拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

榛名山と伊香保温泉/逃避行の条件

2024-03-27 09:02:02 | 旅行

去年、高速バスで尾瀬に行ったとき、関越道(下り)の車窓から見える山々をずっと見てて、主に向かって右側(東側)の赤城山に注意が集中してたんだけど(その山座同定(山や峰の名前を当てること)は大体済んてブログにも書きました)、ふと左側を見ると、いきなり「ぴょこたん」と突き出た峰が目に入ったので、あわててシャッターを切る(下の写真の赤矢印)。

これはなんて山だろう?当初、皆目見当がつかなかった。その後、家に帰り、地図と写真を見比べながら必死の捜査。右に赤城山があったし、この後、利根川を渡ったんだから、位置的には、これは榛名山。榛名山の中のどの山だろう?(榛名山は赤城山と同様、多くの峰の総称です)関越道から一番近くに見えたということは榛名山の東端。となると水沢山なんだけど、水沢山って、いつも見てる写真だと頂上が台地っぽくて、真ん中だけがぴょこんと出てる(下の写真(伊勢崎から撮った)の赤矢印)。

でも、これって、南東から撮った写真だから、真東から見ると違って見えるのかもしれない。そこで、地形図を見ながら水沢山の等高線を書いてみた(単純な楕円で書いたけど、ホントはもう少しぐにゃぐにゃしてる)。

おお!たしかに南東側からだと、頂上附近が台地状で中央だけぴょこんと出ているように見えるはず(二番目の写真の赤矢印と符合。山頂が1194mなのに直下の等高線が1140mだから中央だけかなりぴょこんとなっていることも符合する)。それに対し、ま東から見ると、麓から頂上まで急峻なとんがりに見えるはず(一番目の写真の赤矢印と符合)。ということで、件の「ぴょこたん」は水沢山で決定(私の中では)。一枚目の写真で水沢山の左側にあるのは(白い矢印)相馬山じゃないだろうか。伊勢崎から見ると、相馬山が真ん中で一番えばってるんだけど(二枚目の写真の白い矢印)。因みに、榛名山の代名詞にもなっている榛名富士は、伊勢崎から見ると相馬山の左側でちょっと控え目(二枚目の写真の黄色い矢印)。少し奥まった所にあるため。一枚目の写真では、他の山の陰になって写ってない(と思う)。

なお、水沢山は、別名、浅間山。と言っても、ときどき大噴火する「あさまやま」ではなく、「せんげんやま」と読む。その「あさまやま」は、関東平野からは「せんげんやま」を含む榛名山のすぐ左側に見える。それから、相馬山にも別名があって「黒髪山(くろかみやま)」と言うらしい。

さてさて、地図で水沢山を見てたら、そのすぐ近くに伊香保温泉の文字。へー、名前は聞いてたけど、「いかほおんせん」ってここにあるのか!群馬県は他に草津温泉が有名だけど、湯量が段違いに多くてお湯の温度も相当に高い。草津温泉で板でお湯をかき回すのはそうしないと熱くて入れないから。昔は湯治客が自ら板を回して冷ましてた等々の話を聞いていて(一部、ブラタモリ情報)、私、猫舌の全身皮膚版だから熱いのは無理と二の足を踏む思いなんだけど、伊香保温泉はそんな話は聞かないから私でも入れそう。この温泉地は石段が有名で、明治時代の写真(Wikipediaから借用)にも写ってる。

この石段は戦国時代からあるらしいから、明治時代にあるのは当然。いいじゃないですか!是非とも行きたい。最近はコロナの影響で客足が減った?だったら情人との逃避行にもってこい。上野駅から密かに上越線で向かいます。

その情人だけれど、逃避行と言うからには、配偶者のいる人か、逆に独身で相手がいないと言って世間をたぶらかしてる人でなければならない。私の情人はどちらかって?知らない。まだ会ったことがないから。と、想像(妄想)をたくましくしていたら新しい情報を目にする。最近は外国人客が増えて結構な賑わいなんだと。あらま、それだと逃避行ができないじゃん。とがっかりする一方、情人を探す必要がなくなったと安堵する自分もいる。こういうのを取り越し苦労と言う。それとも、捕らぬ狸の皮算用の方が適切だろうか。因みに「不適切にもほどがある」は、今週最終回を迎えます。



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