきます。この点負帰還アンプはある程度の性能は保持できるので安心して使用できます。LUX社はこのアンプにつなぐスピーカーは何を念頭にしてたのでしょうか?ALTEC A7,A5やJBL Harknessあたりなんでしょうかね

後ろ側

火を入れます(真空管アンプではこう言うんでしょうね)

ヒーターが赤く見えます。

試聴中 CEC CD3300+MQ60C+Technics SB-MX70(このスピーカーは6Ωですがアンプの8オームに接続)歪もトランジスタアンプより100倍以上多く帯域も狭くダンピングファクターも小さくSB-MX70という真空管アンプには向かないスピーカーなのに出てくる音は不思議と普通に聞こえます。人間の耳は不思議なものだと思います。単に私の耳が違いをききとれないだけかもしれませんが・・・。

 

 

 

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STANDARD C5000 1台目なんかおかしい?

2020-06-02 | 無線機

STANDARD C5000 1台目なんかおかしい?
C5000の送信時になんかおかしい動作をするような気がしてオシロスコープをつないでみると不安定な動作をしているようです。

送信時にパワーも出ているし変調も大丈夫だったのでパワーモジュールのシールド板を開けていませんでしたが開けてびっくり何か燃えた跡があります。これが原因でジャンク品として出品したのかもしれません。

よく見るとタンタルコンデンサーが丸焦げ状態です。火事にはなりませんが煙は出たでしょうね。

コンデンサーを取り外しました。 タンタルコンデンサはご存じのように金属のタンタルを用いた電解コンデンサーで一般的なアルミを用いた物より小型で周波数特性に優れ、寿命が長い(電解質が固体)という特長がありますが欠点は故障モードがショートであり発火に至る危険性があることです(ヒューズを内蔵している製品もある)。よく高周波回路のバイパスコンデンサに用いられています。

10μ25Vのコンデンサーを交換します。もう1個は大丈夫なようですが不安なので一緒に交換します。

 

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STANDARD C5000 3台目(部品とり)

2020-06-01 | 無線機

STANDARD C5000 3台目(部品とり)
C5000のジャンク品を整備していますが古い機種なのでよく見ると傷んでいる部品があるので部品とり用にもう1台1,700円でジャンク品を購入しました。

前面 かなり汚れがあり出力SWも壊れているところがあります。試しに送信したら出力はありましたが発振ぎみでした。

後ろ コード類は切断されています。

分解しました。トーンユニットも入っていました。

 

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