おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

甲野善紀さんと陽紀さんのセミナ-で

2015-04-20 | 武道

4/10日池袋で甲野善紀先生のセミナ-

4/11日藤沢で甲野陽紀先生のセミナ-でした。

甲野善紀先生のセミナ-から。

・大阪で肋骨を痛め、山形で座骨を痛めた話。

 思いがけず稽古を休んだお陰で新しいことがひらめいたそうです。

 でも1ヶ月に1回の稽古ですが、毎回何か先生の中で変化したことを教えて下さいます。

・人間鞠の話。

 しゃがんで状態からお尻を少し上げてからお尻をただ落とすと立ち上がります。

 初めは、誰でも出来ると思ったけれど出来た人は一人だけ。

 なぜ出来ないのかの理由が見つからないそうです。

・撃鉄の手、虎ひしぎの手などを教えて下さいました。

 階段を楽に登れる。

・介護で起こす方法

 手の平を相手の首の下にいれるとき手の背の側を入れる。

 もう片方は、指をつぼめて床に突く。

・そのほか幾つか技を見せてくださいました。

一度先生の教室に来られたら良いと思います。

 最近、出された本「いままでにない職業をつくる」

   

   

甲野陽紀先生のセミナ-から。

4/11日藤沢でお教室です。

最初に今日の話のまとめを黒板に書きます。

     

身体のつながり     ・・・・・・ 身体がバラバラ

全身が使われていること・・・・・・ 部分的に動いてしまうこと

思ったときに動けること・・・・・・・ 思ってからタイムラグがあるとこ

末端に柔軟性があること ・・・・ 末端が固定していること

ひとつを捉えて      ・・・・・ ひとつを捉えて

 その他も捉えること。        ただひとつしか捉えないこと。

 

左側と右側では、そのときの体のとらえ方で全然異なっています。

・しずかに手を合わせる。

 相手に肩をを押して貰うと動かない。

 力を込めて手全体を意識して合わせるとぐらぐらする。

・新聞紙を縦に切って手の平で揉みながら包み込むと

 体のふらつきはない。

 

・少し難しいレッスンです。

     

人形のように丸い棒を両手で持ちます。

相手の方は、真ん中を持ちます。

棒に集中して棒を手前に引きます。

それにつられて相手が寄ってきます。

でも腕で引こうとすると相手は踏ん張って動きません。

この体験は、甲野先生がひとりひとりその感じを体験させてくれます。

そこで始めて体が覚えます。

1.引くこと。 2.押すこと 3その場に居ること。

についてのレッスンです。

でも人間の体は、相手の全体から動きを自然に感知してしまうのです。

合氣道で相手に感知しなかったり予測と違う方向で

技がかかります。

甲野陽紀先生は、具体的に道具を使って教えて下さいます。

この棒を引くことですが、腕でひくのではなく棒を手前に移動させるだけ。

でも今回は、新聞紙を丸めること。前回は小さなお盆を使ってのこと。

いろいろと工夫されているので次回はどんな技か楽しみです。

 

もし誰かに腕を捕まれたときどうしますか?

1.ひとつは、愛で相手の手を振り切る。

  咄嗟に、愛が働きますか?

2.甲野流

  このレッスンで教わったことですが、相手の集中を分散させること。

  捕まえられた手を振り払おうとすると益々、強く握られます。

  相手の意識を分散させます。一つは足で相手の足を蹴る。

  もう片方の手で顔を殴る。相手は集中できなくなるのでその瞬間

  手を振り切る。

でも面白いです。

ありがとうございました。

甲野先生の武道は楽しいですよ。

甲野先生は、七沢賢治先生と昔からのお知り合いだそうです。

七沢先生から聞いた話です。世の中は狭いですね。

まだ甲野先生には話していません。

 

 

 

 

 

 

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2/13日甲野善紀先生のセミナ-がありました。

2015-02-16 | 武道

2/13日 池袋で甲野善紀先生のセミナ-に参加しました。

カルチャ-センタ-では、写真禁止なので写真はありません。

 幾つかワザについての解説がありました。

1.心を落ち着ける方法

 ・親指と人先指と小指を合わせます。

  これにより手の平の中にくぼみを作ります。

 ・両手を同じようにして薬指同士をからめます。

 ・肩に力が入らないように下げて鳩尾のまえに組みます。

 ・深呼吸をするだけです。

これは、取材での先生の体験です。

2.座って先生の両手を払います。

普通に行うと先生の手を払うことができますが、

ワザを持って行うとこちら側が倒れてしまいます。

文字で説明すると難しい。

人の身体は、自分の意識とは違うところで防衛反応が働きます。

ある行動には、一番力が入るところがありますが、普通はそれを感知します。

その頂点を前に意識して行うと相手は、突然対応が迫られて混乱します。

例えとしてガラス衝立にぶつかるときにガラスを意識すればガラスは割れませんが、

ガラスを意識しないでぶつかるとガラスが割れることがあります。

3.車酔いの対策

綿棒で耳の穴を軽く触れることを続ける。

実に簡単です。

4.火傷の対応

皮膚が損傷を受けない程度の火傷の場合に、

少し熱めのお湯に浸けると火傷の現象が薄れる。

その部分を消毒をしては傷が長引くの白色ワセリンで傷を覆う。

5.介護で武術の方法を使う。

片手を持たれた座った先生を引き起こす方法は、

虎ひしぎの手をして行うと引っ張り上げられます。

片足をテ-ブルの上に載せ、片方を床に着けた状態で

床の方の足をテ-ブルに持ち上げます。

何もしなければ床の足を上げたときにバランスを崩して上がりません。

虎ひしぎの手をすると体型を崩さずに上がります。

下の本では、キツネの手として詳細されています。

 

 

同じことを行いました。

介護の方法のことが書かれています。

前回、身体の起こし方を教わりました。

ありがとうございました。

一度、セミナ-に参加されると人の身体の不思議さにびっくりしますよ。

第二金曜日午後7時から池袋カルチャ-センタ-です。

先生は、20年以上をここで教えています。

 先生の教室では、段位も無ければ門人制度もありません。

毎回、先生は新しいことを教えて下さいます。

ご子息の甲野陽紀さんのセミナ-では、もっと身体の使い方を

教えて下さいます。

第二土曜日6時半から藤沢の朝日カルチャ-センタです。

先日の愛魂の稽古で甲野陽紀さんから教わったことを

工夫して行って見ましたらすべて上手く行きました。

でも人の身体はほんとうに良く出来ていますね。

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甲野陽紀さんの身体術のセミナ-

2014-11-12 | 武道

11/8日(土) 藤沢ルミネプラザ9階の

朝日カルチャ-センタ-湘南教室で甲野陽紀さんの

身体術のセミナ-がありました。

甲野善紀先生のセミナ-に2回ほど参加して

本を読みました。

 

この中で、ご子息さんの陽紀さんの身体術は、

善紀先生よりすぐれているとの記載されていました。

藤沢なら近いので早速申し込み。

セミナ-に出てみて期待以上でした。

毎月、藤沢で行っているのでこれからも参加してみようと思っています。

その中から幾つかを紹介します。

その1

何も考えないでそのまま姿勢で両足で立ちます。

肩を押されるとグラッと少し倒れます。次に足の裏を意識します。

土踏まずの部分を意識して少し足の裏をつぼめて立ちます。

そうすると先ほどより動きません。

昔、真伝会の木下会長に教わってことですが、丹田を意識するだけで

同じような効果があります。

その2

片足を上げて上げた足の指先を意識するとぐらつきません。

もう一方の片足に意識を移動させるとぐらつきます。

その応用として片足で新聞紙を軽く摘んで片足を上げます。

相手に両手を上から押さえても沈みません。

 その3

片足を横に振るときも意識を上げた足の指先にすると安定感があります。

歩き方の基本を学びました。

初めは小幅で歩み初め後ろ足は自然についてくる感じ。

1歩目はその場で足踏みし、すぐもう片方を前に出し、後から残りの足がついてくる感じ。

カラダに安定感のある歩き方のレッスンです。

「残る足」の中でもとくに「かかとと先」を気にかけたときに安定感があります。

 

その応用編。

椅子に腰掛けて、相手に片足を押さえて貰います。

このとき練習した片足をその場で足踏みして次に一歩前に前進。

それを行います。そうすると足が上がります。

今度、押さえられて足を意識してあげようととすると全然上がません。

片足を足踏みして自然についてくる感じで足を上げます。

安定した歩き方の練習として2本を丸棒を胸とお腹に当てて

足の歩みを学びます。

カラダで押すのではなく足が自然に前に進む練習です。

日本人が持っていた本来の歩き方なのでしょうね。

楽しいレッスンでした。

12月13日(土)の6時半からです。

今度は何を教えて下さるのか楽しみです。

ありがとうございました。

 

 地震情報

串田さんの地震予報は、11/21以降の続報はありません。

発生時期は、来年2月以降から4月で確定できていません。

くるぞ-君・麒麟研究所では、房総半島沖か福島県はるか沖の

発生を予測しています。発生予測時期は過ぎています。

地震とは関係ありませんが、in Deepで太陽活動について

興味ある記事があります。地球の変動について注目すべきと思います。

 

 

 

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甲野善紀先生とミカエル・リャブコさんの対談から

2014-11-05 | 武道

11月31日東京駅に近い中央公論社ビルで

甲野善紀先生とミカエル・リャブコさんの対談がありました。

なお、撮影禁止なので写真はありません。

ほんとうにびっくりすることだらけでした。

最初に、ミカエルさんの事をYouTubeで見ていただければ

システマのことがわかります。

ロシアの武術 システマブログに書かれています。 

http://systemablog.blog54.fc2.com/blog-entry-881.html

Q.システマの最高指導者を務め、挑戦に直面し続けることにプレッシャーを感じたことはありますか?


A.「私はいつも、自分が知っていることを人と分かち合いたいと思っています。私は他人と競ったり、人の上に立とうと思っていません。私とあなたは今日、一緒に練習しました。その時、あなたは接触(打撃)を経験しました。でも、けがはしませんでしたね。むしろ、自分自身の肉体と潜在能力に対する理解を深めました。それは私があなたを負かそうとしなかったからです。私は単にあなたに対し何ができるかを見せただけなので、あなたは今、良い感情しか持っていません。悪意はないですよね。」

Q.まったく、その通りです。では、そうした謙遜の気持ちで状況に臨めば、戦いのプレッシャー自体を消すことができますか?


A.「自負心は確実にプレッシャーを高めます。私は生徒と練習する時、最善を尽くします。例えばある日、ナイフで切られてしまったとしたら、私はもっと一生懸命練習しなければ、と思うでしょう。もし神がその時に私の命を取り上げず、学び続ける機会を与えて下さるのなら、わたしはその機会を掴み、全力を尽くすでしょう。(笑いながら)事実、私はナイフで切られた経験があります。」

 ザ・システマ・マスタリー・セミナー Vol.1 by ミカエル・リャブコ

https://www.youtube.com/watch?v=yp_1S3Omdx8

https://www.youtube.com/watch?v=D3i43dJXlW8

https://www.youtube.com/watch?v=n9e3mlq9M7E

https://www.youtube.com/watch?v=yW1MeGwf9QM

https://www.youtube.com/watch?v=x4La83sxPyc

その1

最初に、会場から若い人を指名して前に出て来ました。

背中からミカエルさんが片手で肩を叩くとその場に崩れて床に俯せてしまいました。

その方の感想では、痛くなかったとのことでした。

他の二人の人も同じでした。

甲野先生は、このワザをみただけでも本日のセミナ-に参加した価値があると。

その2

肩こりや腕の回転が楽になる方法として真剣で腕に

当てることです。実際に甲野先生は、参加者の2,3人に試して見ました。

僕は、前回の講演会で見ていたので驚きませんが、当日は皆さんびっくり。

万一間違えば腕が切れて仕舞います。

日本刀と人形は、怨霊が乗り移ると言われて甲野先生は、新しく造ったそうです。

ミカエルさんに持って貰って良かったと甲野先生。

刀には、それを手にした心が伝わり宿るのでしょうね。

その3

その真剣をミカエルさんは、いとも簡単に振り回しました。

参加者の一人を指名して前に出てきて、

その方に日本刀で切りに行きます。

その若者は、体をかがめたり避けたり頭を低くしたりして避けます。

見ている人はハラハラどきどき。

終わっての感想では、怖くなかったとのこと。

他の人も同じように。

初めはやらせかと思いましたが、それは違っていました。

ミカエルさんは、日本刀を自由に操ることができる上に、

相手の動きが読めるのではないでしょうか。

本や話でいろいろな秘術の話を聞きますが、

実際に見たのは始めてです。

会が終わってミカエルさんを追いかけて写真をお願いに行きました。

最後に握手をしていただき、がっしりした手とその力強さに感動しました。

 温和な方で優しいおじさんでした。

   

その4

甲野先生の手裏剣を最後に見せて下さいました。

近くでも離れていても手裏剣は真っ直ぐに飛び的に刺さります。

YouTubeで見ていましたが、目の前で実際に見ると凄すぎます。

 

甲野先生は、

妙好人の話をされました。

先生の日本人の持っている素朴さに心が惹かれるのですが、

その意味がわかりました。

自分に正直であることを大切にしている。

一般に悪の心が克つことが多いが、

最後には逃げる場所はなくなると。

どこに隠れていても追いかけてくる。

人はだまされるかも知れないが自分は騙せない。

武道の心をお話になりました。

 

お二人を見ていて、真の武道とはが少し感じました。

素敵な東京の夜でした。

   

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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