一昨日は、建物の調査でほぼ一日。
疲れました。お風呂に入って体を休めました。
昨日は、朝から学校校舎の調査でした。
天理ビルに繋がっている地下商店街です。
消毒液が見られるようになりました。
朝のパンを購入。買い物客は並んでいません。
ありがとうございました。
今、読んでいる本は、ロビンソン・クル-ソ-を書いたD・デフォ-の
「ロンドン・ペストの恐怖」です。
1665年のロンドンで発生したペストの話です。
当時のロンドン市民の1/6がペストで亡くなりました。
コロナウイルスでパンデミックの話で必ず出てくる話です。
勿論、薬も無く次から次にペストで亡くなってゆく人の悲惨さが描かれています。
澤田瞳子さんが天平時代の天然痘の話の中にも似たよう社会状況が描かれています。
ロンドンのペストからです。
占い師
悪いことは重なるもので、恐怖と不安におののいでいる人々は、次から次へと、
たちの悪いでまかせに飛びついた。
人々は、自分たちがたぶらかされているとは知らず、
占い師や魔術師や占星術師のもとへ詰めかけて、
自分たちの運命を教えてもらおうとした。
彼らの言い分に従うなら、自分たちの運勢を見てもらったり、天宮図を計算してもらったりしたのだ。
このような愚行のせいで、たちまちロンドンは、
自称魔術師や妖術師といったわけのわからない連中でいっぱいになった。
じつのところ、こういう連中は、彼らが自覚していたよりもずっと
邪悪な取引を悪魔と結んでいたのだ。
こうして、この商売はすっかりおおっぴらに、
堂々とおこなわれるようになって、看板や広告を玄関に掲げるのがあたりまえになっていた。
「運勢をお教えします」「星占いいたします」「占星術師が天宮図の計算をいた七ます」
というのが宣伝文句だった。
こういった連中の住居を示すもっとも一般的な標識であるベーコン修道士の真鋪製の図像は
、ほとんどすべての通りで見られるようになった。
そのほかに、魔女シプトンや魔法使いマ‐リンなどの図像も標識として用いられた。
いつたいどういう非理性的で、不合理で、ばかばかしい理由から、
このような悪魔のお告どの客が、毎日彼らの店に殺到したというのは、
まぎれもない事実なのだ。そして、この種のにせ魔術師にお定まりの装束である、
ベルベットの上着、バンド、黒のマントという服装のまじめくさった男が通りを歩こうものなら、
たちまち人が寄ってきて、口々に質問を浴びせながら、ぞろぞろとあとについていったものだった。
実は、この話を読んで今の日本のブログでも同じようなことが見られます。
気をつけましょう!