いつもの通り、仏殿で般若心経一巻唱えて
こうして無事にお参りすることができたことに
感謝の心が涌いてきました。
今は百日紅と1,2の花が咲いている時期です。
舎利殿にお参りしたら如意庵茶寮の案内がでていました。
11時半から花むすび膳の懐石料理の案内がでていました。
「しめた!ラッキ-」と階段を急いでのぼり玄関に。
予約のみで一日60食で11時半からです。
3時からはお茶の接待があります。
懐石料理は、第二土曜日のみです。
石垣の所にも案内があります。
今日は、稲穂です。
秋には紅葉だっり。
この手鈴でお願いをします。
丁度最後の1食でした。
如意庵の各部屋にお庭に咲いているお花が飾られています。
今日は、玄関の横のお部屋に案内されました。
胡麻豆腐の右隣のは、庭に咲いていたゆずの実の中身を出して
中に巨峰の甘和えで美味しかった。
準備にたいへんだったそうです。
茗荷と茄子の漬け物の茗荷の香りに心が広がって行くのを感じました。
デザ-トは柚子ゼリ-
お膳に秋の香りの稲穂が添えられていまし。
食事が終わってお茶をいただき何だかほっとした感じに捕らわれたと思ったら
部屋全体に心がひろがってゆき自然に涙がでてきました。
眼を閉じて部屋の雰囲気を感じていると、
ふと思いました。
そう2ヶ月余り全身麻酔で手術し、元の腕に戻りたくて
痛いながらのリハビリに通うっている今の姿と
懐石料理の持つ自然の美しさに心が溶け込んでゆくのを味わっていました。
前回のお料理では、それぞれの食べ物の持つ姿と味に惚れ込んでいました。
でも今日は違います。
お料理の持つ味と香りと美しさだけでなく、
大げさな言い方ですが、こうして懐石料理を味会う場を
神さまがくださったことにこころが振るえました。
何とか口のところまで箸を持ってこられることの小さな喜びを
与えてくださった神さまに自然と感謝の気持ちが涌いてきした。
今朝は、一番で主治医の先生に経過を見て頂いたところでした。
先生に笑いながら「痛いけれどリハビリを楽しんでいます」と。
ちまたで全身麻酔で三途川を見たりお花畑を見たりしたと
聞いていましたが、気づいたら手術が終わっていました。
そして美しい香りの精進料理を食べ終わって
そのギャップに自分が生きていることを感じさせてくださった
お料理の素晴らしさに感動しています。
ありがとうございました。
こんな貴重な体験をさせてくださった、円覚寺如意庵茶寮庵寧の皆さん
ありがとうございました。また新しいことに気づきました。