今日は、縄文のビ-ナスのお話です。
昨日の仮面の土偶でもお話ししましたが、
本などの写真では一面しか見ていません。
展示では四方から見るとこができるのでその美しさに圧倒されます。
「この土偶は、昭和61年に茅野市米沢の棚畑遺跡から出土しました。
遺跡の中央の小さい穴の中に、ほぼ完全な形で横たわるように埋まっていました。
作られた時期は、縄文時代中期前半(約5000年前)と考えられています。
八ヶ岳山麓の土偶の特徴と造形美を合わせ持つことや、当時の精神文化を
考えるためにも貴重な学術資料であることから、平成7年に
国宝に指定されました。
こわされる土偶が多い中で、なぜこの土偶が壊されなかったのでしょうか。
また、人々はこの土偶になにを願い、なにを祈ったのでしょうか。
体の表面にきらきら輝くのは、雲母が混ぜられて、表面が磨かれています。
でも凄いですね。雲母を入れて何かを表そうとする縄文人はどんなに素晴らしい人なのか。
仮面の土偶と同じように手をかざしてみました。
やはり指の第二関節から先がじんじんとしてきました。
何かが僕に語りかけてくる感じに襲われました。
僕は、縄文土器の突起部分に注目しました。
実に小さいのから大きいのまで沢山の種類があります。
突起部分のないものもあります。
縄文という縄目の模様で作られていると書物で読んでいましたが、
実際の作品を見るとひとつ一つが芸術作品です。
そこに作者の芸術性が表現されているのがわかります。
ありがとうございました。