拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

バロック音楽とかけて派手ととく

2017-01-09 10:27:53 | 音楽
本題の前に。あの長いにょろにょろをローマ字にしてフランス人に読ませると「海老」になるんだなぁ。因みに、長いにょろにょろはドイツ語で「Schlange」。文字通り「長いヤツ」って感じ。さて本題。3日に放送してたニューイヤーオペラで、司会者がBCJの鈴木雅明さんに「バロックオペラの特徴は?」と聞いて。聞かれてもない私は即座にテレビに向かって(一瞬、ブラウン管に向かって、と書こうとした)、「派手」と解答。その直後、鈴木さんが「名人芸と即興性」と仰った。そう、そう言いたかったんだよ。縮めれば「派手」になるでしょ?そもそも私は声フェチ。だから声の名人芸を極めたきらびやかな歌(=派手)が大好きなのだ。バルトリ姐さんの歌うバロックの名曲(当時、カストラートが歌ってた)なんてぞくぞくする(その現代版が、グルベローヴァのツェルビネッタ)。この良さをロマン派の人たちは分からなかったんだよなー。やれ精神性だ、なんだかんだと言って(だから、バロック音楽は一時忘れ去られた)。大体、死にたい死にたいと言ってる人は絶対死なないのだ(トリスタンは死んだけど)。もっともバロックの時代も「死ぬ死ぬ」は歌詞の定番だった。なお、私、ロマン派も大好きですのであしからず(音楽も食べ物も嫌いなものはない)。