ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

Technics SL-1301

2021-05-29 | レコードプレーヤー

Technics SL-1301
オークションに左側音が出ないジャンク品として出ていたので3,900円で購入してみました。以前購入したSL-1300のクオーツロック版でデザインはよく似ていてトーンアームが変わっている感じです。

上面 ダストカバーは汚れがありますが比較的きれいです。

カバーを開けたところ デザインはSL-1300と同じです。アルミダイキャストの表面は汚れがあります。

前面 塗装の剥がれがあります。

音が左側から出ないというのでケーブルをチェックすると左側が破損していてショートしていました。

手持ちのケーブルを代わりに取り付けました。

トーンアームの端子をチェックします。

100円ショップで購入した消しゴムで端子を磨きます。

ターンテーブル ローター一体型です。

ターンテーブルを取ったところ このモーターもSL-1300と同じような感じです。

カバーの鉄板を取ったところ

表面のアルミダイキャストのカバーを取ったところ モーターとトーンアームが付いているのはアルミダイキャストではなく普通の鉄板でここらへんがコストダウンされているようです。それにしても埃がすごいです。家で使っていてはこんなに埃がたまらないので壊れて危険物として捨ててあった物かもしれません。

裏版は防振効果のあるプラスチックのような素材を使用しています。

軸受けにはグリスがありませんでしたので注油しておきます。

トランス 特に防振処理はされていません。

コントロール基板 

こちらも埃がすごいので掃除をしておきます。以前メンテナンスしたSP-20に似ているような気がします。

モーターコントロールIC AN640 これが壊れているとアウトです。

水晶はおなじみ 4.193280MHz

ストロボは汚れを取っておきます。

トーンアームは注油しておきます。トーンアームの軸受け方法はジンバルサポート形式、2軸サポート形式、ナイフエッジ方式、ワンポイントサポート形式、オイルダンプ調整式など色々ありますが個人的にはジンバルサポート形式が経年劣化が少なく初期性能が保たれるような気がします。

トーンアームを取ったところ。 この部分を分解清掃している人もいますが私には分解は出来ても組み上げる自信がないのでクリーニングのみ。

トーンアームの裏 こちらもグリスアップのみ。

部品交換終了

交換部品

モーター側もきれいにします。

トラッキング、VS,IRチェック

ターンテーブルを載せます。

クオーツロックなのでストロボは微動だにしません。

チェックのため4時間ほど連続運転。

レコードを再生してトーンアームの動作をチェック。

試聴中 このアームは感度も良くトレース能力が高いようです。カートリッジはEPC-270Dですが針は新品なのでダンパーのゴムが柔らかいのかトレース能力が良いです。中古のMMカートリッジはゴムが劣化しているので本来の性能が発揮できていません。

 

 

 

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Technics SU-9070 3台目

2021-05-26 | プリアンプ

Technics SU-9070 3台目
電源が入り音が出た(雑音でも音は出ましたという製品が結構多いですが・・。)という製品をちょっと高かったですが7,150円で購入しました。このプリアンプは回路がシンプルで雑音が少ないという印象があります。

前面 小傷はありますが目立つ傷はなさそうです。このシリーズは傷が目立ちやすいです。トーンコントロールなどが無くシンプルです。同じような時代のシンプルなプリアンプPioneer C-21 は中古価格が高いですがこちらのプリは汚れや傷が目立ちやすいのか中古価格が安いです。

上面 錆はなさそうです。

側面 こちらも錆はなさそうです。

後ろ

カバーを取ったところ。中はシンプルでメンテナンスはしやすいです。初段はカレントミラー負荷差動増幅回路を使用しています。

入力切替SWの汚れは少ないです。保存状態が良かったのかもしれません。

ボリュームとバランスは分解できないので取り外して洗浄します。

プッシュSWは分解しましたが汚れはありませんでしたのでチェックのみ。

ミュートSWを分解清掃

レコードモード切替SWは分解清掃します。溶け出したグリスが付いていて緑青も出ていますがそれほど汚れていないようです。

テープモニターSWも分解清掃します。こちらも同じような状態です。

リレーを取り外します。

接点は奇麗でしたので清掃のみ。このプリアンプは出力をアースに落として出力をOFFにする構造なので接点が汚れていても問題ありません。

交換部品  TRはチェックしましたが劣化はありませんでした。使用したコンデンサーはニッケミKMG、SL、SMG、東信工業、ELNA、ニチコンMUSE FGなど

 

修理終了

調整はTP1-TP3間の電圧を-43.0Vに調整します。

-43Vに調整

L,R=100Hz (AUX)

L,R=10KHz (AUX)

L,R=1KHz (PHONO)

完成 残留雑音:0.025mV(無補正)  周波数特性:5-80KHz -1db このアンプは雑音が0.025mVと非常に少ないです。

試聴中 派手さは無く落ち着いた音です。この時代のアンプは最近のアンプと違って力強さや押し出し感は弱い気がしますがその分中音域が滑らかなしっとりとした感じの音がするような気がします。

 

 

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DENON DP-50L トーンアーム

2021-05-15 | レコードプレーヤー

DENON DP-50L トーンアーム

DENON DP-55Mのトーンアームのベアリングが固着していたので念のためDP-50Lのトーンアームを分解してみました。

分解するとベアリングは錆びて固着していませんでした。

一応注油しておきました。

 

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SARAH VAUGHAN AfterHours

2021-05-15 | 音楽

SARAH VAUGHAN AfterHours

SARAH VAUGHANといえばSARAH VAUGHAN WITH CLIFFORD BROWNが有名ですが・・・

今日の一枚:SARAH VAUGHAN AfterHours
マンデル・ロウ(g)ジョージ・デュヴィヴィエ(b)というシンプルな構成で円熟期のSARAHの歌声が気に入っています。

 

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KENWOOD KT-2020

2021-05-11 | チューナー

KENWOOD KT-2020
オークションを見ていたら当時の高級チューナーが安く(お決まりの通電未確認)出ていたので使うつもりはないのですが1,400円(チューナーは人気が全くないので安い!)で購入してしまいました。当時の価格は74,800円でシンセサイザチューナーとして完成の域に達した製品です。チューナーといえば高周波関係に強いKENWOODという時代でした。当時もちろん私は買えませんでした。

前面 汚れはありますが目立つ傷はありません。今やラジオはネットで聞く時代なので人気は無いですよね。

上面 こちらは汚れが目立つのであとで洗浄します。

後面 同軸ケーブル用端子があります。

 

SGから83MHzを出力しアンテナに入れると受信しているようです。蛍光表示管は薄くなっていますが読み取りは可能です。AMは受信できませんでしたがどうやらSANYO LA1245 AM用ICの故障のようです。どちらにしてもAM放送は最近デジタル機器ばかり多くなったせいでその雑音が多くて聞きませんが。

ケースを取ったところ FMは5連相当でメンテナンスもしやすそうです。調整できるカ所がたくさんあります。以前使用していたKT-1100Dと中身がそっくりです。

トランスは17VA

選局はパルスを読んで変えています。フライホイールが無いので滑らかとはいきませんが注油しておきます。

ツマミはアルミの削り出しを使用しています。

プログラムSWは分解清掃します。

下面は外れるのでメンテナンスが良いです。基盤はハンダをチェックして修正します。

下面に「ムラウチ電気」というシールが貼ってありました。昭和61年(1986年)ですから35年前に購入した物と思われます。

このチューナーのSメーターはデジタル式なので調整するとき見にくく調整しずらいのでアナログテスターの電圧計を繋げて調整しました。

VCO(76KHz)調整

調整中 トラッキング調整が出来、セパレーションも左右別々に調整可能、歪もきっちり調整できます。

電源回路は熱くなるヒートシンクの近くの電解コンデンサーを念のために交換、出力のBPコンデンサーをこれも念のために交換。

完成 

 

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TASCAM US-122Lその2

2021-05-09 | 測定器

TASCAM US-122Lその2
PCに繋いでWindowsのソフトにより使用していましたが突然波形が乱れその後何も出力しなくなりました。8年前に中古(3,500円)で買ったものですが一応分解修理したら治ったのでまだまだ使います。

突然動かなくなりました。 まあ壊れるときは突然にきますが・・・

ケースを取ったところ ICが故障だったらアウトですがどうやらOSコンデンサーがおかしいようで交換したら動きました。こういうチップ部品を取り外す専用の半田ごてが欲しいですね普通の半田ごてだと熱を与えすぎて基板の配線が剥離してしまいます。

裏側 コネクタのハンダはやり直しておきます。

復活しました。

 

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水準器

2021-05-04 | レコードプレーヤー

水準器
レコードプレーヤーは水平にして初めて性能を発揮するのですが(そんなの常識だよと)と言われてしまいますが実際にはスチール棚の上に置いたりして使用しているので水平ではないと思われます。
Amazonで小型の水準器2個入り757円というのを買ってみました。

シンワ測定株式会社製 到着まで知りませんでしたが直径11mmと小さいのが2個入っていました。

赤い丸があるのでわかりやすい

ターンテーブルのゴムマットを取って足を調整して水平にしました。

試聴中

 

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